人間風車

2008/09/30(火)
新型ゲーム機ラッシュ

どうやら新しいDSが出るらしい。
いろいろな噂が巷を駆け巡っている。
X360も小さくなると言う噂がある。
PS3もモデルチェンジするらしい。
PSPは10月に新型発売。
新型ゲーム機ラッシュだ。
ついでに、mac bookも新型が出るらしい。
ipodはこの間、新しいのが出たばかり。
忙しい。
金がない。
そもそも、必要ない。

こういう話が出ると、
今年も残りわずかなんだなーと感じる。
上のような発表は、
年末商戦をにらんだタイミングでの発表だからだ。

1ファンとしては、ワクワクするが、
作り手としては複雑な心境(笑)
(四捨五入すれば、
作り手側としてもおもしろいんだけど)
こう、マシンの入れ替わりが激しいと、
技術を蓄積していくヒマがない。
マシンの底力を引き出すヒマもない。
新しいマシン用に開発した技術を
減価償却するチャンスもない。
かといって、
ローンチゲームのメリットというのも
昨今では薄い。
開発会社は対応がたいへんだろうなー。

今度の各マシン、何が変わるのか、
何が足されるのか全く知らないけど、
ゲーム再生の改変じゃなくって、
ゲームをいかにお茶の間に届けるか、
そんな仕組みの改変だったらいいのになー
と考えている。
毎日ゲーム機に火を入れたくなる、
欲しいと思ったらすぐに手に入る、
欲しいと思ったらすぐに手を出せる(値段とか)、
そういう仕組みが組み込まれてるといいなー、
と思っている次第ですが、
さすがにもーハードも完成しているだろうから、
神様に祈るのみであります。


2008/09/29(月)
サブプライムローンの不思議

サブプライムローンというのは、
通常のローン審査で通らないような人に
お金を貸すシステムのことらしく、
そもそもリスクがある。
住宅を買うローンだけに限られ、
買った住宅自体が担保となる。
つまり、貸し倒れプラス
中古住宅市場が悪くなれば
担保自体も劣化してしまうという
さらにリスクの高いローン。

借りる側にとっては、
最初の返済金額が少ないので、
近視的に見てると自分の収入とローン額の比率を
見誤ってしまう。
(簡単に返せる借金に見えてしまう)
中古住宅がどんどん値上がっているときは、
住宅を転売すれば、
ローンを返済してもおつりがくることになるので、
元手も資格も必要としない投機ツールとしても
機能してしまう。
もちろん、
住宅価格が右上で上がり続けることはないので、
いつかはバブルがはじけてしまう。

とまー、
貸す側借りる側にもリスクの高いローンが、
全住宅ローンの13.7%にも達しているというのが不思議だけど、
それ以上に、不思議なのが、
サブプライムローン残高自体は1.3兆ドル。
一方、
このサブプライムローンによる、
世界での損失は、
すでに20兆円を超える損と言われている。
どーして、
全額返らなかったにしても1.3兆ドルの損なはずが
20兆円にまで膨らんでしまうのか?
素人としては不思議で仕方がない。


2008/09/26(金)
ゼロクリア

さて、
弊社は仕事の間隙を突いて
社員旅行に行っておりましたため、
しばしここの更新が滞っておりました。
失礼いたしました。
このところはもー、チェーンワーカーなもので、
1つのプロジェクトが完全に終わってから休む。
なんてことすら、
うまくいかなくなってきており、
この1週間ならなんとなかる、
という
台風の目をつくような旅行となっております。

おかげざまで
完全に脳内ワークスペースを
完全に空にすることができました。
これは大きいです。
仕事が煮詰まって、
考えがまとまらなくなっているときというのは、
おうおうにして、
ワークスペースがいっぱいになっているためであります。
脳というのは、たいがい、
場所場所で仕事が決まっているわけですが
(ニオイを分析したり、手の感覚を受け取ったり、、、)
ワークスペースはいろんなところが使ってイイ、
共有の作業デスクみたいなものです。
で、当然、仕事が煮詰まってくると、
この机が散らかってくるわけです。
出しっぱなしの道具、散らばった書類、
飲みかけの珈琲、紙くずなどなどで、
どんどん空きスペースがなくなっていき、
作業が出来ない状態になっていくわけです。
机の上の情報を整理したり、
新しい情報を置くことができなくなり、
必要な情報が見つからなくなり、
不要な情報がまだ残っている。
メモを書く作業スペースすらない。
こんな状態の時、人は
「ああ、考えがまとまらない」と思うわけです。

