人間風車

2002/08/23(金)
【法医昆虫学】

唐突に。
ちょっと古い本になるけど「死体は語る」は、おもしろいですよ。
(というと被害者の人には申し訳ないか)
例えば、夫婦で焼死していたことがある。
検死官は、その状況(重なり具合だったけかな)を見て
夫の方がちょっとだけ早くなくなったと判断し、
そのように報告した。
これが問題になってしまった。
夫婦には子供がいなかったので、
夫が死んだ直後に夫婦の財産は全て妻に移った。
(もっとも、その後すぐに亡くなってしまうので、
法律の上の解釈としてだけだが)
そして、妻が死んでしまう。
この夫婦には子供がいないので、
妻が受け取った夫婦の財産は妻の親のものとなる。
と法律的な流れではそうなるらしい。
これに、夫側の親が怒った。
つまり、夫婦が同時に亡くなったとすれば、
両方の親が財産を受け取れたのに、
ちょっと細かく報告したために、
そういうややこしい事態が発生してしまったのだ。
今読んでいる「死体につく虫が犯人を告げる」も、
なかなかおもしろい。
(あ、死体つながりで読んでいる訳じゃなくって、
「虫」つながりで読んでいるんですからね)
死体につく虫というのは、いろいろな種類の虫がいて、
来る目的も違えば、たずねる「場所」も違うし、
たずねる時期も違うらしい。
(ちなみに、最も早いのはクロバエの仲間で、
仏様になってから10分以内でやって来るらしい)
こうして、死体が見つかったとき、そこにいるた虫の種類や、
その虫の成長段階を調べることで、
その仏様が死後どのくらいたっているか、
どこで亡くなったか(その場所場所で固有の虫がいるので、
ある程度、別の場所で殺害して運んできたとかがわかるらしい)、
殺害方法はなにか(傷口にたかる虫の種類からわかるらしい)、
とかがわかるらしい。
こうした学問を「法医昆虫学」というらしくって、
立派に確立している検死術のひとつなのだ。
って知ってたですくぁ?
いやぁ、ちょっと気色悪いけど感動した。
それにしても、この本でも、
楽しみながら仏様からの昆虫採集している描写が多く出てくるんだけど、
どうなっているんだろうね、この人達の感性は(笑)。
と、最近、こういう話ばかり自慢げに話すので、
きっと周りの人は、
ボクのことを同じようにあきれられているのかもしれない(やばい)。

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