人間風車

2002/07/24(水)
【むかし、火の玉を見た】

いやあ、驚いた。そういうことだったのくぁ。
これで声を大にして言える。
「あたしは、20年くらい前、火の玉を見ました」
(UFOとか火の玉とか見たというと、友達がいなくなるっていうか、
別の友達が増えそうだったので、ずっと言わないでいた)
どうやら、昆虫界では有名な話みたいなんですけどね。
昆虫学者の故春田俊郎氏は、ある夜、
山でガの採集中に火の玉に出合った。
氏は、(何を思ってか)それを追いかけ、
なんと持っていた捕虫網で捕まえてしまった。
網の中でなお青白く光っているブツをのぞいてい見ると、
なんとユスリカ(蚊の親戚みたいな昆虫ね)の群であった。
なんでユスリカが光っていたか。
それは彼らが、発光バクテリアに寄生されていたかららしい。
ご存じのように、
ユスリカは「蚊柱」と呼ばれるような
大きな集団を作って飛んでいることがある。
この発光バクテリアに寄生されたユスリカの「蚊柱」が
火の玉の正体だというわけだ。
発光バクテリアに寄生されて弱っているユスリカ達の飛行が、
これまた火の玉っぽいのだった。
いやぁ、戦後すぐこんなことがわかってたんですねぇ。
何もプラズマがどうのとか(by 大槻教授)、
そういうややこしい話でもなかったのですねぇ。
こういうことを学校は教えてくれなきゃ。
いやあ、ちょっと感動。
というわけで、ぼくが見たのも光る「蚊柱」だったんすね。

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