人間風車

2003/11/07(金)
【gps2003】

今日(木)は、MTVの
「 G-spot」という番組の取材があった。
どんな番組かよく知らないんだけど、
前々から『くまうた』がTVに露出するなら、
MTVか「歌う天気予報」がいいと思っていたのでうれしい。
ついでに、くまの着ぐるみもうち(ムームー)に来たので、
さわり倒した。

20031107.jpg

明日っていうか今日
(早く寝ないと起きなくっちゃーいけない時間になってしまう!)
は、箱根で行われている
ゲームプログラミングワークショップ2003
という人工知能学会系の会合
に出席して、1時間くらい『くまうた』について話す予定。

最近とくに思うのは、
我々炭素系の知能とコンピュータ達のシリコン系の知能というのは、
「考え方」、「覚え方」が根本的に違うのではないかということだ。
ディープ・ブルー」の解の探査
や「アシモ」の運動制御、それに「google」のページ評価、
英辞朗」のデータベース生成、「SETE
のデータの分散処理な
どの方法を見ていると、
あまり学術的に感じないと言うか、
人間的でないというか、無脳っぽいというか、
知能じゃないじゃんって感じがする。
そもそも、われわれ生き物の脳の神経回路網は、
ミリ秒単位でしか伝播しない、ノイズを大量に含み、
時間に伴う減衰や遅延がある信号をつかっている。
おまけにチップ(細胞)自体がすぐに劣化し、数も限られている。
そうしたシステムが帰結しやすいような「考え方」、
「覚え方」をわれわれは知能と呼んでいる。
(勝手に神様もそういう考え方の延長にあると思っている)
一方、シリコンの脳は、
1秒間に地球を7.5周するほどの伝播速度をもち、
ノイズや減衰や遅延も少なく、巨大で安定的なメモリをもっている。
かような違いは「考え方」や
「覚え方」の違いとして現れてくるはずだ。
しかし、現在の人工知能の基本的なアプローチは、
我々の知性のあり方をシリコンの脳に移植しようとしている。
これは違うんじゃないか。
シリコンのシリコンなりの
「考え方」や「覚え方」を組み込むべきではないか。
そして、上の例はそうした考え方を
予言あるいは実現しているのではないか。
問題は、我々の脳がシリコンなりの「
考え方」や「覚え方」を思いつくのかどうかだ。

なあんてなことを人工知能の本家本元で言おうかな、
言えたらいいな、言えないとはいえない
くらいのつもりで望む所存だ。

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