人間風車

2002/03/18(月)
【泣きたい】

声を出して泣いたことなんて、
小学校いらいないんじゃないだろうか。
涙ぐむくらいなことは、たまにあるけど、
小学校を出てから、本格的に泣いたなんて記憶はない。
それはハートが強いとかそういう理由ではなく、
泣くに限らず、笑うでも怒るでも、
感情をうまく表せないという困った性格によるものだ。
ともかく、悲しいとかつらいとか、
悔しいとかで泣くことはない。
どうも、苦手なのだ。
カッコワルイとか、男らしくないとかそういう理由ではなく、
泣いて辛さが紛れてしまうのがイヤなのだ。
怪我の痛みを和らげるような麻酔みたいなのはイヤなのだ。
痛いなら、痛い。辛いなら辛い。
それらはウエルカムな感情じゃないけど、
身に起こってしまった以上は、じっくり味わいたいとか、
どうも、そういうふうなのです。
断食とか禁煙するときに、禁断症状の怖さ、
辛さを期待してしまうところとか、
我ながらマゾっぽいなぁ。
それはさておき、そういう辛い感情で泣くことはないけど、
感動で泣いたというのは、
最近でも何度かあった(といってもすごく少ないと思う)。
2年くらい前のリングスの田村vs高坂戦とか、
田村亮子のオリンピック決勝戦とか。
映画だと、東映オールスターの「忠臣蔵」とか
「スウィート・スウィート・ビレッジ」とか。
最近では「グリーン・マイル」とか。
それでも、それ以外で、
世間が泣けるという映画でも泣けないし、
だいたい、そういうお涙ちょうだい系の映画は嫌いだ。
ところが、最近、たまに思いっきり泣きたい、
泣かされたいと思うことがあるので、ビックリ。
もちろん、辛い涙ではなく、
感動の涙を流してみたいという欲求。
どうして、こんな欲求が生まれたのか、
全くもって不思議だけど、
一人癒し系とでもいおうか、
泣く快感ってのが、
少しわかってしまったというのがあるかもしれない。
(よく泣く人って、
やさしいとか感受性が豊かっていうより、
泣きの快感が好きな人じゃないのかなぁ、
なんて思ったりもして)
今では気に入った映画は、
ほとんどDVDで買ってしまうので、
(だって、映画館で2回見るより安いんだもんね)
映画館など、人前で泣く照れくささも、
ないっていうのもあるかもしれない。
ということで、深夜のアマゾンで、泣ける映画を探している。
「ショーヤンクの空に」はダメでしたねぇ。
「グリーンマイル」のような大人のおとぎ話に自分は弱いって
思っていたんだけど。
悲劇系はもともと泣けないのがわかっているし、
「ミツバチのささやき」とか
「マイライフ・イズ・ア・ドッグ」みたいな、
感動的ではあるんだけど、
空想性がないものもダメだしなぁ。
自分の泣けるツボっ探してのは、意外にむつかしい。

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