そういうときどうするか。
スタートに立ち戻って、1から整理整頓する。
それも正論でしょう。
でも、おれのように性格的に無理な人もいます。
で、おれはというと、星一徹方式、
つまり、
テーブルごとひっくり返してしまって、
テーブルの上の仕事道具一切を床に落とし、
テーブルをゼロクリアする方式をとります。
会社という環境では、
常に新しい仕事道具が運ばれてきてしまうので、
全然クリアにならない。
そこで旅行です。
旅行先でのちゃぶ台返しは、
かなりちゃんとゼロクリアできるのであります。
今、私のワークスペースには、新品のようにキレイです。
仕事の「し」の字もありません。
クライアントの方、すみません。
これほど、快適な机はない!というくらい
広く空っぽな空間です。
大成功です。

あとは、
仕事したいぞー神とイイアイデアでたぞー神
の降臨を待つのみです。


2008/09/18(木)
サーキュレーター

この夏は猛暑だったのに、
意外にクーラーを使わなかった。
っていうか、
ちょっと意識的に使わないように心がけたりしてみた。
その代わり、
サーキュレーター」に活躍してもらった。
「サーキュレーター」とは
扇風機の強力なヤツみたいなもので、
直接体に風を当てると言うよりは、
部屋の空気を撹拌するのが目的の扇風機だ。
結果、
天井や壁に当たって「柔らかくなった」風が
なんとなく体に触れるという程度の風力となる。
そのため、
サーキュレーターはいつも
あらぬ方向(天井とか)を向いている。

これが快適なのです。
扇風機の風が直接体に当たるのって、
どーも苦手で、
回しっぱなしで寝ると
10000%風邪をひくんだけど、
サーキューレーターの場合、全然大丈夫。

ということで、この夏は、
結局、暑さしのぎには
冷たい空気、強い風なんてのは
必要なかったってことだなと実感した。
冷やさないといけないとか
直接体に風を当てた方が涼しいとか
弱い風なんて意味がない
なんてのは幻想だ。
とまでは言わないけど、
軽い冷気と軽い風、
それに不規則な風のながれ
(きっとこの要素が効いているんだとおもう)
これで十分暑さをしのげるとわかったのはもうけもんだ。

これで少しは省エネのお手伝いができる。


2008/09/17(水)
事故米

それにしても不思議だ。
なんで、
工業用に限定された事故米を
食品メーカーに卸すんだろう?
なんで、
食品として流通しないように、
食紅などで着色しないんだろう?
(牛乳の生産調整とかそうしているのに)
そもそも、なんで、
そんなに事故米のストックがあるんだろう?
事故米を送りつけてきたところに
返品して(もちろん、着払いで)、
安全な米を送り直してもらうべきだろう。
なんで、
そんな小学生でもわかるような問題が
放置されてきたんだろう?
みんな上級国家公務員試験を合格してきたような
賢い人ばかりのはずなのに。
なんで、
詐欺罪や食品管理法違反なんだろう?
もー、無差別テロでしょあれは。
不思議だ。

ところで。
米だけだろうか?
事故米ってのも初耳だったけど、
事故野菜とか事故フルーツとか
事故菓子とか事故魚ってのもあるんだろうか。


2008/09/16(火)
はまるとあきる

にはまる。
何かに飽きる。
反意語のようだけど、
自分的には、
「飽きる」=「興味がなくなる」
とはとらえていない。
どっちかというと、
「飽きる」=「平常心になる」
ととらえている。
なので、
程度としては、
はまる→飽きる→興味がなくなる→嫌いになる
となる。
んで、
最終的に一番居心地がいいのは、
「飽きる」段階だと思っている。
が、しかし、この価値観、
慎重に使わないとどえらいことになる。
「君には飽きたんだよ」
なんて言葉は100%
「君とはちょうどいい感じになった」
と受け取ってもらえない。

