人間風車

2002/06/13(木)
【アルキメデスは机の前でユリイカ!といえただろうか】

「eureka!<ユリイカ>」とは、
「浮力の原理」を発見したときの有名なアルキメデスの言葉で、
ギリシャ語で「我発見せり」という意味です。
(以下にエピソードを書いておきました)
最近よく思うのが、アルキメデスは風呂なんかに入らず、
ず~~っと机に向かっていたとしたら、
果たして「浮力の原理」を見つけることができただろうか、
ということです。
ベンゼン環の発見
(ベンゼン分子が6個の炭素からなる
6角形の輪の水素がくっついている事)も、
ケクレ博士が連日の徹夜でつい眠ってしまったときに
見た夢ー3匹の蛇はお互いに噛みつき、
6角形の輪になって回っている夢ーが
をきっかけになったという話も有名ですし、
エリアス・ハウという人は、
先端に穴のあいた槍を持つ人に
囲まれる夢を見てミシンを発明したらしいですし、
アインシュタインも、ベッドの中でうつつの時に、
相対性理論の発想を得たと言われています。
いずれの大発見もリラックスしているときに生まれているってーのは、
興味深いです。
こうした歴史的発見と並べるのはおこがましいですが、
自分的にイイアイデアって、机の前にいるときより、
散歩中とか風呂やトイレの中とか、
パチンコ中とか寝入る直前とかが多い気がしますね。
(だから、ぼくにとって散歩もパチンコも風呂も仕事のうちなのだ!)
と思って調べてみたら、
科学的にも証明されているみたいです。
ひらめきとは、人間が突然または一瞬のうちに言葉や理屈ではなく、
視覚的なイメージによって浮かび上がる事柄であり、
物事に集中している、
休息しているときに浮かび上がりやすいらしいです。
集中時と休息時ってのは、
なんとも極端に正反対な状況!と思ったら、
物事に集中している時は、脳の活動が活発になる。
特に論理的な思考をしている場合は、左の前頭前野が活性化、
その状態が続くと脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足する。
視床下部がブドウ糖不足を感知すると、
脳下垂体からペプチドホルモンが放出される。
その後、
糖質コルチコイド(体内の糖質の代謝を促進する物質)が働いて、
体のすみずみにブドウ糖が運ばれ、リラックス状態となる。
更に、リラックス状態を脳幹が感じ取り、
A10神経からドーパミンが分泌される。
このドーパミンが右脳を活性化させ、脳の前頭前野全体が活発に働く。
これらはまさに催眠状態。
ということで、
なんと集中時と休息時の脳の状況は近いってことなんですね!
下手な考え休むに似たりと言いますが、
一生懸命な考えと休むは似たりなんですねぇ。
ただ、心理学の本などを読むと、
ひらめきとは、無意識下ですでに見つけているモノが、
常識や先入観といった
意識上の抑圧がゆるんだとき(リラックスしたとき)、
ふっと意識の上に浮上してくる現象ことってことらしいです。
つまり、意識下ですでに見つけている、
ひらめく以前に、
一生懸命やって
(見つけて)いるという前提が必要と言うことですから、
残念ながら、なんの努力もせず、
風呂に入ったり寝てれば良いアイデアがひらめくかっていうと、
そんなことはないってことですね。

<アルキメデスのエピソード>
ある時、
国王は自分の王冠が
本当に純金製かどうかをアルキメデスに尋ねました。
アルキメデスは丸1日考えましたが分かりません。
ところが、共同浴場に出かけてお風呂に浸かった時、
お湯が溢れるのを見てある考えが閃きました。
王冠と同じ重さの金と銀をそれぞれ水槽に入れて溢れる水の量を計れば、
王冠に混ぜ物が入っているどうかわかるのではないかと考えたのです。
王冠が純金であれば溢れる水は金と同じになり、
銀が混ざっていれば溢れる水はもっと多くなる訳です。
この考えを思いついたアルキメデスは喜びのあまり
「eureka, eureka! エウレーカ見つけた!」と叫び、
着物を着るのも忘れ裸のまま家まで飛んで帰ったそうです。
この出来事により、
浮力の原理である「アルキメデスの原理」が発見されました。

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