人間風車

2003/05/30(金)
小型化

左にありますように、
「テロメアの帽子」の韓国版が出版されました。
「マッチ箱の脳」のほうも翻訳が進んでいるようで、
ありがたい話です。
あ、それだけの話ですが。

アリを見てて大したもんだと思った。
あんなに小さいのに、正確にすばやく動くし、自律的判断もできる。
アクション数も多いし、3Dというか、
よく見るとファーシェーディングもされているし、
とわけのわからん感心をしてしまう。
ともかくあんな小さなボディーに
あんなに機能がつまっているてのがすごい。
昆虫の祖先も昔はかなり大きかったみたいだけど
(2mを越すトンボがいたりとか)、
昆虫に限らず、
進化とともに生物はスケールダウン化の一途をたどっている感がある。
スケールダウン化する理由は、
大きな図体だと生存コストが高いので、
急激な環境の変化に耐えられないため、絶滅してしまった。
それに対して、小さな身体は維持コストが低いので、
つらい環境になってもそれに耐えられる可能性が強いということだ。

一方、人間がロボットとでも家電でもコンピュータでも最初はでかい。
それが技術の進歩とともに、
だんだん部品が小さくなり集積されていって小さくなる。
小さくなるだけじゃなくって、機能は追加されたり高性能になっていく。
と思うと、生物も、適者生存の合理性から小さくなったのではなく、
ひょっとすると、神様が現在もまだ生物のデザインを続けていて、
その技術革新の結果、
どんどん小さくなっていってるんじゃないかとふと思った。
アリがいつ今の大きさになったのか知らないけど、
昔はもっとおおきかったはずだ。
神様も昔は大きいアリしか作れなかったけど、
だんだんと腕があがってきた結果、あそこまで小さくできたとか、
進化ってそういうことかもしれないなぁとふと思った。


2003/05/28(水)
空気清浄機

もっか、必要ないけど欲しいものベスト1は、空気清浄機だ。
その中でも、TVショッピングでおなじみの「イオリー霧」
(とかいて"いおりーむ"と読ませるが、
で、いおりーむって何?)が一番気になる。
マイナスイオンを出す仕組みとして、
水を超音波で振動させるってあたりが、
科学的に正しい気がして
(ホントのことはわからんけど)そそられる。
強力な電圧をかけ電子を放出する
(これをマイナスイオン発生とよんでいいのだろうか)
装置はいっぱいあるけど、
滝の近くのような効果(レナード効果)となると、
水分子を振動させる仕組みは、もっともらしい気がするのだ。
ところが、ここからがいけない。
水の濾過やPH調整のために珊瑚を使っているのだけど
(この効果は熱帯魚関係で有名)、
この珊瑚がさらにマイナスイオンを出すとか、
水のクラスター(巨大分子集団)を
壊してそれで殺菌するとか言われると、
ちょっと科学からはずれてしまって、
一気にちょっと待てよって気分になってしまう。
「貯めた水を珊瑚で濾過したのち、
超音波で振動させレナード効果を得る」
だけだっったらよかったのに。
さらに、電子機器に囲まれているとプラスイオンが
たくさん発生ってあたりの説明も残念でR。
ということで、ちょっと様子見にすることにした。

ps:
それにしても、人差し指1本使えないだけで、
なんとキーボードが打ちにくいことか。
キーボードタイプに限らず、
全活動が30%くらい効率ダウンしてしまった。


2003/05/26(月)
便利とは

新しい包丁を買った。
軽くて切れ味がよく錆びにくく
重心の位置も人間工学に基づいて設計されているという
科学の申し子のような包丁なんだけど、
どうも手になじまないなぁと思っていたら、
やっぱり指を切った。
指というか、人差し指の先をそいでしまった。
おかげで人差し指の爪はほとんどなくなってしまって、
その下の皮膚が露出。
出血は少ないものの、
爪の下がこんなに神経がいっぱい走っているとは!
と実感させられる痛さでR。
指の側面ならまだよかったんだけど、先なもんだから、
指がどっかにぶつかるたびにずきんと痛い。
普段意識していないけど、
人差し指の先ってけっこうよくいろんなところにぶつかる
んだなぁと改めて認識させられる。

なんだろ、
道具ってのは少し負荷があったほうが使いやすい気がする。
ちょっと重いとかバランスをささえる必要があるとか、
瞬間の力がいるとか、
ちょっとした負荷がないとかえって使いづらいもんなんじゃないかと、
つまり道具側から存在性や生き様を主張してくる、
ちょっと「摩擦」があるくらいの関係の方が
「共同作業」をするうえではよいのではないかと
アフォーダンス的に考えてみたりする。
使い手にとっての
あらゆる負荷をなくす方向で道具を進化させるってのは、
案外間違いなのかも知れない。
これはゲームの設計についてもいえるんじゃないかな。


