人間風車

2003/04/30(水)
最大の危機

常々、
「人はほめられて伸びる」ものだと思っている。
叱るだけでは、人を弱く硬く小さくしてしまう。
そして、失敗しないだけの人間を作ってしまう。
と思っている。
逆に、ほめてほめて、木に登るくらいほめて、
そして行っては行けないところまで行ってしまったときだけ叱る。
それくらいがいいと思っている。

最近、ぼくらは怒りと不満と不安のメールばかりを受け取っている。
しかたがない。
HPの「不具合の問い合わせ」フォームから送られてくるメールだから、
お叱りのメールしかこない。
しかも、その内容はだいたいは、
「ごもっとも、すみません」と納得のいくものばかりだし。
自分たちで言うと微妙なのだけど、
しかし、これはいけない。
お叱りメールがいけないのではない。
それしか届かない仕組みがよくない。
例え99のお叱りをいただいても1のお褒めをいただくと、
人間けっこうやっていけたりする。
ひょっとしたら、
お叱りの100倍のお褒めの言葉が存在しているのかもしれないが、
残念ながら、その言葉が届く仕組みがない。

前者だけが毎日、毎日山のように届くと
心の「体力」がどんどん奪われていく。
理屈でわかってても、納得してても、
(僕らに関係ない)プログラムの問題であっても、
無視やたえる強さが必要なのを自覚してても、
同様に、ほめてくれる人もあるんだろうなぁとは想像してても、
ダメージは少しずつ蓄積されていく。
そして、このダメージが、ムームー全体に及んでいる。
決定的なダメージではないものの、
軽い風邪気味のような状態になっている。
ある意味、今は、ムームーの最大の危機である。
くだらないアイデアを出しにくい気持ちになっているのがいけない。
心を軽くしないと「ヘンテコ」の世界まで飛ぶことはできない。
今のこの気持ちをどう振り切るかが、
今の最大の課題でR。


2003/04/25(金)
大工仕事

内装をすこしいじるので、大工さんにお願いする。
打ち合わせは現場でということで、朝9時スタート。
寝るのが7時くらいなのでつらいことつらいこと。
さて、どのくらい壁を切ろうかとその場で相談。
大工さんはメモでも描くのかなと思ったら、
おもむろに、ホストがお酌するように片膝をついて、
ズボンの膝の部分にボールペンで線を引き出した。
(消えるのか!かあちゃんに叱られないのか!)
とも思ったけど、なんか男の仕事だぁと感動。
「えっと、ここが900で、これが1900までだから、
1000ってことですね」
(おお、ミリ単位だぁ。意外と細かい)と
これまた違うところに感動していると、
壁に簡単な線を引くと、いきなりのこぎりをひきはじめる。
なんか当てないとずれないのかなぁと思ったら、
案の定、線からずれるが、
「だいじょうぶですから、ここ後でパテで埋めますから」
と平気な顔。
(っていうか、じゃあミリ単位って意味あるのか)
と思ったけど、その大さっぱさんにこれまた感動。
なんか、普段自分のしている仕事が、
ああ、この文字は10ptか11ptかとか、
1ミリか1.2ミリのラインがいいか、
この出現確率は20%がいいか25%がいいかとか、
なんかすごく「ちっちぇー」ことに思えてきてしまった。
一度、大工仕事みたいに、
そこはざっくり半分ね。んでだめだったらナシってことで、
とかそういうざっくりとゲームのデザインをしてみたいもんだ。


2003/04/24(木)
引っ越し2

引っ越しは遅々として進まない。
おまけに、廊下に積み上げた段ボールに、
うちのバカネコか野良猫がマーキングをしてくれたもんだから、
詰め替え作業まで発生して、さらに遅れている。
そんな中、メダカだけは新居に引っ越し終了。

引っ越し先のお風呂は、コンピュータ制御のお風呂で、
お風呂の栓さえしておけば、あとはあらかじめ設定していた湯温、
湯量でお風呂を満たしてくれ、自動的に止まり
温度を一定に保っていてくれる。
これはこれで便利なんだけど、
以前、車で、
同じようなコンピュータ制御の車内温度設定機能が壊れて、
真夏に暖房を入れてくれる状況が発生したので、ちと心配。
制御自体は単純なのでプログラムバグはなさそうだけど、
センサーの故障は十分にありうる。
どういうわけかこの手のインテリジェントマシンには、
「キャンセル」とか「手動」
という仕組みがない。
ので、壊れてもどうしようもない。
2,3年後には、熱くて入れない風呂になりそうで怖い


