人間風車

1999/08/09(月)
【大魔人と特攻隊】

神風特攻隊って発想は、
戦果(国益)>人の命って価値観が
ベースにないとできないことですよね。

これは、明らかに間違ってますね。
別に人道的な意味だけで言っているわけでなく、
飛行機1台のコストと
(一流のパイロットを育て上げるコスト+彼の戦闘能力)
を比較したら、
間違いなくパイロットの命の方が
「高い」ってことになりますもの。

こういう「計算」が「経営者」にないと、
そりゃ負けますよ。

現に、大戦中、
アメリカではパイロット養成のコストを
当時のお金で1億円と見積もってたらしいです
(NHKの番組でやってた)。

なんたって1億円ですから、
それを失わないように
コックピット周りを頑丈に作るなど、
パイロットの命を守ることに必死になるわけです。

で、横浜の大魔人が手術です。

肘の故障は投手、
特にフォークボールを多用する投手の
職業病みたいなモンです
(と知った顔でいいますが)。

これに対して、
世間のみなさま(スポーツジャーナリスト)は、
わがままであるとか、利己的だとか、
傲慢であるとか、
つけあがらせた球団の管理がなってないととか、
そういう言ってます。

(ほんとに言ったかどうかは?だけど)
大魔人が「投げりゃ、いいんでしょ」って言ったとか。
そう言わせてしまう野球界ってのが、悲しいです。

そういう価値観って、
その特攻隊の時代と
全然変わってないと思うんですよね。

「玉砕の美学」って考え方は、
確かにアリだとは思うんですが、
使い方が間違ってるでしょ、って思うんです。

このシーズンのあといくつかの勝利と
大魔人という投手の今後の能力、
どっちがお得?って、
小学生にでも解ける問題でしょうに。

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