人間風車

2006/02/16(木)
【新しいユーザー#1】

N社の「新しいユーザーを呼び込む」という戦略は、
すごく成功したようだ。
ちょっと前まで、売れるソフトとは、
・続編や大作しか売れない
・きれいなグラフィックや十分なボリュームが必要
・有名な映画や漫画やスポーツなどの知名度をプラスしないとダメ
というのが「常識」として語られたけど、
全くの勘違いだと言うことが証明された。

今夢中でゲームをやっている人たちをターゲットにするのではなく、
まだやっていない人、もうやっていない人をターゲットにすれば、
それはそれでマーケットとして成立するはず。
というのは、別にN社だけで言われていたことでない。
開発の現場ではよく言われていたことだし、
ボク自身も何回も言ってきた気がする。

ただ、それで必要十分な形で出力できるかどうかは、
とてもむつかしい。
『大人の脳ドリル』がミリオンになったのは、
正直ショックだった。
ああしたツール系が受け入れられるはずとは思っていたが、
(思っていたので『福福の島』を作ったわけだけど)
ああいう骨格が見えるくらいの姿、スケール、ボリュームで
OKなんだというのにおどろいたわけだ。
必要十分というのは、足しすぎないという意味でもある。

「雑誌のような、ツールのようなソフトにしたい」
それには現実の世界に即した
占い、心理テスト、クイズ、うんちくなどがあるといい。
までは正しかった気がするが、
そのまんま(例えばメニューで選択するとか)の形じゃあ、
ゲームクリエイターの端くれとしてどーなのよ。
もう一ひねりして、
ゲーム的な世界に入れるくらいの工夫をしんと格好つかんでしょ。
と思って作ったのが『福福の島』だが、
それはまさに「蛇足」だったのかもしれない。

話が長くなりそうなので、明日続きを書きます。

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