2003/04/21(月)
引っ越し

唐突に引っ越しするイベントに突入。
今すんでいるところから500mくらい先に引っ越す。
ので、どーもピンとこない。
コンビニにいくついでにイスを一個持っていくみたいに、
小さいモノから運んでしまってどうする>おれ。
とはいいつつも、
ともかく、リセットしたかったので、
ベッドもテレビも冷蔵庫も洗濯機もチェストも
なんもかも新しく買ってしまった。
だから、今の部屋にあるモノは全て捨てる。
1m長の水槽も捨てる。
(メダカには分相応の水槽に住んでもらうことにした)
クローゼットもスチールの本棚も全部捨てる。
テーブルも捨てる。食器洗浄機もストーブも捨てる。
だから、運ぶべき大きな荷物がないということもある。
本も半分ばかりになった。
趣味の科学書は、絶版の恐れもあるので、基本的にはキープだが、
小説、文庫本は内容に関係なく処分。
マンガは少々悩んで、
「バキ」は超人になってしまったので、もう用はないので廃棄。
「イニシャルD」はまだ終わっていないけど、
どうせ全巻車が峠を走っているだけだから廃棄。
「なにわともあれ」も少しマンネリ化してるから廃棄。
「カイジ」や「軍鶏」、「牙狼伝」は飽きてきたので廃棄。
「AKIRA」も「ナウシカ」も過去との決別という意味で廃棄。
「アグネス仮面」も次がいっこうにでないので廃棄。
「あずみ」と「バカボンド」、それに「タフ」は一応キープ。
捨て出すとなんか歯止めが利かなくなるもので、
服も半分捨ててしまったし、
食器、調理道具や調味料、香辛料はほとんど捨ててしまった。
今ではお茶もいれられない。
(どうせ捨てるにしても、もう少し後でもよかったはず)
今では「これは捨てられないものか」と残りのモノを見る始末で、
この調子でも行くと、
持っていくモノがなくなってしまいそうな勢いだ。


2003/04/18(金)
過去の名作

「マザー1+2」がGBAで出る。
もちろん1000%買うんだけど、
なんか少しだけ複雑な気分だ。
往年の名作が今売っているマシンで遊べるってのは、
一ユーザーとしてはとってもありがたい。
誰もが、どうしてゲームだけは、映画や本や音楽みたいに、
往年の名作が今楽しめないのかってあたりが不思議というか
釈然としないというか、そう思っていると思う。
レーザーディスクが見れなくなったとか、
ベータのビデオテープが見れないとか、
レコードやLカセットが聴けないとか、
そうしたメディアが変わってしまって、
手持ちの資産が利用できなくなったってのは、
どのジャンルにもある。
けど、たいがい、新しいハード(メディア)が出たときには、
もう一回、それようにソフトがコンバートされるので、
お金の問題を別にすれば、物理的に見られないということはない。
んが、ゲームはそれがある。
それがこういう形で、名作がいつでも遊べるってのは、
大変ありがたい。
んが、一方、作り手側にたつと、手放しでは喜べない。
ライバルが増える。っていうことではない。
(いや、少しあるけど)
こう、売れない時代では、新作を作ろうとする元気がなくなる。
リスクが大きいからだ。
作り手は常に新しいモノを作りたいと思うんだけど、
スポンサー(発売元)が、そういう気分にならない。
だから、売れた実績のあるソフトのシリーズばかりでる。
これにさらに、
往年の名作がそのまま出せるという状況が加わると、
シリーズ+リバイバルばかりになりそうだ。
売れるか売れないかわからない新作に投資するより、
往年の名作の権利を買う方がやすいし、
「完成」が約束されているからだ。
こうした状況が続けば、結局、市場は貧相なり客足は遠のく。
これはこれでやっかいだ。
すでにマンガの文庫本では、
同じような問題が起こっているとどっかで読んだことがある。
(一ユーザーとしては、新しいサイズで「ドラゴンボール」が
また読めるなんてのはうれしいんだけどね)

