人間風車

2004/07/20(火)
【小さいゲーム_続き】

「トラは死して皮を残す」というけど、
これからの時代、
「おとこは死してタネを残す」ということになりそうだ。
「死後の凍結精子で父子認知」
こうなると、
精子が男の「一部」か、
それとも夫婦の「共有財産」なのかとか、
そういうややこしい問題が発生する
(アメリカでは実際に裁判になっている)。
男性の一部なら、死んだ後精子の所有権は彼のみのものだし、
夫婦の財産なら、残された妻、あるいはわかれた妻にも
その所有や利用の権利が発生する。

精子は水分が少なく構造が簡単なので、
冷凍しても傷つきにくいので、
卵子のそれよりも冷凍保存が進んでいる。
冷凍保存コストも下がってきて、
そこら当たりの倫理観の閾値も下がってくれば、
みんな「一応残しておく」っていう時代がくるのかもしれない。

子供を産めないオスは、
自分の精子をより多くのメスに与えることが、
生きる第一義であるから、
いっぱい保存して、take freeにすることは、
分配の効率化とコストからいってかなり有効な手段となる。
ドナー登録感覚でそういうこともでてくるかもしれない。
もし今「あんたの精子がほしい」と言われたら、
みんなどうするだろう。
おれなら、、、(内緒)

小さいゲームが世に出にくいという事情は、
自分のスランプの一因になっている。
ふとそういうアイデアが浮かんだとき、
それをプレゼンしに行く自分の姿も同時に浮かんできてしまう。
それでなくても、うちのような企画を通すのは大変だ。
作るのも大変だけど、通すのもそれに劣らず大変なのだ。
どれとは言えないが、
企画を出してから通るまでに7ヶ月かかったものもある。
通らなかった企画も山のようにある。
死屍累々の状況だ。
それでもまだ、自分では企画が通る気がするから、
プレゼンに行くのは全然苦じゃないんだけど、
小さいゲームとなると、
面白いと思う自分と同時に、
企画が通らないと思う自分がいるので、
どうもプレゼンのためにまとめようというところまで、
気持ちまで盛りあがらない。
ふと通しやすいように、
アイデアを妙な方向にねじまげたり、足したりと
本末が転倒した考えが浮かんだり、
そういう気持ちになった弱い自分にがっかりしたりと
アイデアが全然まとまらない。っていうか進められない。
とスランプ状態なのだ。
そのくらい自分の中では小さいゲームしか
興味がなくなっているのか、
発想できなくなっているのか、
自分でもよくわからないけど、
とにかく自分にとって今の自分はやっかいな自分だ。

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