人間風車

2003/10/29(水)
【分業】

某プロデューサーと道々話をしていたら
「おもしろい企画を出してくれる制作会社がない」と嘆いていた。
新ハードに伴い新しい遊びを求めているのに対して、
既存のゲームと同じ遊び(あえて、らしい)とか、
移植だけをしたいという提案ばかりだということらしい。
それがゲーム業界全体の風潮なのか、
たまたまTプロデューサーが会った制作会社が
そうだったのかわからないけど、
N社のMプロデューサーもそんなこと言っていた気がする。
ゲーム業界も他業界同様、
塾のようなものを作って人材育成をするとか、
コンテストをするなどの努力をしているのだけど、
なかなかいい結果を生み出せないでいる。

それに対して、
そもそも、こんな狭い業界だけの中で
アイデアを募集していることが間違い。
他の業界からの知恵をいただくべき。
しかし、ゲーム業界って、
おそらく外から見るとブラックボックスに見えると思う。
どこに、どういうスタイルの
企画を持ち込んで良いのかわかりずらい。
というようなことを話した。
さらに、
例えば映画なら原作、脚本、制作、編集は分業になっている。
このシステムを見習うべきだ。
ゲームの企画は、原作、脚本に相当する。
しかし、ゲーム業界の場合、原作、脚本家が制作、
編集まで手がけるのが常だ。
ゲームの制作は1年から1年半程度かかる。
よって、次の企画を手がけるまでに1年以上の「待ち」がでる。
企画を生み出すのが得意な人とゲームに仕上げるのが得意な人は、
本来的にちがうはずだ。
だったら、企画が得意な人はそれに専念し、
制作を他にゆだねるというシステムをとればいい。
そうすれば、いい企画が生み出されるチャンスは増えるはずだ。
(うちはそういう会社になりたい)
といつもの持論を話した。
が、あまりピンとはこない感じだった。
なんでこんな大きな産業なのに、
旧態依然とした問屋制家内工業的な作り方しか受け入れないのか、
不思議で仕方がない。

こうなったら、自分で資金を捻出して、
上のシステムがいかに合理的であり実用的であるか証明したい、、、
のだが、先立つものがなさすぎる(涙)。

« 仲間集め | | すはみちれ »