人間風車

2002/08/22(木)
【ただダウンロード】

ダウンロード販売にするか、パッケージ販売にするか、
pcゲームの場合だと、そのどちらの売り方もありうる。
どちらも、一長一短であり、どちらが優れているってわけではない。
ダウンロード販売にすれば、
パッケージ、ROM制作のコストが抑えられる。
また、流通コスト、小売りのマージン分のコストも削れる。
在庫に悩むこともない。
年中無休、自分の家で買える。
バグが出たなどの最悪の場合、データの更新が容易である。
ただ、データ量はかなりになるので、
ADSL以上の通信環境を持っていないと、
ダウンロード時間がとんでもないことなる。
また、発売と同時に多数の人が手に入れる
(ダウンロードする)のもむつかしい。
なによりも、モノとしては何もないっていうのが寂しい。
(実は、ずっと自分のゲームはパッケージの制作まで深く関わってきた。
 基本的にはそういうブツが好きなのだ)
コピープロテクトもパッケージよりはむつかしくなる。
また、ずいぶんとそうではなくなってきているだろうけど、
基本的に、日本人は無形のもの(ソフトとかアイデアとか)に
お金を出すことにあまり慣れていない。
パッケージなら、
抵抗のない額でもデータ「だけ」に同じだけ払えるかというと、
ちと不安になる。
一方、パッケージ販売はブツとしての楽しみはある。
作ったぁ~~という気分になれる。
ただ、上のコストや在庫リスクの問題は頭が痛いし、
昨今の不況下で、
有名ゲームでないゲームを小売りが買ってくれるかという問題もある。
仮に置いてくれたとしても、
ぼくらがユーザーとして望んでいる人たちが、
pcゲームコーナーに行くとは思えない。
となると、ほぼダウンロード販売のほうにアドバンテージがありそうだ。
基本はダウンロード販売、もしブツとしてほしいという注文があったら、
そのたびにオンデマンドでブツとして販売というハイブリッドでいくか、
ダウンロード後、+αでノベルティーみたいなのが
買えるとかでもいいかもしれない。
もしくは、本屋に置かない資料集とか。
それだったら、かえって、
受注後生産の手作りっぽいアイテムのほうがよかったりもするかもしれない。
ただ、ぼく個人としては、さらに「無料」ダウンロードを提案したい。
あるいは、1パッケージに5枚のROMが入っているとか(笑)。
ネットワークゲームなので、課金サービスに入らないと遊べない。
だから、極端な話、アプリ自体はタダであってもいい。
(もっとも、課金サービスだけで採算を合わせるにはかなりきついのだが)
コピーされまくってもいい。
むしろ、かっってにコピーしてくださいとする。
雑誌の付録になっていてもいい。
他のソフトに無料でバンドルされていたっていい。
道ばたに置いてあってもイイ。(うそ)
ゲームを買ってもらっていない人でも、一部ゲームが遊べて、
その結果(手に入れたアイテムとか)が、
ゲームを買った人にプレゼントできるとしてもいい。
とさえ思う。
アジアまでをターゲットとして考えたとき
(どうせ、海賊版が出てしまうので)、
それでも採算があう方法は?と考えを進めた方が現実的であるとも思う。
んが、こうした考え方は、
オモチャ商売がベースとなっている業界的価値観からすると、
まだまだラジカルな話に聞こえてしまうようだ。

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