人間風車

2000/11/22(水)
【正統的なプロレスを見た】

「加藤さんには失望した」って声が多かったですねぇ。
ぼくも失望したけど。
でも、その失望って
「なんだぁ、それじゃあ、僕らと同じジャン」
っていう失望だとわかってないとまずいですよね。

自分たちが日頃、職場なんかで味わっている
「じゅくじゅたる思い」。
保身のために、意に合わぬ意見を口にしたり、
妥協したり、口を結んだり、
そういうのを見せつけられてしまった、
思い出させられてしまった、
ニガニガしさが、
あの後味の悪さの根本であることは、
ちゃんと認識しておかないとまずいなぁと
思いましたね。

スポーツ選手が、
自分たちにない超人的能力を
見せてくれるのと同じように、
我々が自分の人生の中で踏ん切りできないような
ことをスパッとやってほしかったですねぇ。
赤穂浪士のようにね。
それが私たちの「失望」の根本ですよね、
きっと。

それをおいといて、
「国民の信頼を裏切った責任は大きい」
とだけしか言わないのは、
いかんと思う(もちろん、
その責任は大きいという意見には賛成だけど)。
「まずは、罪を犯したことがない者から、
石を投げなさい」
とまではいいたかないですけど。

それはそうと、加藤さんは
「完全な敗北」といいましたね。
これはスゴイですね。
ただの「屁タレ」じゃない気がしましたね。
負けることができる、
負けたことを認められる人や会社って、
やっぱすごいですよ。
例えばPSがでたときのニンテンドウ。
ドライがでたときのキリン、
ちょっと前のトヨタ。
どこも負けを認めていたですよね。
負けられるというのは、
挽回の余力がある自信の裏返しとも言えますから。


それにしても、松浪君です。
久しぶりに政党的な、
じゃなくって正統的なプロレスを
見せてくれました。
加藤グループが棄権した時点で、
内閣不信任案の否決が確定して
しまっているわけだから、
あの「劇場」はあの時点でさぶかったわけです。
そこで機転?をきかせて、彼が場を沸かせました。
これは、プロレスラーならすばらしい
アドリブということになります。
レフリー(議長)のにぶい動きも
プロレス的には正しかったです。
「ヒグチみてんのかよー」
っておもわずつっこみそうになってしまいました
(議長は綿貫さんのはず、
なんてつっこまないでね、です)。
ところで、
彼は瞬間的にカッとしてああした暴挙に出た、
っていわれていますが、
これはあやしい気がする。

自分自身が瞬間湯わかし機だから、
よくわかるんだけど、
瞬間的にカッとしての行動なら、
コップを持ち帰ることできないですね。
どんなに左手の方が近かろうと、
そんな冷静に考える時間ないですから。
水をかけるというアイデア自体は、
彼のオリジナルかもしれないけど、
ちょっと場を乱してこい、
あおってこいという命令が出てたんじゃないかと、
で、彼は計算的にそれを実行したんじゃないかと。
だから、
十分手を持ち変える余裕があったんじゃないかと、
さように考える次第です。


ps:
じゃ、なんの意味で?
だって。あれは大成功ですよね。
新聞の一面がほとんど、
それに代わってしまったわけですから。
(それにしても、
そういう手に乗ってしまう
日本のジャーナリズムって、、、)


今のBGMは、the beatlesの1。
確かに名曲ばっかりだけど、
これといって感動もなし。

« お知らせなど | | 成功の定義 »