「はまる」とは「堕ちる」ことだ。
どっぷり浸かって、周りが見えなくなる。
他のこととのバランスがとれなくなる。
良いところだけ見えて、悪いところに気がつかない。
そんな病的な時期だ。
何をするにしても、
そういう時期がないとつまらないのは間違いないが、
そういう時期が一番良かった、一番好きだった時間
と考えてしまうと
あとは下がる一方に感じてしまうから、もったいない。
一方、飽きるというのは、嫌いになったのとは違う。
はまっている時期をピークと思っていると、
それより温度が下がる「飽きる」時代が、
情熱が冷めたと感じてしまうのがいけない。
「はまる」を熱が上がりすぎた時期と考えれば、
「飽きる」はちょうどいい温度になったといえる。
いいところも悪いところも見える。
他のこととのバランスが取れるようになる。
自分の自然な欲求量に合わせて求められる。
そう言う時期が「飽きる」だ。
オレに言わせれば、
「彼に夢中」は行き過ぎた時間であり、
「彼に飽きた」時期こそが、本来の時間である。

ただ、最初からちょうど良い温度で止まる
ってーのはとてもむつかしい。
(できたためしがない)
たいがいの事は、
ちょうど良い温度まで上がらないか、
加熱し過ぎてしまうかどちらかだ。
人生の火加減はむつかしい。


2008/09/15(月)
ピリピリ感

世間は連休らしいですが、
うちは通常日です。
この時期は、
曜日はもちろん、昼も夜も家も会社も関係ありません。

この時期の自分は非常にピリピリしております。
以前は、そんなことでは
現場が緊張してしまうからいかんと
思っていたんだけど
今では、この時期はそのくらいの緊張が必要と思い、
素直にピリピリ感を出すことにしている。

なんでできあがってこない!
なんで質が上がらない!
なんで今更!
なんで今まで!
なんで倒れる!(笑)
と外に対するイライラだけじゃなく
自分の中だけでも
経営責任者の自分と監督の自分が
予算やスケジュールのことでケンカしているわけです。
ピリピリしないわけがないです。

そして、きっと、
オレ→スタッフだけじゃなく、
スタッフ→オレ的な不満も同量にあるわけです。
なんでもっと早く言わない!
前言ったことと違うじゃない!
言ってることがわからない!
などなど。

そうやって、
あちらこちらがギスギスして、
摩擦熱が出て、
スケープゴートがつるし上げられ、
あちこち、一触即発の状態になる。
これは、必須の現象、
ゲーム制作最終段階の醍醐味であります。
(きっとゲーム制作以外でも同じだと思う)

そういう状況ってのは、
危険にさらされた野生動物のように、
センサーをマックスまで敏感にできるチャンスでもあるので、
パニクったり、自暴自棄になったり、落ち込んだり、
悲しんだり、不安がったり、怒ってはいけない。
ましてや人のせいにしてはいけない。
自分のピリピリ感を、
自分の仕事の精度アップ用の武器として
利用しないといけないわけです。

そういった訓練ができるのは、
こうした状況のときだけなので、
とっても貴重なわけであり、
つまらないレベルで「鎮火」させてしまうのは
もったいない話なのであります。


2008/09/12(金)
ちょっといらいら

仕事帰りに機嫌が悪い自分に気がついて、
なんでなんだろーと思ったら、
どうやら、仕事の中で出た話で
イライラしていたみたいだ。
どうりで、向きに反論してたわけだ!
って、
帰りのタクシーの中でわかるなんて、
遅すぎ!

どうも自分は、
小利口さんが苦手のようだ。
きっと自分もそのジャンルに入るから、
余計にそうなんだろう。
やる前から結果がわかるような口ぶり、
負けないことが勝利であるような価値観、
今の流行の延長に未来があるという単純な思考を
たくさんの専門用語でもって、
いかにも熟慮した結果の予測のように語る、
それでいて、実体験がない。
全てがデスクトップ上からの情報。
どーも、
そういうのが苦手みたいだ。

ゲーム制作の現場は職人職人しすぎていてよくない。
(とくにうちとか)
と常にブツブツ言っているくせに、
そういうときだけは、
「ゲームは現場で作っているんだ!」
と妙に職人気質になってしまう。
困ったもんだ。

自分に唯一ある自負は、
ともかくこの10年、
ふてくされず、作り続けてきた。
ずっと現場にいた。
実際に手を動かし、
胃をキリキリさせ、
目を真っ赤にし、
腰をぱんぱんにして動いていた。
それだけだ。
結果はちっとも芳しくないので、
誇れるとしたらそのことぐらいだ。

負けないことが大切なら、
やるよりやらないほうが「勝ち」なこともある、
ということも言えてしまう。
これは悔しいし、もったいないと思う。
ということを
ちゃんと語れない、口で勝てない自分。
きっとイライラしてた本当の原因は
そういうもどかしい自分に対してだったんだな。
と今わかった。


