人間風車

2012/05/09(水)
【電子と紙の自然な関係】

電子書籍が流行るかどうかという話は、
紙の書籍が廃るかどうかとくっつけて議論されることが多いけど、
それ、どうなんでしょうね。
紙の書籍が衰退したら電子書籍が流行るわけでも、
電子書籍が流行るから紙の書籍が廃るわけでもない。
電子書籍がなくても紙の書籍は衰退している。
つまり1つの市場を奪い合うライバルじゃなく、
かなり性格(市場)が違う両者、
そんな気がしてならないんですけど。
もちろん、一部のジャンル、一部のユーザーが
シフトすることはあるでしょうけど。
大きな問題じゃない感じがする。

むしろ、
例えば、電子書籍の方がリスクが小さいので、
電子書籍で手応えを確かめてから紙にする。
電子書籍でコツコツだして総集編だけ紙にする。
そんな役割分担があるんじゃないでしょうかね。

てな思いの一つが実際に具現化されてたので、
(全然関係してないですけど)ご紹介。
「僕らの漫画」(紙版)
「僕らの漫画」はもともと震災直後、
マンガ家有志が自分たちの出来ることはマンガを描くことだ!
ってことではじめた電子書籍だった。
(自分たちだけでできることっていう意味では
電子書籍のほうが紙よりうんと機動性が高い)
それが紙の本になった。
どういう経緯と判断で、
紙になったのかは存じ上げておりませんが、
なんか、
電子と紙のとても素直な関係って感じがした。
今までは有名書籍の電子化という流れの方が多かったけど、
製作リスクなどを考えると、
むしろ、電子→紙の方がメインの流れになるはずだ。


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