人間風車

2007/03/19(月)
【井戸がかれる】

井戸がかれる。
つまり、アイデアがでなくなる。
物作りに携わってる人間にとって、
これほど怖い状況はない。

最初からどのくらの量があるのか、
あるいは、今の残量がわかればいいんだけど、
(ま、実際には良くないけどw)
それがわからないから、
余計に不安だ。

井戸は汲みすぎると枯れるんだろうか。
「魚の産卵」並とI氏にからかわれるオレとしては、
そうだったら超やばい。
汲みすぎれば、枯れてしまわないまでも
一時期でも井戸の水がなくなるところまで行くんだろうか。
幸か不幸か錯覚か、
今のところ、
「アイデアが出ない」という状況は経験したことがない。
むしろ、今は、洪水状態でうっとうしい。
(もちろん、水の「質」と「量」は別の問題だ)

こんなとき思い出すことにしているのは、
京都のさる茶道の家元の言葉だ。
この人の家には名水と言われる水がわく井戸がある。
いつも、この水でお茶を点てる。
アナウンサーが、
「そんなに汲んでしまって、枯れてしまうのが心配じゃないですか」
と聞くと
「汲むから沸くんどす」と答えた。
(どす、とは言わなかったかもしれないけど)
それを聞いて目から鱗というか、
とっても勇気づけられた気がする。
イイ言葉だ。

地下水の活動と脳の活動に共通点があるとは思えないけど、
怖がらずに、「汲むから沸くんだ」と自分に言い聞かす。
その心構えってのは、同じかもしれない。

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