人間風車

2001/03/23(金)
【困ったM君】

M君は困ったヤツだ。
たとえば、
洞窟探検にでかけたとき、
アクシデントで洞窟の入り口がふさがれてしまったとき、
「もうだめだぁ、俺たちは死ぬんだぁ!」
とむやみにみんなの不安をつのらせ、
だれかが岩をどけようとすると
「そんなことをしても無駄だ!
きっと、先まで埋まっているに違いない」
と協力もしない。
そして「こうなったのも全部、
言い出しっぺのおまえのせいだ。」
とリーダーを責め、
「だいたい、俺は洞窟探検なんて反対だったんだ」
と自分を正当化する。
ともかく「ダメだ。大変だ」
とやおら大騒ぎするだけで、
建設的な意見をいうわけでもなく、
脱出の手伝いをするわけでもない。
そんなヤツだ。
普段から、弱いヤツには強い、強いヤツには弱い、
いばったり、ぺこぺこしたり忙しいヤツだ。
ウソもよくつく。いい加減な話もする。
最低なヤツだとも言える。
でも、憎めない面もある。
話がおもしろいし、物知りだ。
いろいろな話を聞かせてくれる。
ずいぶんとタメになることもあるし、
下世話な好奇心も満たしてくれる。
情報通でもある。
それに、ちょっと責められると、素直にあやまるし、
猛反省しているようでもある。
だから憎めない。
ついつい、もすこしつきあってみるか、
という気持ちになってしまう。
でも、いっこうに、この性格は直らない。
困ったもんだ。
でも、よく考えたら、困らないようにするには、
こちらが気をつけていればいいんだと思う。
あいつは、そういうヤツだ、
あいつの話はその程度に聞かなくっちゃいけない、
って用心していればいい。
そう用心していれば、
そうカッカッすることも、
ハラハラすることもない。
いい加減な楽しいヤツってことで、
仲良くつきあっていけると思う。

もうお気づきのように、M君は「森川」ではなく、
「マスコミ」のことである。

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