人間風車

2011/08/22(月)
【14歳と原発】

反原発14才アイドル」っていう見出しが眼に入った。
彼女の考えていること、行動について、
しっかりしているなーという点以外
とくに意見はないんだけど、
「14歳と原発」って、自分の歴史も同じだったなー
と妙なシンパシーを覚えた。
もっとも、
自分の14歳の時は
「夢の発電システム」という
全く逆の立場だったけど。

自分が14歳だったころ、
いよいよ高速増殖炉「もんじゅ」が作られる
っていうころで、
新聞なんかに、高速増殖炉について
解説記事がよく載っていた。
科学少年だったので、
そういう記事をよく読んでいた。

高速増殖炉は、
ウラン239とプルトニウム239を原料としていて、
(ちなみに普通の原発はウラン235が原料)
普通の原発の燃料ゴミ(ウラン238とプルトニウム239)を
燃料として使える点が特徴的だ。
ウラン238自体は燃料にはならないけど、
稼働中に中性子を吸収してウラン239になる。
流れ的にはこう。
普通の原発で発電 → ゴミがでる
→ ゴミ+ウラン239 → 高速増殖炉で発電
→ ウラン239ができる+ゴミがなくなる
つまり、
原発のゴミが燃料として使え、しかも燃料を作り出す!
という夢のようなサイクルができるわけだ。

化石燃料の枯渇、
資源のない日本、
原発のゴミの問題(とくにどこに捨てるのよという問題)は
すでに、そのころから問題視されていたので、
これはすごい仕組みだ!と
中学生ながらに感動した次第。

その後、
夢のシステムは、どうなったか?
今現在をみればわかる。
もんじゅは相次ぐ事故で停止。
(おそらく、この先、廃炉)
先進国のほとんどで開発を断念。
アイデアとしてはすばらしいのだけど、
今の技術をもってすら、
制御が非情に難しい炉であることがわかったためだ。

中学生の時信じていた「未来」が
今年、完全に消えてしまった。


原発が成立するのは高速増殖炉とセットになって
稼働できるときのみというのが持論。
じゃないとゴミの問題が解決しない。


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