ムームーのまかない#37
海鮮丼+とろろ芋、ナスの韓国風煮物、根菜類の煮浸し
20030418.png


2003/04/15(火)
人が見える

いろんな人に、
ベッドは解約すればいいじゃんと言われたけんですけどね、
注文した会社から、
「すぐに製造元に注文を出しますけど、今引っ越しシーズンで、、、」
と定型でない返事メールをもらったんです。
それがまあ、メール慣れしていないおばちゃん風お手紙だったりして、
相手の顔まで浮かんできそうなくらい、
実体を持った人として見えてきて、
こうなると、どうも、なかなか断りづらいのですよ。
これが定型文で
「この度は、弊社の商品をお買いあげありがとうございます、、、」
みたいな
味気のないメールだったら、
そっこー、キャンセルのメールを出していたと思う。
ネットでの対応のキモは、
いかに実体のある人として
感じてもらえるかということだとつくづく思った次第。
事故がないようにとか、
責任が及ばないようにとか、手間が増えないようにとか、
そういう効率性と合理性と
経済性がネットビジネスのキモであるなんて思ってると、
足下をすくわれるぞおと、
ネットビジネスに興味もないくせにそう思ったりした。

ps:
食玩にとうとう「シングルCD」がついたものが出るそう。
往年のヒット曲が1曲入っているのだそうだ。
たしかにね、
オモチャ作るよりCDをプレスする方がうんとやすいもんね。
ここらあたり、ゲームも狙うべきではと思ったね。


2003/04/11(金)
44

また一つ年をとった。
さすがに、これっぽちもうれしいって感じはない誕生日。
いつまで経ってもうだつがあがらないなぁと落胆したり、
残り時間は短いぞと焦ってみたり、
いつまでこうしていられるんだろうかと不安になったり、
安い芝居に泣いてしまったり、
おしっこのきれが悪いとか、老眼が入ってきたと嘆いてみたり、
総じて「老い」というものの存在が
リアルに感じられるようになってきた。
(まだ始まってないけど、と信じたいけど)
ただ逆に迷いというのは年々少なくなってきている気がする。
あきらめる、納得してあきらめる。
そういうことが1年に数個ずつ起こるものだから、
選択肢の幅がどんどん狭くなっていき、
結局の所、迷いようがなくなってきている。
生来的にシンプル好きなので、これはこれでイイ感じなのだが。

生涯でも1,2を争う買い物の失敗をした気がする。
ネットでベッドを買ってしまったのだ。
しかもなんとダブルベッド!
広告のうたい文句の「人生の1/3は睡眠」を
そうか!じゃあ、部屋の1/3をベッドが占領してもいいわけだ。
いや、むしろ、部屋の1/3をベッドに使うべきだ。
とかそういう気分になって、
ついダブルベッドを買ってしまった次第。
(じゃあ、生涯年収の1/3をベッドに使うべきだと思わなかっただけ、
よかったかもしれない)
そして今、
一人で寝るのにダブルベッドはないだろう。
部屋の1/2は占拠されてしまうぞ!
とベッドが届く日を戦々恐々と待っている。


ムームーのまかない#36
ちじれホウレンソウの煮浸し、タラのフリッター
20030411.png


2003/04/09(水)
2度目のライオンキング

2度目の「ライオン・キング」を見てきた。
出演者のミュージカルの技量がどうのこうのは言いっこなしだ。
ジュリー・テイモアの手による、
キャラクターのデザインと舞台芸術がすごい。
写実性だけに目をやっているゲームのグラフィックなんて、
100万光年離されてしまっている感じだ。
アフリカの化粧や衣装、
インドネシアの影絵や衣装、
日本の文楽の手法や歌舞伎の書き割りなどなど、
非ヨーロッパ系のデザインをハイブリットに取り入れている。
妙にインテリ的にならずに、
適当に誤解しながら、おいしいところは全部いただき
というあたりの「謙虚」な思想と姿勢がすばらしい。
ちなみに、彼女が監督をした映画「タイタス」も
衣装や舞台装置はすばらしい。

劇中に出てくる影絵は、なんか心の奥に引っかかるものがあった。
そうそう、そこらへんって感じ。

ムームーのまかない#35
釜揚げうどん
(具:鳥の醤油煮、天ぷら、ダイコンおろし、
納豆、おかか、塩昆布、揚げ玉、薬味)
20030409.png


2003/04/07(月)
リスクを負えるということ

それはそうと、
大量破壊兵器や化学兵器は見つかったのだろうか?
もう、そんなこたあどうでもいいんだろうか?
「疑わしきは罰しろ」とか「やられる前にやれ」
ただし「俺だけね」という
思想というか妄想はまっこと恐ろしい。

