人間風車

2002/12/06(金)
【青空の下で×××】

朝方の教育テレビなんかで、
BGVとして
ヨーロッパの草原なんかが映ると微妙な気持ちになる。
学生の頃だからもう20年くらい前のことになるんだけど、
いまだにそのときの微妙な気持ちがわき上がってきてしまうのだ。
大学時代の友達でXというのがいた。
彼とは同人誌を一緒に作るような仲だったので、
マンガとか映画とかデザインとかそういう話はよくしたけど、
女性の話、エロの話、
自分の体験話なんてのは全然話したことがなかった。
どっちかというと、彼とそういう話になるのはちょっと勘弁、
みたいなところもあった。
別に強い理由があったわけではないけど、
イイ意味でも悪い意味でも
彼とそういう話題はフィットしないと言うか、
彼のその手の話を聞くとおもうだけで
ぼくと彼の間の会話に
そういうテーマが入ることが気色悪いというか、
ともかくノーだったのだ。
ある日、彼が寮の部屋に遊びに来た。
なんだかんだ雑談をしていると彼が唐突に
「おれは、真っ青の空の下、
燃え上がるような緑の草原のまっただ中でセックスがしたいんだ」
といいだした。
意表をつかれたぼくの脳内で、青い空、燃え上がるような草原、
そこに横たわる裸の彼と女性、、、
という描画が瞬間的に完成してしまった。
(こういうときばかりは、絵を描く能力ってのは災いする)
不幸である。冗談じゃない、気色悪すぎだ。
全記憶を失ってもイイから、今のシーンは忘れたいと思った。
がしかし、時すでにおそし。
彼の中にうずまく、そのちょっときっつい性の欲望を、
強制認識させられてしまった。
以来、20年。
いまだに草原のシーンを見ると、その映像が浮かんでくる。
本来なら美しくすがすがしい草原の絵が、
ぺこぺこ動く彼の裸の尻というおぞましい映像と
合成されて目に入ってくるのだ。
悪夢といっていい。呪いといっていい。
ってことで、これを読んだ人も今日からそういう目に合うのだ。
とちょっとリングっぽい。

ムームーの小物達#15 某クマのぬいみぐるみ

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