人間風車

2011/03/07(月)
【連立方程式】

自分がやりたいことと
世間がほしがっていることのギャップ。
モノを作る人なら、
必ず、ちょっとはそのギャップに苦しむはず。
とくにアートではなく商品として作る場合、
自分が納得いくモノとお客さんが納得いくモノ
その両方を満たさないといけない。
当然、単純な足し算ではなく、
自分の好みと世間の好みが真逆な場合もあるので、
あっちを立てればこっちが立たずと
いっつも
その連立方程式を解くことになる。
問題は、もし、
自分の好みと世間の好みが反発しているとき、
どのくらいの割合のところで着地点を見つけるかだ。
お客様は神様であり、
世間の求めるモノを作るのが仕事と考えるなら、
自分:世間=1:9の割合かも知れないし、
自分のことを気に入ってくれてる人だけに
買ってもらえばいいと考えるなら、
自分:世間=9:1の割合かもしれない。
もちろん正解はない。
その人ごとに決めるしかない問題だろう。
(年とともに変わって来るしね)
ただ、
「自分はホント違うと思うんだよね」
なんて思って作っていると
そういう気持ちって作品に乗り移っちゃって、
すぐにばれてしまうので、
上のせめぎ合いは、
ギリギリの気持ちでやらないといけない。
自分の思い、世間への思い、
その両方に対していっぱいいっぱいの気持ちで向き合って、
もー、この着地点しかない
そう思えるところに着地しないといけない。

ここは結構しんどい作業で、
毎回苦しんでいるんだけど、
未だに、全作品に通じる「解」は見つかっていない。


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