人間風車

2000/11/30(木)
成功の定義

今日CXの深夜番組で、
オフィス北野社長の森昌行さんの言ってたことは、
おもしろかったなぁ。
プロジェクトは成功しなくてはいけない。
ただ、その成功の定義は、
そのプロジェクト毎に違うはずだ。
プロジェクトを始めるとき、
その成功の定義を明確にして、
それに向けてプロジェクトの規模や内容、
期間や予算やプロモーションの方法を
考えていかないといけない。
ってな感じ。
これは、正しいなと思った。

1つ売れるだけで成功と言えるプロジェクトもあれば、
100万売れても失敗といえるプロジェクトもある。
こんなことは誰でもそういうんだけど、
プロジェクトを開始する時点で、
「このプロジェクトの成功とは、こうだ!」
と宣言して始めるプロジェクトは、
あまり経験したことがない。
たいがい、あまり売れなかったときの方便として
「売れてないけど成功だね」
定義が使われているような気もシナイではない
(アンド、人ごとではない)。

経済効果的には、
最初から成功の定義をしようと、
後付にしようと変わりはないけど、
制作者サイドには大きな違いがある。
ここらあたりに、
一番ナーバスなのがクリエイターだと思う。
物作りに対するモチベーションっていうんですか、
そういうものを維持するのは大変なんですよ。
そんなとき「(予定どおり)成功した」というのは、
非常にわかりやすい、
即効性のあるカンフル剤になるんですよね。
そこに「成功しなくてはならない」という意味がある。
でも、なかなかわかってもらえないんですよねぇ。

これは人によって違うだろけど、個人的には、
作品が世に出るあたりのタイミングが
一番ブルーになる(今がまさにそう)。
絶対に喜んでもらえるなんていう確信はないし、
今ならもっといい物が作れる、
という後悔に近い気持ちもあるし、
人の批評も気にならないと言ったらウソになる。
特に日頃尊敬している友人達の感想なんぞ、
気になって仕方がない。
でも、とてもじゃないけど直に打診できない。

ああ、今回のプロジェクト
「ここ掘れプッカ!」の
「成功」ってなんなんだろう?


ps:
今のBGMは、BrianEnoのmusic for airport。
20年ぶりくらいに聞く。懐かしい!
でも、徹夜の夜には、やばいこと判明。


2000/11/22(水)
正統的なプロレスを見た

「加藤さんには失望した」って声が多かったですねぇ。
ぼくも失望したけど。
でも、その失望って
「なんだぁ、それじゃあ、僕らと同じジャン」
っていう失望だとわかってないとまずいですよね。

自分たちが日頃、職場なんかで味わっている
「じゅくじゅたる思い」。
保身のために、意に合わぬ意見を口にしたり、
妥協したり、口を結んだり、
そういうのを見せつけられてしまった、
思い出させられてしまった、
ニガニガしさが、
あの後味の悪さの根本であることは、
ちゃんと認識しておかないとまずいなぁと
思いましたね。

スポーツ選手が、
自分たちにない超人的能力を
見せてくれるのと同じように、
我々が自分の人生の中で踏ん切りできないような
ことをスパッとやってほしかったですねぇ。
赤穂浪士のようにね。
それが私たちの「失望」の根本ですよね、
きっと。

それをおいといて、
「国民の信頼を裏切った責任は大きい」
とだけしか言わないのは、
いかんと思う(もちろん、
その責任は大きいという意見には賛成だけど)。
「まずは、罪を犯したことがない者から、
石を投げなさい」
とまではいいたかないですけど。

それはそうと、加藤さんは
「完全な敗北」といいましたね。
これはスゴイですね。
ただの「屁タレ」じゃない気がしましたね。
負けることができる、
負けたことを認められる人や会社って、
やっぱすごいですよ。
例えばPSがでたときのニンテンドウ。
ドライがでたときのキリン、
ちょっと前のトヨタ。
どこも負けを認めていたですよね。
負けられるというのは、
挽回の余力がある自信の裏返しとも言えますから。


