人間風車

2006/09/14(木)
【ブログ炎上2】

この間、また一つ
いつも愛読させてもらっていたブログが炎上してしまった。
炎上する原因はいろいろある。
書いた本人の考え方、言い方が原因である場合もあるし、
読む側の理解力のなさが原因である場合もある。
この間炎上したブログは、
あきらかに後者が原因であると断言できる。
(今は「鎮火」しているので、あえてそのブログ名は伏せます)

こういう場合は主催者が気の毒でならないし、
同時に、
また一つおもしろい「読み物」が減ってしまったことに対して、
「あーあ、どーしてくれるんだよ」
と思わずにはいられない。
というのも、
炎上後のブログを見ているとだいたい、
1)ブログ自体が休止する
2)再開されるが、表現が非情に慎重になる
3)より、意固地にかたくなになる
のどれかの状態になり、
元のままで再開されることはまずない。
(もっとものことだ)
そして、どの状態になったとしても、
以前の輝きは失われてしまうので、
やはりブログは一度炎上すると、
「ほとんど死んでしまう」ということなんだろう。

もともと、
著名な人のブログの醍醐味は、
マスコミのインタビューなどで発信される
「慎重な対応」や「営業的な対応」じゃない、
素の姿や本音が見えるところにある。
そういう姿が簡単にしかもタダで!見られるというのが、
今のネット環境のすばらしいところだ。
そういうありがたいブログが、
軽率で短絡的な脳死的な反応で燃やされてしまうと、
残念でならない。

年上のジャーナリストが、
某巨大掲示板を「ゴミ箱」扱いすることがある。
これは対しての反論は、
ネットの世界というのは、玉石混合で、
確かにゴミや間違いも多いけど、
玉(有用な情報)もたくさんある。
また、そんなことは誰もが自覚している。
だから、
十把一絡げにゴミ箱扱いするのは間違いだ。
イイ悪いにかかわらず、
あるいは某巨大掲示板に限らず、
玉石混合の中から効率的に的確に
「玉」を取り出せる能力こそネット遊びの必須の能力だ。
といったところか。

確かにその通りになっていると思う。
ただ、
年配の「玉探しだし能力」の欠如と同じくらい、
ネット遊びをする方にも、
基本的な文章の理解力、コミュニケーション力
が欠如していることがある気がする。
(もちろん、そういう人がいる、という話であり、
全員がそうであると言っているわけではない)
こうした理解力の不足が原因で、
ありがたいブログを消失させてしまうとしたら、
それはとても不幸なことだ。

さらに、
これはどうやら日本人の伝統的な特質のようだけど、
集団になるととたんに凶暴、冷酷になるようだ。
戦争中の悲劇もそうだし、
集団リンチなんかもそうだろう。
集団の中で「個」を消して、集団の意にしたがう。
お互いのそれが相乗して、
各々のレベルを超えた凶暴性が生まれる。
そういう集団没個性的凶暴性が、
ブログの炎上に見え隠れしたりすることがある。
そう言うときは、
さすがにちょっとぞっとするものを感じる。
(そういう炎上は例外的で、
たまたま個別のたくさんの人が反応したため炎上する
ってことの方が多いんだろうけど)

ともかく文化遺産じゃないけど、
一度燃えてしまうと
死んでしまうかパワーダウンしてしまうわけだから、
お互い「火の用心」には気をつけたいものだ。
ましてや「放火」はやめてほしい。


※リンクは歓迎いたしますが、
部分的な引用はお断りいたしますので、
そのへん、一つよろしくお願いします。

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