人間風車

2003/05/26(月)
【便利とは】

新しい包丁を買った。
軽くて切れ味がよく錆びにくく
重心の位置も人間工学に基づいて設計されているという
科学の申し子のような包丁なんだけど、
どうも手になじまないなぁと思っていたら、
やっぱり指を切った。
指というか、人差し指の先をそいでしまった。
おかげで人差し指の爪はほとんどなくなってしまって、
その下の皮膚が露出。
出血は少ないものの、
爪の下がこんなに神経がいっぱい走っているとは!
と実感させられる痛さでR。
指の側面ならまだよかったんだけど、先なもんだから、
指がどっかにぶつかるたびにずきんと痛い。
普段意識していないけど、
人差し指の先ってけっこうよくいろんなところにぶつかる
んだなぁと改めて認識させられる。

なんだろ、
道具ってのは少し負荷があったほうが使いやすい気がする。
ちょっと重いとかバランスをささえる必要があるとか、
瞬間の力がいるとか、
ちょっとした負荷がないとかえって使いづらいもんなんじゃないかと、
つまり道具側から存在性や生き様を主張してくる、
ちょっと「摩擦」があるくらいの関係の方が
「共同作業」をするうえではよいのではないかと
アフォーダンス的に考えてみたりする。
使い手にとっての
あらゆる負荷をなくす方向で道具を進化させるってのは、
案外間違いなのかも知れない。
これはゲームの設計についてもいえるんじゃないかな。

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