人間風車

2002/06/28(金)
【日本人っていいかも】

ブラジルvsトルコ戦の視聴率は40%を越えたそう。
きっと3位決定戦も決勝戦も、おなじように応援することだろう。
とっくの昔に自国チームがいなくなったのに、
こうして一生懸命応援している人たちってイイかもと思う。
ホストとは、本来「もてなす」という意味であって、
わざわざ来てくれる各国の選手をもてなす、
応援するってーのが本来の「役割」であり「責任」であると思う。
けっして、自国でやる「有利さ」「便利さ」を
期待するものではない気がする。
自国が出ない試合には応援にいかない、応援しない、
感心もみせないとか、
戦う相手のファインプレーにもブーイングを飛ばすとか、
試合後相手をたたえないとか、
他国同士の会場に行って自国の応援(国家を歌う)とかいうような、
ホストとしてのマナー違反がなかったのは、すばらしい。
時間や約束にルーズな「お客」にぶーぶーいいながらも、
いざ試合が始まると村をあげて応援するとか、
帰るときでもみんなで見送りするとか、そういう姿もよかった。
きっと日本に来た人たちは、みんな満足して帰ってくれたことだろう。
安全と快適さ、それに愛情、
それを「お客」に与えることがホストの役割だから、
そういう意味では、日本はホントにいいホストだったと思う。
と少しうれしくなった。
日本チームが予想以上にがんばってくれたことと相まって、
サッカーのことを考えているときは、
ほんとに幸せで元気な気持ちになれる。
久しぶりに、日本人っていいかも、と思えたのが、うれしい。
日本は安全だし、ホスティングもうまいし、
地理的に狭いので選手の移動も楽だろうし、
几帳面だから、チケット販売なんかも、
最後の一枚までしっかり管理し売れるだろうし
(カードの印刷もきれいだろうし)、
いっそ、これからずっとWカップは日本でやればいいのに(笑)。
相手に押しつける力というのは、
強くて積極的で優秀な力に見えるのに対して、
相手を受け入れる力というのは、
弱くて消極的で劣等な力に見えてしまうけど、
決してそんなことはないはずだ。
やさしやや誠実さや博愛精神は、
外交やビジネスの場では無力かもしれないけど、
普段を生きる上では、とっても強い力となる。
誰かの財布を拾ったら交番に届けるなんていう精神は、
ある意味、人類の究極の価値観に達しているとさえ言える。
(あてずっぽだけど、きっと聖書なんかも、
それに似たことせいと書いてあるんではないだろうか)
ちょっと経済的にダメになると、
すぐ「こういう弱さがダメだ」みたいな言い方をする人がいるけど、
それはどうかと思う。
いい悪いを別にしても、
日本人は本来的にそういう性格なのだから仕方がない。
無理をして、西洋式の剛力を駆使しようとしても、
西洋人のそれにはかなうわけがない。
歴史が、適性が、違いすぎる。
ならば、
この性格を活かすオリジナルな戦略を編み出すべきだと思う。

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