2008/09/11(木)
CDEDC終了

慣れないお仕事というか、仕事じゃないんだけど、
CEDECの講演が終わった。
何回やっても講演はなれない。
こういうことを生業にしている人の気が知れない。
ともかくやっと一安心。

今回は『遺伝的アルゴリズム』という
『アストロノーカ』で使った
AIの基本的な原理の説明だったので、
何かのお役に立てるかもしれないので、
どっかにpdfの形ででも、
アップしておきたいと思います。

これで仕事に専念できますです。
さーーて、プロジェクトも最終局面。
問題山積、バグ山積、疲労山積、
どの山から崩していこうか。


2008/09/09(火)
紛らわしい

だいたい、工業用材料として売る米を
「フーズ」と名の付く会社に卸すのがおかしい。
紛らわしい!
と思っていた矢先、
うわああああ、
かなりお世話になってた『クラコット』
があの三笠フーヅの製品だったんだ!
と思ったら、
事故米を売ってたテロ会社は、三笠フーズだった。
紛らわしい!紛らわしすぎる!
っていうか、気の毒すぎる>三笠フーヅ!
ちなみに、
「フード」の複数形だから、
「ズ」じゃなくって「ヅ」だろ、やっぱり。

書類を整理していたら、
その昔
『ジャックと豆の木』プロジェクトに入りたいと思い、
出願していた書類が見つかった。
1995年の書類だ。
"
<最近のゲームについて感じていること>
今のゲームの市場を見ていると、
ハリウッド映画とコミケットの香りがします。
ハリウッド映画的な現象としては、
・○○○2、3といったタイトルをよく見受ける。
・無難な内容、システムの作品が多い。
コミケット的香りの現象としては、
・既成のゲームにあこがれて作った(と思われる)作品が多い。
・時々内輪受け的な内容を見受ける。
・伝えるための努力をしていない。
などを感じます。

これはきっと、
大人の「マーケッティング」や、
子どもの「あこがれ」だけで作った作品なのでは
ないだろうかという気がします。

で、私は、そういう状況や作品に
「不満」や「退屈」や「怒り」を感じています。
それでいて、
この世界にもっと深く入り込んでみたいと思うのは、
同時に「愛」も感じているためだと思います。
"
かわんねーな、おれ。
全然進歩なし?(笑)


2008/09/08(月)
金の獅子賞

ポニョもクロラもアキレスも
賞を取れなくて残念だった。
でもこうした脚光を浴びるだけでもうらやましい。
ゲームの世界でも金の獅子賞に相当する賞が存在する。
しかも、一昨昨年(だったっけ)日本人、
っていうかマイミクが受賞している。
もちろん、
新聞やテレビに大々的に報告されても良い快挙だ。
なのに、
業界の外ではあまり知られていない。
これはもったいないし、悔しい。
業界全体が、「外」に向かって
ちゃんとアピールしてほしい。

ついでに。
アニメ、コミック、ゲームは
資源のない日本の重要な輸出品かつ文化なので、
韓国のようにもっと力を貸して欲しい。
とりあえず、
ゲーム業界関係者は税金0とかお願いします。

水泳の水島選手の国民栄誉賞は文句ありませんが、
だったら、N社の宮本氏にもあげてください。

明後日の講演の資料が全然できあがっていないので、
かなりヤバイっす。
ってことで、きょうはこのへんで。


2008/09/03(水)
半分までしか進めない

きっと、次の総理は
景気刺激策という名の下に、
お金をばらまくんだろーなー。
(そう言う人が選ばれるんだろうな)
視野にあるのは、次の総選挙に勝つことだろうなー。
選挙に勝つには、
ばらまくしかないと思ってるんだろうなー。
自民党に票を入れてくれる
「お得意さん」のところにばらまくんだろーなー。
うちには、絶対にばらまかれないだろうなー。
だれが借金をかえすんだろー。
ばらまく対象が「お得意さん」だけでいいの?
ばらまけば景気が回復するの?
使う計画の具体性にくらべて、
使ったあとの始末の具体性が全然見えてこないんですけど。
とか、
そういうことあまり考えないんだろうなー。
傍観者的な言い方だけど、
次の選挙までは傍観者だもんなー。
総理を直接選びたいなー。