それにしても、松浪君です。
久しぶりに政党的な、
じゃなくって正統的なプロレスを
見せてくれました。
加藤グループが棄権した時点で、
内閣不信任案の否決が確定して
しまっているわけだから、
あの「劇場」はあの時点でさぶかったわけです。
そこで機転?をきかせて、彼が場を沸かせました。
これは、プロレスラーならすばらしい
アドリブということになります。
レフリー(議長)のにぶい動きも
プロレス的には正しかったです。
「ヒグチみてんのかよー」
っておもわずつっこみそうになってしまいました
(議長は綿貫さんのはず、
なんてつっこまないでね、です)。
ところで、
彼は瞬間的にカッとしてああした暴挙に出た、
っていわれていますが、
これはあやしい気がする。

自分自身が瞬間湯わかし機だから、
よくわかるんだけど、
瞬間的にカッとしての行動なら、
コップを持ち帰ることできないですね。
どんなに左手の方が近かろうと、
そんな冷静に考える時間ないですから。
水をかけるというアイデア自体は、
彼のオリジナルかもしれないけど、
ちょっと場を乱してこい、
あおってこいという命令が出てたんじゃないかと、
で、彼は計算的にそれを実行したんじゃないかと。
だから、
十分手を持ち変える余裕があったんじゃないかと、
さように考える次第です。


ps:
じゃ、なんの意味で?
だって。あれは大成功ですよね。
新聞の一面がほとんど、
それに代わってしまったわけですから。
(それにしても、
そういう手に乗ってしまう
日本のジャーナリズムって、、、)


今のBGMは、the beatlesの1。
確かに名曲ばっかりだけど、
これといって感動もなし。


2000/11/10(金)
お知らせなど

今回は、お知らせです。
もう一部ゲーム誌などでは、発表になっていますが、
おかげさまで12月7日にゲームを発売することになりました。
タイトルは「ここ掘れ、プッカ」で、
PS1(PS2でも見られます!)用のソフトです。
発売元はSCEです。
よろしくです。

わかりやすい、簡単、やらなくてもいい、
量的に軽い(100時間とか必要ない)ゲームです。

えっと、普通の人(っていう言い方もなんだけど)
にはあまりなじみがないかもしれませんが、
「ザ・プレイステーション」(SOFTBANK)
の今週号では、表紙と紹介記事、
それにインタビューが載っていますので、
興味のある方、
とくにゲーム雑誌なんて見たことが
ないとおっしゃる方、
是非コンビニで立ち読み
(っていうと集パン社の人に悪いか)
してください。

それから、今世紀の末か来世紀のはじめに、
本を出します。
まだタイトルとか公表して良いものか、
わからいので伏せておくことにしますが、
人工知能に関して書いた本です。
もちろん、素人むけです。
プロの人はご遠慮ください(笑)。
ちんたら、1年近くかかった力作?です。
これもよろしくです。
マッチ棒で簡単な人工知能を作ってしまおう
という無謀な試みをしてみました。


それから、それから、来年頭に、
携帯電話向けコンテンツを発表します。
とだけしか言えないんですが、

出します。作ってます。
これは自分でもちょっといい感じだなと
おもっています。
全然、斬新なこととかしていないんですが、
質、量、トーンすべてが、
今の自分の気分にピッタシという感じで、
作っていて気持ちがいいです。
これも、もう少したったら、
いろいろしゃべれると思います。
そのときはよろしくです。

以上、営業でした。失礼しました。


今のBGMは、(ついに聞くものに事欠いて)、
「NOW 1984」。
んもー、懐かしい曲ばっかり。
スクリッティーポリティーは今、、、。


2000/11/07(火)
6200万

携帯電話の台数が6200万だそうだ。
日本の人口は1億2000万くらいなので、
生まれたばかりの赤ちゃんから死ぬ寸前の老人まで含めて、
2人に1人が使っているっていうのはスゴイ。
昔、なんかの本で、日本は普通回線が普及しているので、
携帯電話など流行るわけがない
という予測を読んだことがあるけど、
大ハズレということになる。

