人間風車

2008/05/30(金)
【メディア的鎖国】

NHKがYoutubeに門戸を開いた。自社のコンテンツが
Youtubeに使われてしまうのを
逆にYoutubeを使ってしまえということだ。
守るより使えは、
正しいというか
合理的に考えてそれしかないというか、
そういう気がする。
そういえば、
PS3の『トロステーション』も
たしかYoutubeへ映像出力できるようになったっけ。

インターネットの性質上、
流出の完全なプロテクトはむつかしい。
デジタル・コンテンツにおける
コピープロテクトの問題と同じだ。
「ダビング10」棚上げ問題などがそれに当たる。
日本はどうも
「使われてしまう」という
危機感の方が強すぎて、
合理的な判断が下手なような気がする。

特にゲームにおいては、
Youtubeはかなり活躍している。
買おうかどうか迷っている作品、
行き詰まっている作品、
そんなゲームに対しての情報をタダ!で教えてくれる。
個人的にも、
X箱のゲームを「アジア版」で
買うようなことになっているので、
Youtubeは大いに役立っている。
(なんせ、まわりで誰もやっていないし、
攻略本も出てないしで、、、)
ありがたい。

ネタバレといった危険性はたしかにある。
しかし、
5000円以上もする高価な商品を
お試しも出来なくて、
パッケージとよくてCMだけの情報で買え
というのはけっこう無茶な話である。

1つのハード内から一切情報が出ていかない、
というメディア的鎖国は、
今の時代には合っていないような気がする。

昔からそういう議論はあったが、
うまくかなえてくれるメディアがなかった。
Youtubeの出現で、
メディア的には準備が整ったといえる。
あとは、作り手側の問題といえる。
経営戦略的なことはちっともわからないので、
現場の気持ちだけで言わせてもらえば、
ハードに映像出力があるだけでなく、
Youtube用のファイルをはき出せるという
ソフト的な対応まであってもいいんじゃないか、
とすら思ってしまう。

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