人間風車

2009/10/05(月)
【 不自由さという軽さ】

今売られているブルータスに、
4cm四方くらいで
『くまうた』が紹介されている。
もうずいぶんと前のゲームなのに、
密かなブームとか書かれるのはうれしい。
もっとも、
密かなブームとか
再熱の気配とか
ブレイク寸前とか来る予感
といった表現って、
ようは、
まだ売れてませんってことだけどね。

それはそうと、
今までに発売元に人気がなかった
弊社ゲーム、ワースト3に
『くまうた』『アストロノーカ』がある。
不思議というか皮肉な話だ。

最近ずっとTwitterなわけですけど、
Twitterは140文字しか書き込めないわけです。
もちろん、饒舌なことは書けません。
腹が減ったとか眠いとか
××食べたとかそんな程度の情報しか
伝えられない。
これは企画側からしたら
相当勇気がいったというか、
確固たる決意があったんだろうなと思う。
ユーザーに十分なパフォーマンスを与える
作り手はいつもそのことに苦心する。
広ければ広いほどイイ、
大きければ大きいほどイイ、
多ければ多いほどイイ、
そう考えがちだし、
そうせいという圧力が
全方向からかかるからだ。

しかし、
それは必ずしも正解でないようだ。
MIXIのようにほぼ無制限に書ける日記は、
いつの間にか、自由というより、
広大なタスクのように感じられてしまい、
精神的な負担となっていくのに対して、
140文字以内の「つぶやき」は
いつの間にか、
不自由さより、
どうせ大したこと書けないという
心理的軽さがうわまわってくる。

ボリューム至上主義ってのは
無意味だと言い続けて10数年。
なかなか、
その意思を押し通すことができないけど、
物足りなさを売り物にできたら、
商品としては最高じゃんとか、
今でも正しいと思っちゃうんだけど。

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