人間風車

1999/04/16(金)
【座っている者は、転んだ者を笑ってはいけない】

座っている者は、転んだ者を笑ってはいけない」
とはもちろん「なにもしないヤツには、
失敗したヤツを笑う資格なんてない」という意味です。

正確にはどこの国の格言かは知りませんが、
アメリカではよく言われているそうです。

あるアメリカのベンチャー企業の社長が、
日本のインタビュアーに
「(そんな事業を始めて)
失敗したらどうするんですか?」
と聞いたら、
「失敗なら、もう3度したさ」
と平然と答えていました。
どうやら、その人は、以前に、
会社を3つばかしこかしたらしいです。

失敗を恥としない価値観や、
そこからはい上がってくるバイタリティーも立派ですが、
なにより失敗してもリトライができる
アメリカのシステムがスゴイと思いました。


日本では、起業する際、
銀行の融資を受けます。
銀行は、起業者の不動産などを
担保にして融資しますから、
事業が失敗すると起業者自身の
財産がなくなってしまいます。

このシステムでは、
失敗したら裸になってしまうので、
大概の場合、リトライは難しくなります
(担保がなくなったので、融資が受けられない)。

いきおい、保守的なというか、
負けない(だけの)戦略になってしまうわけです。

一方アメリカでは、起業する際、
投資会社が「投資」してくれる場合が多いようです
(正確なことは知りませんが)。
アメリカ全土で、
10兆円のベンチャーキャピタル
資金があるといいますから、
驚きです。

で、事業が失敗したときは、投資がフイになる。
つまり、リスクは投資会社がおうわけです。
起業者自体の資産がダメージを受けない。
だから、リトライが容易にできる
(そうは簡単じゃないとは思いますが)、
どうもそういうことらしいです。

これでは、どうにも勝負にならんという気がします。

« カエルのCF | | たけしvsタモリ »