人間風車

2009/11/26(木)
【一点強化主義】

事業仕分けと言うより事業削りだな。
テレビを見ててそう思った。

予算折衝がガラス張りになったのは、
とてもいいことだと思う。
自分たちの払ったお金(税金)が
どう使われるか、
誰だって興味ある。
そういう世の中の「ニーズ」に
民主党はうまく反応している。
っていう点は、評価されるべきだろう。
(っていうか、鈍感すぎた自民党)

事業仕分けは、
テレビでもさんざん取り上げられるので、
担当者の力の入り方も違う。
がんばってらっしゃる。
ただ、どうしても
予算を付けない!
というパフォーマンスのほうが
言われたとおり予算を通す
より、
ちゃんと仕事をしているように見える。
力強く見える。
有能に見える。
そう、見えすぎてしまう。
そう、意識しすぎてしまうため、
必要な予算まで削ってしまう、
そういう欠点もちらほら見えてる気がする。

どういうわけか、
イエスというよりノーというほうが
ちゃんと考えてる、
頭がいい、
意志が強い、
というように見えてしまうようだ。
(おれなんか、ちっともそうは思わないけど)
事業仕分けじゃなくても、
どの会議でも、
必ずノーしか言わない人、
欠点ばかりを指摘する人、
そういう人がいる。
たいがい、そういう人は、
発言の後、すごく誇らしげにしている。
きっと、
上のような立派な人間であるとアピールできたと
満足しているんだろう。

これは大間違いであって、
ノーとしか言えない人、
ネガティブなことしか言えない人というのは、
会議にとって
百害あって一利なしだ。
これは断言できる。
アイデアが育っていかない。
場も暗くなり、萎縮する。
自分的には
出されたアイデアにノーの場合は、
必ず
自分はこういうアイデアがいいと思う
という提案を
セットで言うように心がけている。

それはそうと事業仕分け。
これから先、
日本は何を「売り」にしていくか、
そこをちゃんと見定めてから
仕分けしないとダメじゃないかな。
もうお金がないわけなんだから、
全ての分野に平等にお金を回すことはムリだ。
となれば、
一点豪華主義でいくしかない。
豪華主義というと浪費っぽく聞こえるので、
一点強化主義のほうがいいか。

すべて質素倹約では、未来がない。
優秀な企業は、どんなに苦しくても
先行投資、研究開発を怠らないという。
未来(活路)はそこにしかないからだ。
守り一辺倒では、
今をしのげても、未来がない。
真綿で首を絞められるように、
ゆっくり衰弱していく。
だから、事業仕分けも、
削るところは削る、
でも、
これが未来の日本の「売り」になるはず
と思ったところには、
逆に予算を増額する
そういうメリハリをつけてほしいものだ。

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