人間風車

2001/01/30(火)
【撒き餌としてのゲーム】

注文があってから作るっていうシステムは、
けっこうすでにあるものなのね。
メールでいただいた例。
タモリのジャングルテレビで
リクエスト次第で商品化するコーナー。
けっこう、こういうのふえてきているね。


たまたま新聞を読んでいたら、自費出版でも、
まずはインターネット上で公開して、
注文部数だけ印刷するっていう
オンデマンドってーやつですか、
そういう出版システムができつつあるみたいですね。
今までなら、
小ロット=製造コストが高い=採算性がない=ボツ
っていう公式だったんだけど、
注文数が明確+少部数用デジタル低コスト印刷術
=在庫リスクがない+採算性がある=できるじゃん、
ってなっているようです(自主出版ネットワーク)。
早く、本以外のブツについても、
こういう公式がなりたつようになるといいのになぁ。


一方、似たようなオンデマ方式で、
個人から作品をつのり、ホームページで作品を公開。
1作アタリ500円で発売、
売り上げの50%を著者に還元っていうモデル
(文芸社)があるみたいだけど、
この方式はどんなもんでしょー。
成功を祈るけど、
無理な気もするし、違う気もしますね。
なんていうのか、
こういうと古いヤツっていわれそうだけど、
いつの時代になっても本は紙でしょ。
ってことだと思う
(もちろん、全てのテキストが紙に写し取られる
価値があるとは思わないけど)。


余談ついでに。
アルクが自社の英語辞書を無料公開にしてしまった。
「サイトを販売チャンネルのみとして考えると、
ネット販売は成功しない」
っていうのは、正しい考え方だと思う。
TVドラマなどが、
広告のための強烈な撒き餌だというのと
同じことだと思う。
インターネット上でも、そろそろ、
そういう考え方が出始めたってーことでしょうかね。
となると、単に、「買ってください」
を連呼するだけのネット販売ビジネスは、
ますますきついでしょーね。


さらに、ついでに思ったこと。
テレビ上での撒き餌がドラマや映画や
ニュースだったりだとすると、
インターネットのそれは何か。
テレビ上での撒き餌にプラスして、
ツール(スクリーンセーバーなんかもそうだもんね)
とゲームかなぁと思ったりもする。
そういう意味でも、ゲームは、
買うものともらうものの2極化が
進むんじゃないでしょーかね。
映像で言えば、映画とテレビドラマもしくはCF。
そういう位置関係。
ゲーム屋さんでゲームを買うっていうのは、
映画「タイタニック」みたいなもんで、
たま~~のハレの出来事っていうことに
なるんじゃないでしょーか。
一方、形態やPDAやインターネットなんかでは、
撒き餌的ゲームがたくさん無料で遊べる。
(JAVAやFLASHの普及が、
そういう可能性をうんと高めている)
そうなる気がする。
そんでもって、そんでもって、
次のとんがったクリエイターが生まれる土壌って、
撒き餌的ゲームの方だという気もする。
映画よりCFを撮っている人が
輝いた時代があったみたいに。


ps:
すっかり忘れていたけど、
例の「インパク」にうちも参加してるんですよ。
わくわく農村ネット/アストロN

ゲーム「アストロノーカ」
のカードゲーム版って感じです。
よかったら、訪ねてみてみて。

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