ただ、これは無理のないことかもしれない。
携帯電話が一気に伸びたのは、
インターネットに接続できるように
なってからだというからだ。
つまり、電話だけの機能じゃなくなったってのが、
ブレイクの大きな要因だったというわけだ。
携帯電話の普及予想をした人は、まさか、
携帯電話がインターネットに接続されるなんて
夢にも思っていたなかっただろうから、
このハズレは仕方がないのだ。

最近、ほんと、携帯を「見ている」
人っていうのをよく見かける。
これはおもしろい現象だと思う。
携帯は読み物メディア化しているのだ。
これからしばらくは、
携帯はテキスト(を読む)メディア
として活躍しまくるんじゃないだろうか。


それはそうと、
携帯電話に使う料金だけはのびているらしい。
若い子でも1万円以上使うらしい。
で、増える傾向にあるらしい。
この影響は、
外食産業もゲーム産業も服飾産業がもろに受けている。

で、携帯電話の通話料である。
これが半額になれば、
みんな5000円うくことになる。
そうすれば、毎月ゲームを1本買ってもらえたり、
ユニクロのフリーズを2枚買ってもらえたり、
吉野屋の牛丼にギョクが追加してもらえるわけである。
下手なIT革命なんかより、う
んと経済効果が高いし、即効性があると思う。

NTTは、ここは一つ男になってほしい。
2年で20%の値下げなんて眠いこといっていないで、
バンと下げきってほしいモンだ。


今日のBGMは、
underworldのライブ版everything,everything
不思議なことに、underworldのアルバムは、
ぼく的に好き、ぴんとこない、
を交互に繰り返してきている。
で、今回は大当たり(ライブだから当たり前か)。


2000/11/02(木)
首相を選びたい

アメリカの大統領選なんかを見ていると、
楽しそうだなぁと思う。
楽しそうなのは、ゴアさんたちじゃなくって、
選ぶ側の人たちのことなんだけどね。
ボスを自分たちが選んでいる感が強いだろうし、
不埒だけど、カケの対称としてもおもしろいだろうな。
サッカーくじなんかより、ずっと面白いだろうなぁ。
なんたって勝率50%だもんね。

一応日本でも間接的に我々が首相を
選んでいることにはなるんだろうけど、
全く実感がない。
だって、いくら選挙で過半数割れおこさせて、
その党にボスの権利なしって宣言したって、
すぐ、どっかとくっついて連立政権作っちゃうんだから、
我々国民としては、手の打ちようがない。
政策なんてそれまで180度違ってたのに、
数を作るだけで結婚相手決めちゃうんだから、かなわん。

関係ないけど、ぼくらも自分たちのことを
「国民」なんて呼び方しないで、
アメリカばりに「納税者」っていったほうが、
ちょっと偉いというか、強くなった感じがするんで、
よろしいのではないでしょーか。
(ま、税金払っていない人はどういえばいいんだろう、
とかあるかもしれない、なんて、
まじめに考えるのもあれだけど)。


それはそうと、選挙制度の改正も少年法の改正も、
ほとんど話し合いなしで多数決で決まったらしい
(というぐらいしか知らない)。
さすがです、民主主義の盲点をつきまくっています。

もう、こーなりゃ、
森さんのイット革命的にいえば、
議員をソホ(SOHO)化にして、
国会審議はインターネットでやるってーのはどうでしょ。
どうせ、審議しないんだから、
賛成反対だけの投票なら簡単さ。
集計も木の札数えるより、
コンピュータが集計した方が100万倍早いし。
牛歩戦術もやられないでいいし。
どーでしょ、森さん。


今日のBGMも、ひきつづきムーンライダース
「アニマル・インデックス」
このころのムーンライダースはホントいいなぁ
(しんみり)。




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