人間風車

2010/05/27(木)
【基礎、自由、越境、行動】

昨日、SONY CSL
open houseにおじゃましてきた。
2年に一度の研究発表会+懇親会のような催しだ。
総勢30人程度の小さな研究所の発表会を、
その何十倍もの人が聞きに来るってあたりだけでも、
この研究所の実力がわかる。

越境し(=分野を超えた)、行動する科学、技術の研究を
コンセプトに
・世界と未来とSONYに貢献する応用可能な科学、技術
・本当に自分が興味があること
であれば何を研究しても良いらしく、
実際に、
バリエーションに富んだ発表会だった。

「越境」とか「行動」というコンセプトは
具体的には
脳外科医、建築家、マンガ家みたいな
2足のわらじを履く研究者が在籍していたり、
実際にテーマ現場に行って実経験すること
などに現れる。
研究所の机の前だけでモノを考えない、
広い視野をもってリアルに研究に望むべきという
考えからなんだろう。

発表内容に感心しながら同時に、
ああ、こういう仕事をしたいなーと
切実に思ったけど、
ゲーム業界でそういうことをしている
という話は聞いたことがない。
(ない、じゃなく知らないだけの話ですが)
ゲーム業界に限らず、
日本では基礎研究の分野が
どんどん衰退しているらしい。
これはこの先、ボディーブローのように
「効いていくる」はずだ。

お客の幅を広げることも大事だけど、
作り手の幅を広げることも大事なはずだ。
商品であることを前提に
アイデアを考えると言うことは
ビジネスの厳しさを知るにはいいことだが、
発想力を伸ばすには逆効果だ。
CSLの研究姿勢のようなところから
大化けするアイデアが生まれそうだ。

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