人間風車

2008/10/01(水)
【人に言うと言うこと】

人に何か言うと言うことは、
自分を整理することである。
自分の考えを整理したければ、
他人に言ってみるのが一番手っ取り早い。
他人に話すときってのは、
他人に理解して欲しい、
他人に共感して欲しいと思うときだから、
理路整然と話さなくてはいけないと考える。
矛盾はないか。
くどくないか。
強引じゃないか。
不公平じゃないか。
一般的な価値観かどうかなどなど。

自分に語りかけているときは、
(わかり合っているので)そのあたりをつい、
はしょってしまう。
そのため、
自説の矛盾点や強引な点や中心的な問題が何なのか、
気がつかないことが多い。
だから、
人に話すことは大切だ。

「人間風車」では同じ事を言っていることが多い。
多くの場合は、
前に言ったことを忘れてしまっているという
私の脳の気の毒な事情によるものだけど、
なんども書くことで
少ずつ整理していっているということも
なきにしもあらずだ。

(いきなり。)
ゲーム業界の焦点はもはや、
いかに人が集まってくれる「場」を作ることである。
と先走ってみる。
そんなに遠くない将来、
ゲームはネットを通じて買う。
クリスマス、正月、誕生日など、
特別なときに特別な商品だけ「物」として買う。
そうなるに違いない。
そのとき、その売る場は
「市場」や「広場」でなくてはいけない。
ゲームショップであっては意味がない。
具体的に買いたい物がなくても、
つい立ち寄ってしまう賑わいのある場でなくてはならない。
なんどもここで紹介している気がするけど、
師匠であり友達であるI氏の名言に
「人が集まれば、たこ焼きだって商売になる」
というのがある。
まさにそれだ。
たこ焼きほどの単価の安いアイテムでも、
十分な人が集まれば、商売として成立する。
十分な人は、商品の魅力だけでは集まらない。
「場」自体の魅力がないといけない。

そういう場を作ることが、
ゲーム業界の急務というか
真っ先にすべき投資だと考える。
いい商品を集めれば、おのずと人は集まってくるはず。
という考えも間違えじゃない気もするけど、
IT時代のテンポとは相性が悪そうだ。

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