人間風車

2003/09/30(火)
辞任劇

原監督の辞任劇を見ていると、
自分の春先のいやあな思い出が重なって見えてきて、
ちょっと辛い気持ちになる。
チームで行なう作業である以上、
全てが満場一致で進むなんて事はあり得ない。
どこかで誰かとぶつかる。
それはそれで仕方がないし、
そういう化学反応の中からしか生まれ得ないアイデアさえある。
しかし、ただただ不毛で未来のない衝突というのも少なくない。
(どちらが悪いとか低脳とかではなくても、
哲学が大きく違うと着地点がないものなのだ)
そんなとき、
きっと原監督もそうだったと思うけど、
そういう不協和音が、
ファン(ユーザー)や
選手(スタッフ)に伝わってしまうのが何より怖い。
それだけは見せたくない。
絶対見せるべきものではないとさえ思う。
しかし結局、まじめにやればやるほど、
衝突の火花は激しく散り、言葉や表情を繕う余裕もなくなり、
周りに伝わってしまうところとなる。
そして、そのことで、衝突したこと以上の自己嫌悪に陥る。
チームを一つにまとめ上げられない、
衝突相手から信頼されない、
リスペクトを得られない、
自分の力量のなさがつくづくイヤになる。
衝突相手への不信、
自信の喪失、
ファンやスタッフへの罪悪感が重なると、
自分がここで引けば、という結論しか考えられなくなる。
(実際、一方が引けば、ことは進むことは進む)
きっとここ数ヶ月の原監督の気持ちって、
そんな感じじゃあなかったのかなぁ。
しかし、引いたところで気が晴れるわけではない。
敗北感と喪失感と罪悪感と自己嫌悪がつきまとう。
追い打ちのように、ファンやスタッフからも失望した、
ひきょうだ、弱いときつい言葉をもらうことになる。
なぐさめや同情が欲しいなんて甘い気持ちははなっからないが、
この追い打ちはかなり効く。
そんな心情を理解もしないで、
「あれは人事異動だ」と言える
巨人のフロントの人間性が信じられない。


2003/09/29(月)
もろもろ

TGS2003にいってきた。
正直、あまりおもしろくなかった。
いつもと変わり映えのしない、同じようなタイトルが並んでいた。
というのが率直な感想だ。
(細かく見ていけば、いろいろ違いはあるんだろうけどね)
気になったのは、小さなメーカーの出展が少なかったことだ。
小さなメーカーは出展を見合わせたのか?
小さなメーカー自体がなくなったのか?
いずれにせよ、生物の進化に照らし合わせれば、
全体としての多様性を失い、
変化がしやすく、その速度の速い小さな種が少ないことは、
種全体の絶滅を予言しているということになる。
そんなこととは全然関係なく、
うちのクマの着ぐるみのデキが非常に良かったので、
とってもうれしかった。
一般の人が、ゲーム自体をどう感じてくれたかは、
よくわからなかったが、
クマの着ぐるみは非常に受けがよかった。
 ●
原監督が辞任したか、させられたかした。
それについては、いろんな奴にいろいろ感じたが、
なにより、(阪神ファンの)山藤章二が
「悪いことしたなぁ」
と言ったのには、すっげー頭に来た。
絶対に許せん。
遠からず来るであろう、逆の立場の時には、
ファンレターを書くつもりだ。

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2003/09/26(金)
TGS2003

今日から、東京ゲームショウが開催される。
んで、何年かぶり(ひょっとしたら、こういうショウに行くのは、
「がんばれ、、」の発表の年以来かもしれない)に行くことにした。
というのも、うちの「くまうた」が発表になるからだ。
というか、
身長190cmのシロクマが会場をウロウロするらしいからだ。
是非、一緒に記念撮影をせねば、
とムームー一同で出撃することになった。
(記念写真は月曜日にでもココに載せます)

「くまうた」は、SCEJの今年の「隠し球」と言われているらしく、
「一押しソフト!」にはリストアップされていない。
だから会場で初めて見る人も多いことだろう。
そういう人たちのリアクションを見るのも今回の楽しみの一つだ。

そうそう、うちのソフトは、
いつも「隠し球」といっていただいている。
そのうちいくつかは、発売後まで「隠し球」となって、
出たのか出なかったのか、
わからんくらいの隠し球ぶりを見せつけたこともあったが、
「くまうた」は着ぐるみまで作ってもらって、
かなり力を入れて告知していただけるみたいでありがたい。

