人間風車

2007/07/09(月)
【ペットボトル】

別にエコがマイブームになっている
わけじゃないんですけど、
そういう盲点って、
あるもんなんだろうなーと思ったので。

今回は『通販生活』の受け売りなんですけど、
ペットボトルの回収が、
意外にエコじゃないということらしいです。
他の県のことは知りませんが、
東京都ではペットボトルは、
資源として再利用されるために
別途回収されています。
きっと、
回収されたペットボトルは、
全てチップに砕かれ、
再びペットボトルの原料になっている。
そう思っていたんですが、
再びペットボトルの原料となるのは、
回収されるペットボトルの1割程度だそうです。
それ以外の9割は燃やされている。
その時の廃熱をかろうじて利用している。
その程度らしいです。
そうなっている原因はコスト。
回収からチップ化までにかかるコストが大きい。
石油から新たに作るに比べて、
回収して原料として再利用する方が、
うんと高いモノになってしまう。
故に再利用率が高まらないのだそうです。

資源を大切にすることや
安全で安心な素材を使うこと、
環境を保護することとコスト高は、
今の社会ではカップルのような組み合わせで、
例えば、
自然林を原料としない紙とか、
石油に依存しないエネルギーとか、
農薬を使わない有機野菜が高いとか、
それらを原料とした調味料が高いとか、
天然の魚が高いとか、
天然素材の家具や服が高いとか、
健康と安全は割高、
健康と安全は金で買うもの、
もうすっかり、
そういうものだということに
なっています。
効率化を極端まで推し進めた結果が、
現在の社会なわけですから、
それよりもコストを下げるというのは、
無理な話っちゃー無理な話でしょう。
コストとは回り回って、
私たちが払う対価や税金になるわけですが、
それは、
地球と自分たちを守るための
「必要経費」と考えるしかないでしょう。

で、ペットボトルの問題。
ペットボトルにまつわる高いコストも、
地球と自分たちを守るという意味では、
必要経費と考えるべきだと思うんですが、
(それ故、回収というコストをみんな
文句も言わずにやっているんだと思うし)
ペットボトルの再利用には、
回収したペットボトルの輸送
→選別→洗浄→粉砕→加熱→再加工
というような手順が必要になりますが、
このどの過程でも、
燃料としての石油が必要になります。
上の作業に必要な石油は、
1本のペットボトルについて、
ペットボトル4本分の石油が必要とのこと。
つまり、
ペットボトルを再利用することは、
新たにペットボトルを石油から作ることの
4倍もの石油を使ってしまうことになります。
そもそも、
石油資源を節約するのが、
ペットボトルの再利用の目的であるとすれば、
これは大きな矛盾となる。
『通販生活』のレポートはそう警告しています。

これは目から鱗っていうか、
資源再利用のむつかしさを教えてくれるというか、
かといって、
じゃーそんな再利用はやめてしまえというのも、
なんだか違う気もするしー、
むつかしいなー、ジレンマだなーというか、
資源再利用は良いことに違いない、
100%良いことづくめのはず、
という盲目的姿勢を悔い改めないといけないなーと
思った次第です。

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