2003/05/22(木)
鎖国体質

日本人って根っから鎖国体質なんだと思った。
ホテルや飲食店では、香港、台湾からの客を拒否、
各種展示会でも同様のことが起こっているらしい。
もちろんSARSに感染しないようにということだけど、
この拒否感覚は、
白ずくめ集団を排除したい感覚と根っこの部分で共通している。
あるいは、田舎の人が都会から人が越してくるのを
こばむ感覚と共通している。
表向きの理由はそれぞれ違うけど、
「自分たちと異質な存在」を拒む、
排除するという点で共通している。
これはどうも日本人の基本的な資質のようだ。
きっと、鎖国も江戸幕府の方針だけってことじゃなくって、
民意でもあったに違いない。
すきあらば、鎖国したい。
そういう民族なんだと思う。
いいとかわるいじゃなくって。


2003/05/21(水)
山東料理

ほぼ日「食い道楽部」の面々とま
ぼろしの中華を食べに済南賓館へ行った。
山東料理という、
今では中国でも作り手がいない
古いタイプの中華料理を出してくれる店で、
老夫婦できりもっている。
古いタイプの料理なので調味に砂糖やオイスターソースなど
近年の調味料や人工調味料は使われていないらしい。
(甘みは、漢方でおなじみの甘草、
水あめ、はちみつなどで出すようだ)
この老夫婦が、
山東料理を作れる世界最期の料理人っていう、
バックストーリーはOKな店なわけだ。
絶滅動物ならぬ、絶滅料理なのだ。
こうした店が(近所の)四谷にあるというのに、
運命を感じずにはいられなかった。
ただ、この古いスタイルの料理は
今日中国でも廃れてしまっているわけだから、
現代人には合わない味に違いないと思って、
メンバーとは「今回は、
文化人類学的意味あいの集い」と覚悟していったが、
拍子抜けするくらいおいしかった。
特に甘みは、砂糖のようにエッジの立った甘みではないが、
こちらのほうが食材と相性がいいとおもった。
(ま、ぼくが甘いもの嫌いってのもあるんだろうけど)
それはそうと、前菜のふきの醤油付けが出たとき、
店の人が「これは1500年前からあったものです」
という説明に、
「ずいぶん古いんですねぇ(腐ってないのかしら)」
と感心していたAさん。
目の前にあるふきが
1500年前に作られたわけじゃないですからね。


2003/05/19(月)
壁のぼり

友達の谷口君に誘われて、
以前からやってみたかった壁登りをやってきた。
すっげーおもしろい!とまではいかないけど、
もうちょっとやってみようかなというくらい、面白かった。
たかが3mの(初心者用の)壁なんだけど、
けっこう力がいる。
腕力と握力と柔軟性もいるけど、それ以上に頭も使わないといけない。
ぶらさがりながら考えていると、どんどん握力が弱くなってしまうので、
瞬時にプランを立てないといけないし、
かといってデタラメにやっていては絶対に登れない。
レベル毎に使ってよい「石」が決まっているので、
それに合わせて使う手、足の運びなどを考えないといけない。
(例)
「前傾からスラブ壁左」
 緑ホールド5,8 赤ホールド5,10a 青ホールド5,
10b ピンクホールド5,10c 黄ホールド5,12a
これが、まるで、
一人ツイスターゲームをやっているみたいでおもしろい。
さらにボクの場合、歩道橋でもイヤなくらい高所恐怖症なので、
3mの高さもけっこうヤバイ高さだ。
だからけっこうそういうドキドキ感もある。
(なんて、こんな高さで感じてるのはボクくらいだろうけど)
はやく11mの壁に登りたくてしようがない。
きっと怖くって下を見られないから、
ひたすら上(ゴール)に登るだろうなぁ。
ばんばんアドレナリンでそうで楽しみだ。
禁煙といい断食といい、ちょっとMなのかもしれない>おれ。
ただ、トップロープ・クライミングは2人でやらないといけないので、
(一人は下でロープを持つ)
近所のだれかそそのかさないといけない。
すでに何人か候補が浮かんでいるんだけど、
彼らはそんなこと夢にも思っていないことだろう。

どんなスポーツでもそうだけど、
上級者の動きは美しい。
力強さとしなやかさと俊敏さが備わっていて、
みているだけでうっとりとしてしまう。
(きっと、そういうボクはその手の趣味の人だとおもわれてたことだろう)
そりゃあ、彼女を連れてきて見せたくなるでしょう。
でも、意外にも女性、
しかもすっごく華奢な女性がうまかったりするのには驚いた。
つまり、力業じゃないってことだな、きっと。
といっている今、キーボードをタイプする力も残っていないほど、
腕がパンパン、握力がなくなってしまっているあたし。
明日(ひょっとすると、あさって)は筋肉痛だろうな。


