人間風車

2005/08/04(木)
【精神的飢え】

精神的飢餓感という「亡霊」は、生涯消えないのかもしれない。
愛川欽也が言っていたけど、
戦時中の飢えを経験していると、そのあと、
いっくらおいしいものをたらふく食べても
「飢え」が消えないのだそうだ。
もちろん、胃袋は満足しているはずなのに、
子供の頃焼き付けられた脳の中の「亡霊」が消えないのだ。

ムームーの事務所の会議室は和室だ。
和室なので押し入れがついている。
押し入れの中にはボードゲームがいっぱいはいっている。
ぼくがボードゲーム好きなのが第一の理由であるのは
間違いないけど、
小さい頃、
おもちゃを買ってやるからとデパートに連れて行かれ、
結局買ってもらえなかった恨み、
何度も見た、
押し入れいっぱいにプラモデルが詰まっている夢、
そういう「飢え」が、
もう押し入れに入らないというのに、
遊びきれないくらいあるのに、
ついつい買ってしまう原因なんだろうなー、
もし押し入れがなかったらこうは買わなかったかも、
とか思ったりした。

今みたいになんでも手に入るっていう時代は、
子供たちは何に対して「飢え」を感じているのだろうか。
「飢え」を感じないことはいいことなんだろうか。
とか思ったりもした。

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