このソフトは好き嫌いがはっきりすると思う。
引っかからない人には全く引っかからないと思う。
また、実際にシロクマが
歌を歌っているシーンを見てもらわないことには、
何がおもしろいんだか、さっぱり伝わらないと思う。
そのあたりが心配だけど、
今更なにができるわけでもないし、ま、いいや。


2003/09/25(木)
原作

映画にも漫画にも原作という職種がある。
原案ということになれば、
音楽にだって出版にだって
しかし、ゲーム業界では聞いたことがない。
もちろん、そういう役割はあるが、
それだけで食べていける、
いや、それだけで対価が払われることはない。
アイデアだけでは誰もお金を払ってくれないのだ。
ゲームの場合、グラフィック制作やプログラム、
音楽制作などに対してのみ対価が支払われる。
だから、大きな企業内での分業体制に組み込まれていない者で、
アイデアを生み出すのに得意な人は、
それ以外の「作業」で対価を得るより他ない。
昨今、アイデアが枯渇しているとか、
ゲームはアイデア次第とかいっているわけで、
ならば、純粋にアイデアだけに対しても、
対価を支払うべきだと思うのだが、
残念ながら、アイデアはモノでないため、
対価の対象とならないのが、
日本社会の価値観である。
一方、
ゲームの企画を作ることとゲームに作り上げることは、
本来は別の能力である。
ゲームのアイデアだけを考えるのが得意な人もいれば、
人のアイデアであっても、
うまくゲームに仕上げる能力のある人もいる。
もちろん、その両方が得意の者もいるが。
こうした役割分担はすでに存在していそうだが、
企画を考えた人間は、
そのゲームが完成するまで
そのプロジェクトに拘束されるのが一般的だ。
企画を考える時間と、その後のゲームに仕上げる時間では、
必要な作業時間が異なる。
だから、いくつものプロジェクトを
並行的に立ち上げていかなくてはならない場合、
企画を考える者は、その企画が十分に詳細まで作られた時点で、
そのプロジェクトを制作者にゆだね、
次の企画を考えるほうにまわったほうが、合理的である。
なのにこうした分業システムが成立しないのは、
上にあるようにアイデアだけでは対価が支払われないからだ。
企画だけを提供するプロというのは存在しえないのが現状だ。
これは間違っている、というかもったいない。


2003/09/24(水)
エッセン'03

今年のエッセン'03は、10月23日から行われるらしい。
どんな新作が発表されるか楽しみだ。
日本にいるとピンとこないけど、
ドイツ(やヨーロッパ)では、ボードゲームは大変な人気で、
年間200タイトル発売されるともいわれている。
ドイツのボードゲームは、日本のTVゲーム、
アメリカのトレーディングカードと並んで
世界の3大なんとかと表されるくらいなのだ。
遊び(ルールや世界観)の多様性は、
日本のTVゲームより上回っていると思う。
よくまあこんな遊び考えつくものだと、
いつもいつも驚かされる。
大人でも十分に楽しめる、
単純でありながら深い遊びっていう意味でも、
日本のTVゲームをはるかに上回っている。
ドイツ人おそるべき!。
今まで、TVゲームとボ?ゲームは相性が悪かった。
複数でプレイする際、
相手のカードが見えてしまったりするからだ。
しかし、
PSPは、LAN機能を持つと発表されているけど、
ゲームマシンがネットワークに
つながるのが当たり前の時代になると、
いよいよ、その親和性は高くなる。
ボードゲームが生み出した多様な「遊び」が、
いよいよTVゲームにも「使える」時代がきたわけだ。
つまり、ムームーの会議室の押入いっぱいのボードゲーム達は、
いよいよ減価償却されるわけであり、
今後の購入は、先行投資ということになり、
恒例のボードゲーム大会は、研究会になるわけである。
つまり、ボードゲームを買うのも遊ぶのも、
これからは「仕事」の一環となるわけであるから、
がんばって買って遊ばないといけない。
買うぞ~~~!


