人間風車

2008/02/07(木)
【未来を思い出せない】

「未来を思い出せないのはなぜだろう」
これはホーキングの言葉ですが、
過去を思い出せても未来を思い出せない。
つまり、未来のことがわからない。
物理的に言えば、
未来の情報が過去に向かわない。
時間が(我々の感覚からしたら)逆行しない。
それはなぜ?ということです。

何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、
ほとんどの物理法則は、
時間の値がマイナスになっても破綻しない。
つまり、物理的には、
時間がマイナスであってもいっこうにかまわないし、
そういう時間の流れもあるのかもしれない。
(時間というパラメータが1つ以上あることは
確認されていない)

ただ、
我々生き物は、
(我々の感覚からしたら)プラスの方向流れる時間しか
感じることが出来ない。
そういうものかもしれない。

プラスの方向流れる時間しか感じられないのは、
人間の「記憶」の生理的化学的仕組みと関係があるんだろ。
また、「エントロピーの法則」
(世の中、エントロピーは増えるばっかりという法則)
の時間の矢と同じ向きが、
我々の日常の体験が合致していることが関係しているんだろう。
ただ、
我々が感じている世界が世界の全てでないのは、
自明の理である。
3つの次元までの空間しかビジュアル化できない。
3つの色素(RGB)しか感じられない。
ある限られた領域の電磁波しか感じられない。
細胞より小さいモノが肉眼では見られない。
1/20秒以上の早いものは静止して見れない。
などなど、
人間の感覚器は他の動物と比べてもかなり精度が低い。
(情報処理が優れているだけ!)
ということで、
我々が感じられないことと、
この世界(宇宙)にないこととは、同じではない。

だいたい、
「空間」というパラメータが、
3つ(おそらくは最終的には4つ?11こ)の
次元(種類)があるのに、
「時間」というパラメータが1種類しか
存在できないというのも素人目には解せない。
(2種類以上あると、
持ち合わせの方程式がいっぱい破綻しちゃうと言われても)
1種類しかないとしても、
必ずしも前に進むだけじゃなくて、
前、後ろに方向を揺れながら進む可能性はないのか。
あるいは、
逆行する時間にのっかていたら、
その時間を使っている人たちには、
自分たちは逆行しているように感じられるんだろうか。
前に進んでいるようにしか感じられないんじゃないだろうか。
(外から見てる人にしか逆行しているように見えない)
だとしたら、
我々が仮に逆行している時間を使っているとしても、
今のように「時間は未来に進む」と感じることだろう。

よく「予知」する人っていうのがいるけど、
もし本当に予知出来る人がいるとしたら、
その人たちというのは、
逆行する時間を感じ取れる人たちなのかもしれない。

などなど、
「時間」というのはあまりに身の回りの物理量すぎて、
かえって理解がしがたく
不思議に感じてしまうのがおもしろい。

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