人間風車

2008/05/13(火)
【ついで買い】

CDを売って儲けるという
ビジネスモデル自体が、終わってきたんだよ」
ある音楽関係者の嘆きである。
情報(音楽)自体が売れないのか
モノ(CD)を売るという商売がダメなのか、
どっちなんだろう。

アメリカの07年度の「音楽」の売り上げは
1位はのウォルマート、
2位はiTunes Storeだったそうだ。
ウォルマートはスーパーマーケット!
さらに3位~5位もスーパーマーケットとのこと。
たぶん
スーパーマーケットでは、CDで売っているんだろう。
という現実を見ると、
音楽自体が売れないとか、CDが売れないというより
売り場所の問題であると言えるんじゃないだろうか。
わざわざCDショップまで出向いて買う。
という従来のスタイルに問題があるんじゃないだろうか。
食料品を買いに来たついで、
自宅のPC上で、
そういうお気楽な、ついでの購買スタイルが、
音楽を買うのに向いているのかもしれない。

この「ついで買い」とでも言うような購買スタイルは、
音楽だけのことだろうか。
ゲームショップまで買いに行かないと買えないゲーム、
本屋さんまで行かないと買えない本、
そこも同じ悩みと解決案があるような気がする。

じゃー、スーパーマーケットで売ろう!
だろうか。
日本ではスーパーマーケットじゃない気がしないでもない。
日本のエンターテインメントの購買層が
10代後半~20代前半に偏っていることを考えると、
日本の場合は、コンビニかもしれない。
ただ、本はすでに売られているけど、
ゲームの場合、問題もある。
コンビニで支払う平均額というのはとても小さい。
オニギリ1個、2個の世界だからだ。
だいたい、
1人1回600~700円が平均購買額だそうだ。
そんな場に4800円の商品を置くと
とんでもなく高い商品に見えてしまう。
そうだと
理屈では納得していても心理的抵抗が大きいだろう。
(実際、デ●・キューブとかは
あまりうまくいかなかったようだし)

値段的に折り合いが付くところまで
ゲームの値段を下げられるだろうか。
これまた従来のパッケージ物だと無理だろう。
PSPのアーカイブ、WiiWareのような商品なら
値段的に折り合いが付くかもしれない。
ただ素のデータなので持ち帰りができない。
メディアに保存する必要がある。
データライターを設置する必要がある。
障壁は大きい。

ともかく、
わざわざ買いに行くというよりついでに買う
何かにつけ、そういう時代なのかもしれない。
内容にしても値段にしても置き場所にしても、
そういうところを狙える設定にしないと
いけないのかもしれない。

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