人間風車

2007/03/28(水)
【点と点をくっつける】

こんなにみんなが「調べる」時代ってあっただろうか。
インターネット環境の整備と検索エンジンの発達で、
「調べる」ことがとても簡単になった。

んなのに、
昔、自分で調べることが大切と言ってた偉い人たちは、
ネットの「検索」ではダメだ、
辞書をひくという行為こそ大切。
という。
きっと、
言いがかりに近い主張だなーと誰もが思っていると思うけど、
本人たちがまるで無自覚であるのが痛い。

調べることで物事の理解を深めること、
理解を深めようと行動することこそ主題であって、
調べる手段自体は問題ではない。
文献を読みあさるもよし、
辞書を引くもよし、
物知りに聞くもよし、
ググるもよし。
どれも等価なはずだ。

ただ、何かを調べることによって、
点的な知識を得るだけだとそれはちょっともったいない。
点と点を結びつける力こそ大切であり、
1つの点を調べたことで、他の点とそれが結びついた!
っていう瞬間こそ、調べることの醍醐味だ。

うんちく芸に見られるような
点の知識をいくら集めてもあまり役に立たない。
もし、すごく点的知識が有用なら、
クイズ王が時代を動かしているに違いない。
直感とかひらめきとか推理とか整理とか洞察とか
そういう脳の働きは、
それまで無関係だった点と点がくっついた脳活動と、
(ちょっと乱暴だけど)そう言える気がする。

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