人間風車

2009/11/10(火)
【マーマレードの香り】

昨日までず~~~っと、
失われた時を求めて
で記憶を呼び起こしたのは、
マーマレードの香りだと思っていた。
ほんとは、
マドレーヌだったんだ!

この小説を読んだとき(※途中で挫折)、
マーマレードってどんなんかわからずに、
(岐阜の田舎じゃ、
そんなハイカラなモノ売っていなかった)
ジャムと言えば、
ソントンの苺ジャムしか知らなかったので、
東京に出てきてはじめて知った次第。
それ以来、
ジャムの中でも、
マーマレードはちょっと別格扱い。
ちょっと文学の香りがする、
ハイソな位置づけにしていた。

臭覚というのは五感の中でも古い感覚器
つまり、
進化の早くから獲得した感覚なので、
脳の深い(=古い)所に直結している分、
そこから想起されることもまた、
他の感覚器からとは比較にならないくらい深い。
ニオイで有害無害を判断したり、
ニオイで気持ちが変わったり、
ニオイで異性のDNAの適応度を判断したり、
ニオイで古い記憶を呼び起こしたり、
ニオイで昏睡状態から醒めることもある。

とまー、
そういう科学的事実と
この小説のトーンが相まって、
自分の中でマーマレードは
ジャムというか食べ物の中でも、
別格扱いしてきたんだけど、
それがすべて誤解であったことが
昨日わかったわけです。
マドレーヌの香りだったのか、、、

マーマレードは、
降格しないといけないのか。
ただのフルーツ、
ただのジャムと同格に修正しないといけない。
イメージの修正、
これまたニオイがらみだと難しかったりする。

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