人間風車

2005/02/14(月)
【IT的帝国主義】

どーもM&Aという商売は好きになれない。
なんか一生懸命、
発明やら発見やら創作やら製作やら努力やら工夫やら
そういう地道で大変な仕事を否定されているというか
軽視されているみたいな気がしてイヤなのだ。
(きっとM&Aにもそういう苦労はあるんだろうけど)
うなりながら企画書をまとめている放送作家、
徹夜で編集作業をしているディレクター、
寒い中コンビニに買い出しに行かされているAD、
そういう人が、そういう仕事が、
ばかばかしく見えてしまうようなことになったら、
とてもイヤだ。

ホリ●モンは
「我々はファンドマネージャーのような
(買っては売りさばく)狩猟民族ではなく、
(長期保有を目的とした)農耕民族だ」
と言っているけど、
すでに育っているものを買うだけで、
種から育てようとしないんだから、
農耕民族とは言えないだろう。
狩猟民族か農耕民族かは別にして、
すくなくとも帝国主義だろう。
また
「我々がやらなくても1,2年のうちに外資が入って、
結局買収されただろう。
という彼の推測はおそらく正しいんだろうけど、
どーも
「おれがやらなくたって、誰かがやったに違いない。
だからおれは悪くない」
というたぐいの方便に聞こえなくもない。

彼のところの若い人が
(日●放送の株価があがたので)
「うっかり、含み益がでちゃいました」と
ちゃかした笑いをしているのを見て、
ああ、これを見た若い人たちが、
こういうのをカッコイイと思わないといいけどなー
と、おやじっぽいことを思ったり、
仕事帰りにタイマン申し込もうかと
わけのわからんヤンキー魂がわき起こったりした。

ま、クリエイターぐらいは、
このくらい拒否反応すべきだろうってことで(笑)

音楽ならシングルカットとアルバムという方法で、
1曲でも何曲かまとめたものでも買える(売れる)。
もうすぐ、物理的なパッケージなしに、
ネット上でデジタルで曲単位で買うことができるようになる。
本なら
短編集というものがあり、
映画でもオムニバスという形式がある。
ゲームにもそういうパッケージはあるっちゃーあるんだけど、
あまり一般的でない。
小さなゲームがたくさんというのはあるけど、
小さなゲームのバラ売りってのは聞いたことがない。
ユーザーは大きなゲームが好きだろうと、
小さなゲームが好きだろうと、
結局5000円近くのお金を出さないといけない。
ここらあたりはなんとかしてほしい。
小銭をポケットにゲームを買いに行く。
みたいなことが起こるとおもしろいかもしれない。

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