2003/05/15(木)
ディスポーザー

夏を前に、生ゴミが出るのをなんとかしたいと思い、
生ゴミを乾燥して肥料にしてしまうマシンを買うか、
ディスポーザーを入れるか悩んで、
結局、ディスポーザーを入れることにした。
たしかに、生ゴミ処理機は魅力的だけど、
やっぱり乾燥処理中にニオイが
完全に出ないというわけにはいかないようだ。
そもそも、夏場生ゴミのニオイがするのがイヤだから、
ってのが動機だからこれはまずい。
それにきっと数回試したら、
付け焼き刃のエコ心はすぐに飽きてしまうに違いない。
だいたい、
できた肥料をどうすればいいのか、花壇の一つもないのに。
ということで断念。
ディスポーザーはこの点問題ない。
それにどうやら、生ゴミを燃やすとか埋めるより、
下水に流す方が環境に優しいらしい
(ま、メーカーの話なので、話×0.5に聞かないといけなさそうだが)。
たしかに、生ゴミを下水に流すのがいけないのなら、
ウンチを下水に流すのもいけないことになる
(バクテリアにとっては同じようなもんだから)。
海や川を富栄養化してしまうのは、
主に洗剤のリン分がいけないのだし。
そういえば、知り合いの人で、
自宅でご飯を食べるときは、
お腹がいっぱいになっても、無理にでも全部食べるという人がいた。
生ゴミが出る(増える)のがイヤだからだそうだ。
お腹に入れれば(ウンチにしてしまえば)、
トイレに流せるので便利といっていた。
ちょっと違う気もするけど、
それはそれで合理的な考えと感心したのを思い出した。


2003/05/14(水)
業務提携

家で「サムライチャンネル」と「スターチャンネル」を契約したので、
24時間、誰かが戦い、何かしらの映画がやっている状態になった。
これがすこぶる幸せである。
こんな小さな事で幸せになってしまう自分がイヤになってしまうくらい、
幸せである。
それにしても、
しばらく見ない間にプロレス界は、団体の壁が粉々になっていた。
村浜とライガーが戦っている。
この間は、宇野君とカシンがタッグを組んでいたし、
小川と武藤が戦っていたり、
蝶野と小橋が戦ったりと
世の中なんでもありになってきた
(とプロレスファンじゃないと全然意味わかんないだろうけど)。
ほんの数年前まで、
いったい誰がこんなに団体の枠を越えた対戦が
バンバン現実化すると想像できただろう。
GTにマリオカートが登場するとか、「動物の森」にトロが出るとか、
jphoneでiアプリが動くとか、
そういうレベルの話がバンバン現実化しているのである。
ゲーム業界も会社同士の合併なんてやろうとするから、
事が大きくなって、破談に終わってしまうのだ。
お互いのキャラを貸し借りするとか、
そういうあたりからの業務提携をすればいいんじゃないだろうか。
(それにしても、「鉄拳」と「バーチャファイター」の
合体の可能性がなくなったのは残念だ)


2003/05/12(月)
自家発電の勧め

この夏は電力が不足して、停電が起こるらしいけど、冗談じゃない。
コンピュータ仕事で、停電なんてされちゃあ、たまんないのだわ。

こういう話になると、
現代人は電力を消費しすぎるのがいけないんだ。
もっと、以前のようにあまり電気を使わない生活にもどるべきだ。
その時代の方が幸せだった。
というスローライフ的なことが言う人達がいるが、
これも、たまんないのだわ。
確かに正論だけど、非現実的だからだ。
人間がみんなお互いを尊敬しあえば、戦争なんて起こらないはず。
ぐらい、非現実的な正論だからだ。
むしろ、
自家発電しなさい!
とぼくはいいたい。
こんなときこそ政府は、
自家発電装置に対して奨励金や税的配慮をして、
自家発電を奨励すべきだ。
自家発電にすると、めんどうなので、きっと電気の使用量は減る。
しかも、一家庭、
一地域をまかなうくらいの発電装置は、地球にやさしい。
大きな施設を必要としないから、
自然環境を壊すことがないからだ。
だいたい、関東一円の電力をまかなおうとするから、
化石燃料をガンガン燃やしたり、
ダムを作ったり、
あぶなっかしい原子力に手を出さなくてはいけないのだ。
小さな発電力でよければ、
風力や地熱や太陽光などクリーンなエネルギーを利用できる。
自分でペダルまわして電力を起こせば、ダイエットにもいいぞ。
1w×10000個も10000w×1個が
同じではないってあたりがミソなのだ。