2003/09/22(月)
山体崩壊

テレビで東海大地震が
どうのこうのという番組をやっていたので、
見るとはなしに見ていた。
(いつもの変わり映えのしない話であった)
ただ、1つだけはっとさせられる話があった。
東海地震がはっせいした場合、
条件によっては富士山も噴火するといわれている。
噴火はいいとして(よくないか)、
山体崩壊というのはやめてほしい。
山体崩壊とは山が内部の圧力を失ってつぶれてしまう現象だ。
噴火のあと、
電子レンジで暖めすぎたラップ掛けの皿のように
(う~~む科学的には正しいがわかりにくい比喩)、
急激にしぼんでしまう現象だ。
富士山は普通の山と違う。
国のシンボルであり、国民の魂なのだ。
第二次大戦で、
アメリカは富士山を爆撃すべきだったと思うくらいだ。
だから、あの形だけは崩れてはならない。
地震や火事による経済的ダメージは回復できるだろうけど、
富士山が崩れてしまったら、
そのダメージは二度と回復しないだろう。
とそのことだけは、とっても心配だ。

それはそうと、
地震の予知はFM電波の受信状態の変化でも
わかるという研究は興味深かった。
普通、高周波のFM電波は、
電離層を突き抜けて宇宙に出ていってしまうので、
あまり遠くには届かない(遠くのFM局の放送は聴けない)。
しかし、地震直前の岩盤へのひずみから生じる電磁波が、
どうやらこの電離層に働きかけ、
FM電波を跳ね返すことがあるようだ
(=遠くのFM局の放送が聞こえる)。
つまり、普段は聞こえないはずの遠くのFM局の放送が聞こえたら、
そこから逆算して、地震の起こる地域を予測できるというわけだ。
これはおもしろい。
なぜって、特別な機材を必要としないから、
みんな、FM電波のチェックができるからだ。
SETEで宇宙人を捜すのもいいが、
みんなで地震予知をするってのも実利があっておもしろい。
みんながインターネットを通して、
与えられたFM局の受信感度をチェックし、
異常があれば、センターに情報を戻す。
けっこういけるアイデアだと思うんだけど、
だれか、そういうプログラムと装置を開発してくれないかなぁ。

PS:
あいかわらずMさしの戦いはつまらない。
なんでだろうなぁ。強いことは強いんだけど、、、
それはそうと、デブとか、でかいとか、
そういうことだけで客を呼ぼうとするK!の姿勢は、
どんなもんだろうかと思う。
そういうことはプロレスのほうが一枚上手だから、
高い技術を見せないとダメだと思う。
(この話はCEDECでもしたんだけど、みんなきょとんとしてたっけ)


2003/09/19(金)
苦行

まわりで禁煙やらダイエットやらが流行っていて、
そこらじゅうで悶絶している。
なんか苦しそうでうらやましい。
ぼくも早く、次なる体にいい苦行をみつけないとな。
やはり、次は高坂寝技道場か。
 ●
ビタミンの爆弾といわれるローズヒップが届いた。
無農薬で育てたローズヒップを乾燥させて砕いただけの代物で、
お湯に浸してローズヒップ・ティーとして飲む。
意外にすっぱくない。
(おいしくもないけど)
さすがにチリ産。こまかなゴミが浮くアタリが愛嬌である。
1000gも買ってしまったので、相当持ちそうである。


2003/09/17(水)
DGT

パソコンやその周辺機器やソフトが充実してきて、
しかも安くなったので、
DTMもDTPもDTVも一人でできる時代になった。
しかもプロじゃなくっても、素人がおこずかいをためて、
というレベルで揃えられる。
っていうのも久しい。
クリエイティブな作業は可能な限り少人数が望ましい。
ホントは1人でぜんぶできるのが一番の理想だ。
と個人的には思う。
だから、上のような環境が整ったことはすばらしいし、
故に生まれた傑作も少なくない。
ただし、環境さえあれば即イイ作品が
作れると錯覚している人がいるが、
これは完全な間違いだ。
今のところ、おつむの代わりをしてくれる装置やソフトはない。
音楽にしても、映像にしても、デザインにしても。
ところが、
もっともパソコンと相性がいいはずのゲームはこれがない。
DTG(desk top game)ってのは存在しない。
(FLASHなどでそれっぽいことが
できることはできるっちゃーできるが)
これは不思議だ、というかもったいない話だ。
プログラムが組めなくても、絵が描けなくても、
ゲームが作れるソフトが出るべきだ。
RPGツクールってのもあるけ
ど、既成のゲーム(RPG)しかできないのは、ちょっと窮屈だ。
アイデアによっては、すごく企画書がしょぼくなるものがある。
こういうアイデアの場合は、サンプルのゲームを作るに限る。
100企画書は1サンプルにしかずだ。
しかし、現状だとサンプルを作るとなったとたん、
プログラマーの手を借りないといけなくなる。
これが不便だ。
そのための費用や仕様や協議が必要になって、うざい。
ゲーム会社は、お金を出し合って、
ゲーム開発ツールを作って、
作家の裾のを増やすとかしないとダメじゃないかなぁ。
でないと、新しい試みは商品開発の中でしかできず、
となると、思いつきレベルでは作り出せなくなる。
また、現在では作業が高度に分業化しているので、
ゲーム自体を企画するとかいう
仕事に携われるチャンスは非常に小さい。
その上、1つのゲームの製作期間も長くなったので、
なおさらチャンスが減る。
だれもが気軽にゲームを作れる。
音楽や映像やデザインや本の分野では
当たり前のことができないのは、
大きな問題だ。
(と、今更、講演調の口調になってどうする)


