人間風車

1998/12/01(火)
【トゥルーマン・ショー(注1)】

ジム・キャリーはイマイチ好きになれない俳優だったので、
あまり食指が動かなかったのですが、これはいい映画でした。

ネタをばらすもクソもなくて、
ご想像なさっているそのまんまの映画です。
巨大な都市セットに住む(それと知らない)トゥルーマンを、
世界中の人がテレビを通して観察しているという設定です。
この設定自体は、相当使い古されたネタです。

しかし、使い古されてるにもかかわらず、
逆に今だからこそリアルだってあたりがおもしろいです。

「のぞき」って、
テクノロジーの恩恵をもろに受ける「趣味」?なんですね。
「なすびの懸賞日記」(注2)とか、
「女子アナトイレ盗撮」(注3)とか、
インターネットでの「自宅生中継」(注4)とか。
と同時に「でばがめ」は、
人類の根元的な趣味の一つかもしれません。

そう思うと、これからのアレかなとも思うんですが。

余談ですが、「がんばれ‥‥」の企画を出したとき、
同時に「のぞき」の企画も出したんですが、
それは「はやすぎる」ということでボツになりました。

それから、映画的に言えば、監督も脚本家も頭がいいです。
2時間にならないネタなら、
2時間に満たない映画にすればいいという判断は、
できそうでできない判断だと思います。

「それでタイタニックと同じ料金とるつもりかかね」
なんていう、
営業系の困った意見がたくさん出てきたことでしょう。 

ゲームの世界でも、そうですからねぇ。
ホントに「でかいゲーム」をみんなもとめてるんですかねぇ、
とか、「でかい」方向には引っ張れないネタですよとか、
そういうのはなかなか理解してもらえない。
ムービーとか、隠しネタとか、マルチエンディングとか、
そういうので「でかく」しなさい、
なんて意見が当然のことのように議題にあがりますから。
他山の石です。

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注1:トゥルーマン・ショー
'98米/UIP 監督/ピーター・ウィアー 

注2:「なすびの懸賞日記」
日テレ「進ぬ電波少年」のコーナー

注3:「女子アナトイレ盗撮」
そういうたぐいのビデオが沢山あるらしい。
残念ながら見たことがない。
昨日どこかの校長先生もやってたと新聞に載っていた。

注4:「自宅生中継」
昔はやらせだったらしいが、
最近ではそうでないhpもあるらしい。
残念ながら見たことがない。

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