人間風車

2008/09/02(火)
【噛む力】

ゲリラ豪雨。
豪雨に見舞われている隣の区では曇り。
そんな局所的な豪雨、よけようがありません。
大型のレーダーを使っても、
予想も無理みたいだけど、
ビルの上にいっぱい立っている
携帯電話の基地局のアンテナに、
気圧計をつけるとかどうなんだろう。
んで、
気象庁に各アンテナの気圧の変動を伝える。
そうするとかなり細かい気圧の遷移データが
採れるんじゃないかな。

食べ物では、「噛む力」に注目している様子。
最近の食べ物は、
ほんと「ソフト」一点張りだからなー。
柔らかい=おいしいと勘違いしちゃう。
甘い=おいしい、
激辛=おいしい、
多い=おいしい、
安い=おいしい、
が幻想であると同様に、
柔らかい=おいしいも間違いだ。
固いが故においしいという食べ物が
売りづらくなっている市場はよくない。
なにかにつけ、
「多様性」がなくなるのはよくない。

「噛む力」とはイコール理解する力
と考えると、同じような現象が
ゲームや小説、映画、マンガなどにも起こっている気がする。
テレビなんてもっともそれが進んでいる。
やりごたえが、解くことの難しさではなく、
解く量だけに転嫁されていってしまうのは残念だ。
たまには、
1日チャレンジしてても、
わからない、クリアできない、
そういう「歯ごたえ」があってもよさそうなものだ。
口に入れた瞬間、すぐに解ける。
向こうから解けてくれる。
噛む(自分で考える)必要なし!
そうじゃないとユーザーがついてこないから、
そういうソフトが売れるから、
そういう判断基準だけで
ソフトが作られていくのは、さみしい。
むしろ、
使う側の人の方がそういうことを感じている。
脳ドリル系が売れたのは、
そういう欲求の現れの一つだろう。

現状のユーザーに合わせてモノを作ることは、
ユーザーを育てる、
つまり市場を育てることにはならない。
むしろ、長期的に見れば、
市場を衰退させることになる。
啓蒙するというのはおこがましい考えだけど、
市場を先導するくらいのことはしないといけないと思う。
そういう先行投資が全くなされないのは困る。
今売れている×××という要素がどのくらい入っているか、
そういうマーケッティングが幅をきかせているのは、
とってもつまらないことだ。

「ほら、今しか見ていないマーケッティングなんて、
意味ないでしょ。
そんな仕事だったら小学生にだってできる」
と言ってやりたいと思って、もー10年!
こういう発言は、
勝ち組しか言ってはいけないと思っているので、
ずっと、言えないでいる(笑)

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