2003/09/16(火)
阪神優勝

昨日で、9月に入って11日目の真夏日だったらしい。
なんなんでしょうか、これは。
 ●
阪神が優勝した。
優勝が今日に伸びたあたりに、
ヤワラちゃんの強運を感じる(中継を中断されずにすんだ)。
それにひきかえ、
今の阪神のベースを作ったのは野村監督だったりのに、
すっかり星野さんにいいとこどりされてしまうあたり、
野村さんの月見草ぶりが発揮されている。

それにしても、たかがファンチームが優勝しただけで、
どうしてあんなにうれしいのだろうかと不思議に思う。
いや我々がそのピュアな喜びを忘れてしまっているのだ。
喜びもマンネリ化してしまう常勝軍のファンの悲しさよ。
(とでも言っとかないと、、、)
っていうか、ここはナベツネにがんばってもらって、
ドラフトの廃止、DH制の導入、外人枠の廃止、
巨人びいきの審判員の雇用、FAの悪用など、
あらゆる手段を尽くして、来年は優勝して欲しい。
(中途半端なわがままじゃダメだ)

それにしても、一度でイイからビールかけをしてみたい。
どうやったらゲーム制作の場で
ビールがけができるんだろうか?
100万本目が売れた瞬間?
何かの賞を取った瞬間?
どうも今ひとつ盛り上がりに欠ける。
同じくカーテンコールとアンコールも受けてみたいんだけど、
これまたどうしたらできるんだろう。
それはそうと、
ビールがけには、各局女子アナを総動員してやってほしい。
野郎(とくに他球団の奴ら)が
ビール浴びているのを見ているのなんてつまらない。
女子アナが、ビールをかけられた瞬間みせる反応から、
日頃の男のあしらい方を
チェックするってのが正しいビールがけの見方だ。


2003/09/12(金)
景気回復

景気が回復している?
まるで渋滞の先頭に出たときみたいに、
何が原因で不景気になったのか、
何が原因で解消されたのか、さっぱりわからん。
どう考えてもムードの総和としか思えない。
「景気回復、みんなで(そう)思えば怖くない」
景気動向というのがそういうものであるならば、
景気の未来を占うのは、経済学ではなく心理学である気がする。
多数の人の心理動向の集合体、
つまり群知能モデルとして扱うべきなのかも知れない。
と、講演の時思いついてたらなぁ。
ともかく、一度、シミュレーションしてみたいもんだ。
(そういえば、CEDEC2003での講演内容を
反省を交えてアップしましたので、
興味のある方は見てみてください。左のTOPICSです)
 ●
テレビ画像なんてNTSCレベルで十分だと思っていたけど、
ハイビジョン放送を見てしまうと、
やっぱりこっちの画像の方が断然イイなぁ。
ただ、番組内容は非常にプアーだ。
画質か内容か?
結果、渓谷のせせらぎとか
ヨーロッパの田舎の風景とかばかり見ているおれ。


