人間風車

2001/08/02(木)
【車、故障】

車が故障した。
ぼくの乗っている車は、
車内温度を設定できるようになっていて、
車内の温度が設定温度より高ければ冷房が、
低ければ暖房が入り、
いつも設定温度になるように、
コンピュータが管理してくれています。
これは非常に便利です。
ところが、その車内の温度の測定が故障しました。
真夏の昼間なのに、
車内の温度は2度とかという表示になってる。
最初は馬鹿だなぁと軽く思っただけでしたが、
すぐにのっぴきならない状況だとわかりました。
車内温度が2度と思ったコンピュータが、
設定温度(24度)になるように、
暖房を入れだしたんです。
真夏の炎天下、
暖房を入れられると、ホント死にます。
壊れたコンピュータほど、
困ったもんはないです。
やっぱ、車は日本車だなぁ、、、。

温度つながりで思い出した話を一発。
上野正彦著『死体は語る』に書かれている話です。
雪山で遭難して死んでいる人の中に、
服を脱いでいる人がいるそうです。
どうみても、
暑いから脱いだとしか見えない格好なんですけど、
雪山で凍死ですから、
常識的にいって暑かったわけがありません。
不思議な話ですが、
どうも、こういうことらしいです。
暑いと感じるとき、
なんとなく体には温度計のような機能があって、
温度の上昇を感じ取るもんだ、
と思いがちですが、どうやら、体は、
外気温と体温との差を感じているようです。
体温が36度として、気温が16度なら、
20度の差があり、
気温が26度なら10度の差があるということです。
つまり、外気温と体温との差が小さくなるほど、
暑いと感じると。
暑い、暑いといっても
体温を超えるほどになることはごく希なので、
こうした簡易なシステムでも問題ないんでしょう。
さて、雪に埋もれると、
1時間に3度程度ずつ体温が低下していき、
27度あたりまで下がると死にます。
体温が下がっていくとき、その人にとって、
外気温と体温の差は、どんどん小さくなっていきます。
たとえば、外気温が5度で、体温が35度の場合は、
差は30度、体温が27度ならば、
差は22度となります。
先に説明したように、
「外気温と体温との差が小さくなるほど、暑いと感じる」
のですから、
こうなると、体温が下がるほど、
暑く感じることになります。
このため、死に至る直前の低体温の時、
その人は常温の時より暑く感じていて、
それでもって服を脱ごうとしたのでは、ということです。

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