人間風車

2002/08/16(金)
【個人フィルター】

インターネットの普及で、
私たちの情報ゲットのコストは下がっただろうか?
イエスでありノーである。
たしかに、インターネットには、
無料で有用な情報がいっぱいいっぱいある。
(有料であるにしても、本やビデオよりは割安)
しかし、あまりにありすぎるため(しかも玉石混合なので)、
ほしい情報を探し出すためには時間がかかる。
つまり情報自体のコストは小さくなったが、
それを探す時間的コストは大きくなっている。
もう、自力だけで自分のほしい情報を探すってのは、
骨が折れる作業になりつつある。
となると、誰かに集めてほしくなる。
誰かの集めた情報で間に合わせたくなる。
そういう欲求が強くなってきてると思う。
少なくとも、ボク的には。
いわゆる情報誌みたいな情報紹介メディアてのがあるけど、
それらは、
なるべくたくさんのコンテンツを取り扱うってのが基本姿勢だから、
こうした欲求には見合わない。
しかも、
受け手よりも情報提供者の顔を見ながらのコンテンツ紹介になるから、
批評は甘くなり、結局あまり役に立たなかったりする。
例え、毅然とした公平なチョイスだったとしても、
たくさん売れることを考えると、
どうしても全方位的なアンテナでとらえることになるだろうから、
あたしにピッタリなんていう
ピンポイントでフィットするってのは難しい。
となると、個人の顔が見える、
私利私欲私感的紹介メディアってほうが都合がよろしい。
ピーコが紹介する映画なんていうのも、
こうしたスタイルの紹介である(面もある)。
ピーコという感性フィルターを
通り抜けた映画だけが紹介されるわけだから、
かなりフォーカスが絞られた紹介になっている。
まだ汎用的すぎるっていう意見もあるだろうけど、
このあたりが商業的にはギリじゃないんだろうかと思う。
ただ、映画なら年間本数もたいしたことないだろうから、
こういうスタイルでいいだろうけど、
ゲームとか本とかになったら、
もっと絞られた収集と紹介でなくてはならない。
まして、インターネット世界のニュース、
日記、HPなんてなったら、
これはもう、
かなり絞られた濃い個性のフィルターがかかっていないとダメだろう。
となると、10人、100人単位の同感者しかいない世界になっていく。
この数字はITビジネスを考える人を落胆させる数字だけど(笑)、
それでいいのだ、それしかないのだ、それでこそ楽しいのだ、
ということなんでしょーね。
つくづく、インターネットの普及とともに
「最大公約数的大量」であることの価値は、なくなったなぁと思った。
インターネットはワールドワイドなメディアだけど、
同時にローカルミニマムなメディアでもあるんだなぁとか思ったりして。
早いとこ、ビジネスモデルもそれに合わせたものにしてかないとね。
残念ながら、完全にボクにフィットしているというわけではないんだけど、
(たまたま知り合いのところで紹介されていたので)
こういうニュース収集サイトみたいなのは、
これからもっと重宝になるんだろうなと思た。
三流ニュース
http://www.memorize.ne.jp/diary/05/76202/index.html
きっと、いっぱいあるんだろうけどね、こういうサイト。

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