2003/09/10(水)
米は太るのか

しっかしまぁ、
どうしてこうどこのサイト
(特に公共施設のサイト)はフラッシュばやりなんだろう。
意味のある動きなら良いけど、
ただロゴが飛んでいるだけとか、メニューが出現するとか、
そういうのは勘弁して欲しい。
せっかくブロードバンドにしても、
こういう意味のないウエイトをかけられることが流行っては、
全然意味がない。
だいたい、そういうページはそれ以外もできが悪いし、
多くの場合、そこの仕事もできが悪い。
そういう悪しきサイトはいくらでもあるけど、
ここもどうかしている。
箱根彫刻の森
ちょっと行き方を調べたかっただけなのに、、、
ピカソが泣くぞ!
 ●
別にダイエットするつもりはないけど、
なんとなくそれ関係の本やサイトを見ていると、
実際の所、米を食べると太るのか?
ってことがわからなくなる。
一般的なダイエット的には、アウト。
低インシュリンダイエット的にもアウト。
カレーダイエット的にはセーフ。
米はでんぷん(糖質)なので、あまると脂肪に変わる。
よって太る。
が非炭水化物系ダイエットの基本的な考えであるのに対して、
低インシュリンダイエットでは、
同じ糖質でもゆっくり糖に変わるかどうかが大きな問題であり、
米は早く変わるのでアウトという。
が、米系ダイエットでは、
米は早く糖に変わる故、早く使われるので、
脂肪として残ることはまずないという。
どれがホントなんだろう。
それはそうと、小豆がゆのレトルトパックを大量に注文した。
復食に食べてみたんだけど、ただのおかゆよりうんとおいしい。
おかげで今でもこのおかゆを食べている。


2003/09/08(月)
CEDEC2003

なんとかCEDEC2003が終わった。
講演が終わって手伝ってくれた人たちと
昼ご飯を食べに行ったとき、
開口一番「もうやらん」と言ったら、
「去年も最初にそれを言った」と言われてしまった。
確かに、、、
それにしても、しゃべるのが下手だなぁと自己嫌悪に陥る。
そういやあ、昔、糸井さんに
「森川君、ホント、プレゼン下手だねぇ(笑)」
と呆れられたことがある。
なんかしゃべっているうちにめんどくさくなってしまうのだ。
だからついはしょってしまう。
その上、ペース配分もうまくできないで、
最期はいつもすっごい早口になってしまうので、
きっとわかりにくかったろうなぁと思う。
時間を見つけてHP上で講演の内容を公開しようと思ってますので、
当日、よくわからなかった人はそちらをごらんください。
そういえば、いくつかイイ(鋭い)質問を受けたけど、
これまた十分にお応えする時間がなかったので、
申し訳ないことをした。
なんか一方的にしゃべるより、
討論会のほうがおもしろそうな気もする。
でも、どのみち、
人工知能に関してぼくがお伝えできることったら、
これくらいのことだから、今回で最期でいいだろう。

帰り道メビウスに寄って、自分へのご褒美にゲーム
を買ってやった。
「ヨーロッパツアー」
「ファンダイブ」
そういやあ、ボードゲームは通信を使ったTVゲームに
たくさんのアイデアを提供してくれるはず、
という話をするのをすっかり忘れていた。
CEDEC2003も終わったことだし、
ちょっとまじめに「ボードゲームforTVゲーム研究会」
を発足させようと思ったりしている。


2003/09/04(木)
脳の栄養

久々に徹夜モードで仕事をしたら、
今日の夕方、目が回ってしまった。
炭水化物や糖分をとらないのは、
脳にはよくないんだろうなぁ。
いったいいつから脳はブドウ糖しか
食わないとかいいだしたんだろう。
脳細胞も他の細胞も細胞には変わらないわけだろうから、
それに他のほ乳類(ネコとか)だったら、
炭水化物や糖分を摂らないから、
彼らの脳では使っていないはずだ。
と思うと、ブドウ糖しか使わないって、
なんてわがままなんだろう。
(完全に糖質をカットして、ちょっといじめてやろうかな)
それはそうと、ネコの脳はどうなっているんだろう。
ブドウ糖じゃなきゃ、何をエネルギーにしているのだろう?
脂肪(酸)から作られるケトン体を使っているんだろうか?
だとしたら、いつも人間で言う断食状態なのだろうか?
だとしたら、ここに書いてあるように、
ネコはいつも
・気分が爽快
・細かいことが気にならない
・空腹感をあまり感じない
・五感が微細になる
・頭脳を明晰にし、直感力が増す
・脳波がα波優位になる
なのだろうか?
たしかにいつもハッピーそうではある。
 ●
明日はいよいよCEDEC2003
満員御礼はありがたい話なんだけど、
プレッシャーも大きい。
いつもこの時期になると、
人前で話すのは大の苦手なのに、
なんで引き受けてしまうんだろうと後悔する。
といいつつ、
先日、11月の某学会での講演を
引き受けてしまったのだけど。
@箱根なんて言われるとね、つい。


