人間風車

2005/05/17(火)
【水は汲むから湧くんです】

どこだったか忘れたけど、
京都の茶道の家元の庭にある井戸の水は名水らしい。
いつもその名水を使ってお茶をたてるのだそうだ。
インタビュアーが
「毎日汲んで枯れてしまうのが心配じゃないですか?」
と質問すると家元は
「水は汲みから湧くんです」
と言った。
「そうだ!そうそう」と思った。
アイデアもまたしかりだと思ったのだった。
(京都の名水と自分のアイデアを同じと
思うあたりがとんでもなく不遜だが)
使わないと次がでてこないものだ。
アイデアが枯れるってのは、
たいがいアイデアを使う(消費)してないときだ。

今日たまたまテレビでアイデアの出し方みたいな小特集をやっていた。
ヒットアイテムを生んだ人のアイデアの出し方の秘訣みたいなのだ。
たくさんの人の意見を聞く(アンケートをとる)、
一生懸命血のにじむ思いで熟考する、
1つの言葉からの連想やキーワードを決めて世の中を見直す、
などなどの方法が紹介されていた。

う~ん、
「売れる」アイデアってのはそうやって「作る」のか!
と感心したり、違和感を感じたり、
どーりで俺のアイデアは売れないはずだと妙な納得をしたり。
そういやあ、
そうやってひねり出すとか作り出すとかしたことがないや。
感覚としては、
湧いてくる、出てくる、拾う、見つけるって感じだ。
(「ひらめく」ってのはホントよく言い表した言葉だ)
こういう漁師や猟師みたいな狩猟的方法なので、
締め切りが来ても
「出ないものは出ない」なんてことになってしまうわけだ。

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