人間風車

2009/05/15(金)
【成功の父、失敗の子供】

ハッブルの「目」が治った。
シャトルがハッブルの「目」を交換したのだ。
修理じゃなくて交換。
不自由な宇宙空間では、
修理なんて高難度の作業はムリだろうから、
もともと、壊れたら交換。
という仕組みにしてたんだろう。

新大陸(アメリカ)には、最初、
優秀な技術者が移住してこなかった。
そのため、
アメリカでは、
機械が壊れてもうまく修理できなかった。
そこで、
直すのではなく新品に交換することで「修理」とした。
これなら、そう技術もいらない。
無駄なところまで交換しなくていいように、
パーツが交換可能にコンパクトに設計された。

この仕組みが、
オートメーション化に大いに役立った。
小さくパーツを決められたところに組み込む。
それを連続させることで製品が完成する。
1人の技術者が1から完成まで面倒をみるのではなく、
各々は、決められたパーツを
決められた場所に設置すればいい。
各々は、全体像をしらなくてもいい。
こうして大量生産できるシステムは、
世の中の大量生産、大量消費というムードにマッチして、
アメリカの繁栄をもたらした。

なにが幸運するかわからない。
優秀な技術者がいなかった弱点が、
新たなアドバンテージにかわった。
必要は発明の母であり、
成功の父なのかもしれない。

しかし、そんな
大量生産、大量消費型の
20世紀型ビジネスもまた、
ここに来て行き詰まっている。
20世紀の成功にあぐらをかいてた
アメリカの産業もここに来てピンチ。

ピンチや失敗が成功の父であると同時に、
成功が失敗の子供ともなるのだなー。
大変だ、こりゃw。

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