2003/09/02(火)
タンパク質ダイエット

この夏の天気予報的中率がでた。
関東甲信の正解率は52%、九州北部では49%。
どのくらいの精度で当たった、
当たらなかったを判定しているのかわからないけど、
いい天気、悪い天気だったら、
ゲタを使っても正解率は50%となるから、
いかにすごい成績かわかる。
逆に言えば、この的中率の逆数が、
異常気象度を表しているといえる。
 ●
なにかにつけてマスコミが「不安、不安」を連発するのは、
不安がっているのは自分だけでないことが
わかるという意味で効果があるんだろう。
特にテレビは、
そういう一般人の潜在的欲求をくみ取るのがうまい。
不安の逆は「安心」なんだろうか?
「幸せ」なんだろうか?
われわれの求めているのは「幸せ」でいいんだろうか?
「安心」も「幸せ」も往々にして他者との比較、
とくに量的比較で査定してしまいがちな点が危うい。
むしろ、
仏教の勧めるところの「楽」を求めるのが正しい気がする。
(と、にわか仏教かぶれ)
 ●
ふと思ったんだけど、
体脂肪は、ブドウ糖と脂肪酸から作られる。
ブドウ糖は果物や甘いものや炭水化物からしか作られないので、
つまり、それらをとらないと脂肪は作れないってことになる。
となると、ダイエットのためには摂取カロリーということよりも、
炭水化物や甘いモノの摂取が問題なのだ!
ではカロリーが多いタンパク質ばかり摂っていたら、
いったいどうなるんだろう。
タンパク質は分解されてもアミノ酸になるだけだから、
原理的に言えば体脂肪にならないはずだ。
と思いさっそく実験。
ここ2日極力炭水化物を摂らない、
でも高カロリーのタンパク質は
たくさん摂るって生活をしてみたら、
2日で2kgやせてしまった。
ただ、炭水化物を摂らないってのは
あまり健康にはよくなさそうなので、
夜だけ摂らないというほうがいいのかもしれない。
なんてのはダイエットの常識なんだろうな、きっと。


2003/09/01(月)
ドキュメンタリー

最近見たドキュメンタリーを2本紹介。
1本目は「」。
Aは、オウム真理教の改名後の集団「アレフ」の頭文字だ。
んで、内容は、オウムの実体というか現状というか、
なんでみんなまだ信者なの?っていうあたりを広報部長の
荒木浩へのインタビューを中心に追ったドキュメンタリーだ。
マスコミがさんざんやっていたような、
安易なオウム非難ではなく、マスコミや公安やアレフに対して、
平等な視点にたって見ているあたりがすばらしい。
ゆえに、三者とも、どいつもこいつもというのがよくわかる。
当たり前だけど、
こういうマスコミまで「平等に見ている」作品は、
テレビなどでは放映されないので、買って見るしかない。
さらに、オウム残党の「出口」を塞いでしまって、
ゆえに彼らをオウムに固執させてしまっている、
我々「一般市民」っていうヤツへの批判も感じ取れる。
このドキュメントを見ると、
荒木浩などはアレフは間違っていると
もうわかっているのだなぁと気が付く。
彼らにはしっかり責任をとってもらう必要があるけど、
その後には、彼らがこちらに戻ってこれるように、
後ろのドアを開けておいてあげなくてはいけない。
「こっちに来るな」だけでは、
彼らはまた危ない集団になりかねない。
とまあ、骨太なドキュメンタリーなわけです。

2本目は、「神様の愛い奴」。
ゆきゆきて、神軍」の奥崎健三のその後です。
といったら即「ああ、見たい」というくらいの
人にしかお勧めできないドキュメンタリー。
っていうか、あまり見ない方がいいかもというドキュメンタリー。
狂気とか非日常とかリアリティーとか真実(同じか!)とか
煩悩とか妄想とかエロとかグロとかそういう言葉が
全て陳腐に感じられるような作品。
自分からこれだけ遠い「現実」って、
身近なフィクションより遙かにウソっぽく、
かつエンターテインメントなんだとビックリ。
奥崎健三の「思いつき」のおかげで、
おそらく監督も予想していなかったような
エンターテインメントに仕上がってしまっている。
見終わった後バルザックの
「人間喜劇」のことがすっと頭に浮かんだ。
と同時に、何故か、自分の老後が急に心配になってしまった。
(50を過ぎたら結婚しようと思ったくらい)




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