人間風車

2012/04/25(水)
【新しい見方】

映画「マネー・ボール」を観ていろいろ考えさせられた。
それまでの勘と経験に頼っての
選手の獲得や起用を
「統計」によって決めるという手法によって、
奇跡の20連勝を果たしたという
アスレチックスの真実の物語。

あいまいな記憶や主観や直感に頼るのではなく、
例えば状況毎の出塁率とかいった
「明確な数字」で判断するということ自体が
どれほど有効なのかは、
素人の自分にはよくわからない。
(調べてみたら、
最近のアスレチックスの成績はよくない)
ただ、
従来の方法で「結果」が出ないのなら、
別の「見方」を導入してみる必要があるのでは?
という提言はとても価値があると思う。

そんなこたー誰でもわかってると思うけど、
実際に現場に「新しい見方」を導入するのは
けっこうむつかしい。
なんせ、まだ実績がない「見方」なので
他人の説得もむつかしい。
それ以上に
自分の頭の中の古い考えを追い出すのがむつかしい。
新しい方の「見方」を自分で信じ切る、
のがむつかしいため、追い出せないのだ。

いわゆるソーシャルネットワークゲームの世界の人と話していると
ともかく数字の話がよくでる。
DLした人に対する実際にプレイする人の数、
その中で有料アイテムを買ってくれる人の数、
製作費とそれらの数の成功比率などなど。
それらの数字から、ゲームを
どのくらいの「大きさ」にするのか、
どのくらいの「数」にするのか、
などを決めていく(ようだ)。

数字優先の制作方法が正しいのか???だけど、
(少なくとも今は結果を出している)
あまりにも勘と経験に頼りすぎてきた
コンシューマゲームの世界は、
少し耳を傾ける必要があるんじゃないかな?と
「マネー・ボール」を観て、そう思った。


« 人はわざわざそれをしないものだ | | いつでも、どこでも、なんででも、続きから »