某ゲームが、難しすぎて半分までしか進めない。
1つ1つクリアして先に進むゲームなので、
1つのステージで詰まると先に進めない。
もっとも、先のステージは、
今詰まっているステージより
難易度が高いに決まっているから、
どのみち、また詰まることになるんだろうけど。

なんか、
買ったコンテンツの半分が遊べないなんて、
とても損をした気分になる。
下手なお前が悪い。
、、、のか?
ゲームの常識ってのはそうかもしれないけど、
買った商品の半分しか使えないというのは
一般常識からして離れているような気がする。

そういえば、
ゲームってあまりまじめにやったことがないので、
今までそういう悔しいとか損をしてるとか
感じることはあまりなかったけど、
カジュアル・ユーザーを増やすと言うことは、
そういう点にも注意しないといけないってことだな。
授業料、授業料、
そう自分を納得させようか。

もっとも、
ゲームの難しい、簡単なんて
おもしろい、つまらないレベルに
主観的な問題なのかもしれない。
また、
誰でも簡単に進めるというレベル調整が
ゲームの緊張感や張り合いを
なくしてしまうことは明白だ。
となると、
「せめて全体の2/3は遊べるようにして欲しい」
というリクエストは、
一件無茶な話のように思える。
しかし、
「1つのステージをクリアしないと先に進めない」
というルールはいかようにでも変更できるはずだ。
ダイレクトにそのステージをクリアできなくても、
代替策(コツコツ何かを集めればいいとか)で、
先に進める。
そうしたことはできるはずだ。
つまり、常識のように語られる
「1つのステージをクリアしないと先に進めない」
というようなゲームの定石を
一から見直す必要があるってことだろう。
きっと、他にもいっぱい
本当に必要?本当に正しい?
という「定石」があるはずだ。


2008/09/02(火)
噛む力

ゲリラ豪雨。
豪雨に見舞われている隣の区では曇り。
そんな局所的な豪雨、よけようがありません。
大型のレーダーを使っても、
予想も無理みたいだけど、
ビルの上にいっぱい立っている
携帯電話の基地局のアンテナに、
気圧計をつけるとかどうなんだろう。
んで、
気象庁に各アンテナの気圧の変動を伝える。
そうするとかなり細かい気圧の遷移データが
採れるんじゃないかな。

食べ物では、「噛む力」に注目している様子。
最近の食べ物は、
ほんと「ソフト」一点張りだからなー。
柔らかい=おいしいと勘違いしちゃう。
甘い=おいしい、
激辛=おいしい、
多い=おいしい、
安い=おいしい、
が幻想であると同様に、
柔らかい=おいしいも間違いだ。
固いが故においしいという食べ物が
売りづらくなっている市場はよくない。
なにかにつけ、
「多様性」がなくなるのはよくない。

「噛む力」とはイコール理解する力
と考えると、同じような現象が
ゲームや小説、映画、マンガなどにも起こっている気がする。
テレビなんてもっともそれが進んでいる。
やりごたえが、解くことの難しさではなく、
解く量だけに転嫁されていってしまうのは残念だ。
たまには、
1日チャレンジしてても、
わからない、クリアできない、
そういう「歯ごたえ」があってもよさそうなものだ。
口に入れた瞬間、すぐに解ける。
向こうから解けてくれる。
噛む(自分で考える)必要なし!
そうじゃないとユーザーがついてこないから、
そういうソフトが売れるから、
そういう判断基準だけで
ソフトが作られていくのは、さみしい。
むしろ、
使う側の人の方がそういうことを感じている。
脳ドリル系が売れたのは、
そういう欲求の現れの一つだろう。

現状のユーザーに合わせてモノを作ることは、
ユーザーを育てる、
つまり市場を育てることにはならない。
むしろ、長期的に見れば、
市場を衰退させることになる。
啓蒙するというのはおこがましい考えだけど、
市場を先導するくらいのことはしないといけないと思う。
そういう先行投資が全くなされないのは困る。
今売れている×××という要素がどのくらい入っているか、
そういうマーケッティングが幅をきかせているのは、
とってもつまらないことだ。

「ほら、今しか見ていないマーケッティングなんて、
意味ないでしょ。
そんな仕事だったら小学生にだってできる」
と言ってやりたいと思って、もー10年!
こういう発言は、
勝ち組しか言ってはいけないと思っているので、
ずっと、言えないでいる(笑)




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