元リングスの田村主宰の「Uスタイル」を見に行ってきた。
この団体が採用しているルールは、
プロレスとプライドなどのバーリテュードの
ちょうど中間にあるようなルールで、
ちょっと先祖帰りしたような、古き良き時代のルールだ。
これがイイ。
実にイイ。
なにが一番違うかと言えば、
5回まで「ロープブレイク」(まった)と
「ダウン」ができるのだ。
(もっともダウンの場合、
10カウント以内で起きあがらないといけないが)
このまったありルールのおかげで、
選手はリスクのおおきな技をかけることができる。
昨今の格闘技では、1本勝負なので、
失敗は許されないので、リスクのある技はかけにくい。
だいたいの場合、美しく派手な技ってのは、
リスクのある技なので、
昨今の格闘技ではなかなかそういう派手な技は見られない。
そうした技が、5回まで失敗が許されることで、
バンバン登場するのだ。
(もっとも、プロレスまでいけば、
素人目にもありえねぇと思えるくらいの派手な技はあるが)
これが、おもしろい。
ガチンコであっても、
派手で高度な「技術」を見せることができる、
非情にイイルールなのだ。

コンシューマゲームは、マスターを前にすると、
どんどんリスクをはずしていく方向でまとめていく。
これはいっつも、
仕方がないことだけどつまらんことだなぁと思っている。
(一度発売してしまうと修正しようがないので、
どうしても危険をさける方向で直していくことになる)
ネットゲームでは、データをアップデートできるので、
そのあたり、少し冒険できるかもしれない。
とひそかに思っている。
最悪失敗しても、KOされてるほどの失敗でない限り、
修正は効くだろうから。
しかし、そうした環境があっても、
そういうリスクを追っても、
お客さんが喜んでくれるなら行きます~。
というプロ意識がないとダメなんっすよね。
そこらあたりが、むつかしいというかはがゆい。

ちょっと今日は「まかない」コーナーはお休み


2003/04/04(金)
ルンバ

うちの松井がメジャーリーグで調子がいいみたいで、
よかったよかった。
一方、巨人は予想通りに勝ったり負けたり。
ペタジーニのアタリが止まったら、苦しい戦いになるだろうな。
んで、去年のような圧勝では優勝できんだろうな、今年は。
優勝はするけど。
(と、おれナベツネ入ってる?)

夜中、「コスモぐ」のサーバーが落ちたとき、
いてもたってもいられなくって、
お掃除ロボット「ルンバ」をネットで買った。
これからは、サーバーが停止する毎に1つ何か買うことにした。
破産が先か、サーバー安定が先か!
みんな意味(動機)不明とか言うけど、
そんなもん、本人もわからんのだ。
「ルンバ」は、うるさくて、大きくて、
電池がすぐなくなるのと、がんがんぶつかるのと、
四角い部屋を丸く掃除することをのぞけば、
おもしろいロボットだ。
かなり気に入っている。
ある意味「アイボ」のときより感動かも。
動物の形をしてるわけじゃないけど、妙に生き物っぽいし。
(人間は、形状より動きの方に感情移入するってことだな)
こういう形でロボットが日常に入ってくるんだろうなぁ。
ただ、集めたゴミがきれいに捨てられないのは困る。
カートリッジをきれいにするには、掃除機が必要だ。


ムームーのまかない#34
麻婆春雨丼、豚肉とセロリのスープ
20030404.png


2003/04/01(火)
20兆円

アメリカが今度の戦争で使う予算は20兆円とか。
20兆円もあれば、
いったいどれだけのゲームが作れるだろう。
2万本くらい作れることになる。
全部が全部、イイできにはならんだろうけど、
2万本のゲームがあっったら、
どれだけの人をハッピーにできるだろう。
ゲームじゃなくったって、映画だって、
お芝居だって、オペラだって。
20兆円分のバラなんてのもいいかも。
そう思うと、ただモノと命を壊すことしかしない戦争は、
贅沢だ、じゃない。ムダだ。無意味すぎる。

花粉症による鼻づまりに、鼻スプレーはすごくよく効く。
あっという間に、ヒスタミンと鼻粘液の分泌をとめてしまう。
鼻の中がカラッカラになってしまうけど、
あのむずむずした感じや、
ずるずるした感じが瞬間にすっ飛んでしまうので、
止められない、とまらない。
最初は1日1回と決めていたんだけど、
今では、「さ、気合い入れるぞ」と
思うたびにシュッシュッしている。
相当健康に悪いんだろうなぁ。
そういえば、鼻からの注入ってのも、
いけないクスリやってるっぽいし、
なんか、いけない感じがいいぞ。

ムームーのまかない#33
プルコギと韓国風里芋の煮物、岩のりのスープ
20030401.png



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