人間風車

2008/08/20(水)
【テレビ型オリンピック】

オリンピックが「テレビ型」になって久しい。
テレビ向きの競技時間、
テレビ向きのルール。
そのスポーツ本来のおもしろさ、むつかしさより、
にわかファンにでもわかるようなルール、
にわかファンにでも楽しめるルールと時間、
そういう方向に変質している。

一概に言い悪いは言えない。
ど真ん中のにわかファンである自分にとっても、
そうした改善?のおかげで、
初めて見るスポーツでも、
楽しんで観戦できる。

一方、
そのスポーツをずっと続けている人たちにとっては、
技術の研磨という点で
不満が残るルールになっているに違いない。

柔道なんてのは、その代表例だ。
オリンピックの柔道は、
すでにすっかり
「ジャケット・レスリング」となっており、
日本のお家芸「柔道」とは、
かなり違うスポーツになっている。
(もともと、柔道ってスポーツじゃないし)
柔道連盟が「日本のお家芸死守」という
スローガンを上げていること自体、
もー、完全に間違っているわけだ。

ハデでわかりやすい、
地味で正確なな技術より、
見栄えのするパフォーマンスが高得点。
玄人にしかわからない、
玄人にしかできない技は点数にならない。
そうなりつつあるテレビ型オリンピック。
きっといっぱい
地味とかわかりにくいとかおもしろみがない
という理由だけで、
立派な技術が消えていくことだろう。

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