2003/05/09(金)
電子レンジ

新しく買った電子レンジは、皿が回らない。
赤外線センサーがついてて、
設定された温度になるまで暖めてくれるので、
何分チンするとかいうこともない。
便利っちゃー便利なんだけど、
手持ちぶさたでつまらないっちゃーつまらない。
お風呂もコンピュータが自動的にお湯張りと温度調節してくれるしで、
なんか急に「未来の生活」になったみたいでとまどっている。
っていうか、
なんかコンピュータに支配されているみたいで、ちょっとヤダな。
と旧人類みたいなことを言ってみる。
でも将来は、
さらにあらゆる家電がインターネットなんかに接続されたりして、
どんどんこういう状況が加速していくんだろうなぁ。
なんか、ぜんぜんうれしくもワクワクもしないぞぉ。

やらなくてはいけない仕様作りをほったらかして、
頼まれてもいないゲームの仕様を考えている。
自分内人工知能ブームが去った後、
身近なもの(言葉とか電波とか生年月日とか顔とか、、、)を
ソースに世界が出来上がるという絵本ちっくな自動生成にはまっている。
寝る前(朝)の「今日の占い」を見てこれだ!と思った。
毎日毎日、
占いのように自分だけのRPGができあがるってのはどうだろうと思った。
今日は金運が悪いとかラッキーカラーはブルーとか、
人に親切にしましょうとか、
その日の占い結果が、そのまま、
その日のRPGのエピソードとして反映されるって寸法だ。
そこのあたりを自動生成するように、ちょっと頭をひねればいい。
こういうのがほしいんだけど、
ちゃんと作り込んだものを提供するという
従来のゲーム制作哲学とは相反する思想なので、
なかなか(作り手側に)受け入れられないのが難だ。


2003/05/07(水)
GW休暇

GWに行う予定だったイベント(仕事)がキャンセルになったので、
思いがけずGW休暇となった。
(GWに休んだなんて何年ぶりだろう、、、)
といっても、今更どこいくわけにも行かないので、
散歩→カフェでお仕事→散歩→カフェでお仕事→‥‥
を延々繰り返した3日間だった。
それにしても歩いたぁ。
のわりには、全然まともなアイデアがうかばんかった。

引っ越し先は予想以上に快適なので、
ポジティブな引きこもりぎみ。
いまのうちくらいは、とマメに掃除もする。
それにしても、どうしてまぁ、
ネコってのはこう毛が抜けるんだろう。
引っ越して間もないというのに、
死角に毛のふきだまりみたいなものができている。
このネコの毛の再利用みたいなものはないもんだろうか。
羊やアルパカみたいに、毛糸にできないのだろうか。
ふわふわしているから、羽毛の代わりにはならんもんだろうか。
もし、日本中の飼い猫の毛が再利用できたら、
すっごい資源が誕生することになるのに。

白装束の人たちの理屈が
「意味不明である」とアナウンサーが非難してるけど、
それだったら、マイナスイオン効果とか、
吸引式アレでかくするマシンとか、
そういうのの非科学性も平等に非難しなくてはいけない。
人の購買心を刺激するなんてのは、
考えようによっては「悪害」なわけだから。
それはそうと、あの集団、
芸術系に進めば非難もされないで済んだだろうに。
あるいは、日本のクリスト
とか呼ばれたかもしれないのに。


2003/05/02(金)
寝る向き

人間は本来どっち向きに寝るのが正しいんだろう。
ちなにみ、ぼくは右を下にしないと眠れない。
(これは禅宗の僧侶の「寝方」と同じである)

っていうか、むかし(200万年くらい前とか)は
どういう格好で寝ていたんだろう。
現在の標準?のように仰向けか?
でも、それは大切な「面」
(骨に守られていない+内臓に近い)をあらわにすること
だから、生き物的には正しくない気がする。だとしたら、うつぶせか?
しかし、当時は土の上か、草木をひいた上に寝てただろうから、
それもなんか苦しそうだなぁ。
人類誕生に関する本はおおくて、
どうやって歩き出したとか、
どうやって道具や火を使い出したかの研究はよく見受けるんだけど、
そういやあ、古代人の寝方って読んだ記憶がない。
だいたい火のそばによりそって、
抱き合って夜を過ごしていたという記述は読んだことがあるけど
(抱き合うとは、内臓面をお互いに隠し合うことであり、それゆえに
「安心感」が生まれるという説には、おおいに納得した記憶がある)




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