人間風車

2009/03/27(金)
無料経済

無料経済』なんて言葉が、
もー、ちゃんとあるんですね。
すでにインターネットの世界では、
ニュースにしても音楽にしても
ゲームにしても映像にしても、
当たり前のように「無料のサービス」が存在する。

ちょっと前までは、まだ、
どの分野にしても、
有料のサービス(商品)とそれらは、
質的に大きな違いがあったので、
有料サービスを脅かす存在ではなかったし、
むしろ、
プロモーション的な意味では、
ウエルカムな存在でもあった。
が、しかし、今では、
とっても無料のサービスの質が上がっていて、
質的な差も縮まっているし、
だいたい、
ユーザーがそういう質の差に
こだわっているかというとあやしいし、
[タダ:質]の天秤ではかれば、
タダが勝つことも多いだろう。

ここらあたりは、
ゲームを例にすると
とてもよく実感できる。
10分、20分の時間つぶしなら、
ネット上に転がっている無料ゲームで十分だし、
ネットゲームなんかでは、
まずは無料会員としてログインして、
気に入れば有料会員になる、
あるいは有料アイテムを買うことができる。
どちらにしても、
一歩目は、『無料経済』。

商品事業は、どう対応していくんだろう。
あくまで、質とボリュームの差で
対抗していくのだろうか。
それは、
かなり、体力を消耗する戦いになりそうだ。
それとも、
今のネットゲームの主流がそうであるように、
無料部分を組み込んでいくことになるのだろうか。
あるいは、
有料バージョン、無料バージョンの
2バージョンを作っていくんだろうか。

久しぶりに、
ダイレクトに自分に関係ありそうな
ITトピックだ。


2009/03/25(水)
ワンセグ元年

人の幸せがこううれしいとはw!

WBCの決勝戦が行われてたころ、
新宿にいたんですけどね、
もー、
みんな携帯電話を「見ている」んですよ。
ウィークデイの昼間だから、
ほとんどの人は仕事中だから、
腰を据えてテレビを見ているわけにいかない。
移動中とか食事中くらいしか見られない。
ご多分に漏れず、
おれもタリーズでお茶しながら見てたのでした。
家でじっくり見られないとき、
リアルタイムじゃないと意味がないとき、
携帯電話のワンセグ機能はとても重宝。
こういうのを見るためにあったといっても
イイくらいの機能。
しかも、試合内容があれ。
もー、すべてお膳立てされてた。
あたしは勝手に今年を
『ワンセグ元年』と名付けました。


2009/03/23(月)
なんで5回も

WBC盛り上がってるなー。
やっぱり、野球というスポーツ自体はおもしろい!
以前にも書いたけど、
野球がおもしろいのは、序盤と終盤(だけ)。
実際に、今大会でも試合が動いているのは、
序盤と終盤だ。
中盤は試合が安定してしまって大きな動きが少ない。
(会場に行っていても、睡魔に襲われることがあるくらい)
なのに、
普段の野球中継は、中盤しか放映しない。
これじゃー、おもしろいわけがない。
客が減るのもムリもない。
このあたりをちゃんとクリアしないと
おもしろいスポーツであるということすら、
伝わらなくなってしまう。

それから、
やはり、
ナショナリズムにうったえる戦い(国別対抗)ってのは、
わかりやすくて燃えやすい。
きっと、生物原理に即した仕様だからだろうな。

それはそうと、
きっとみんなが思っていることだろうと思うけど、
なんで韓国と5回もあたるんだぁ?
これはどう考えたって仕様的にヘンだ。
(仕事柄、つい気になってしまう)
トーナメント表を見てみると、
どーも、
2次ラウンドの組み合わせがまずい気がする。
予選リーグは4組。
2次ラウンドは、各組1位、2位の8チーム。
なるべくいろんな国と対戦した方が
公平だという観点に立てば、
2次ラウンドの組み合わせは、例えば、
1組(予選:A組1位、B組2位、C組1位、D組2位)
2組(予選:A組2位、B組1位、C組2位、D組1位)
としたほうが、
バリエーションが出る。
しかし、実際は、
1組(予選:A組1位、A組2位、B組1位、B組2位)
2組(予選:C組1位、C組2位、D組1位、D組2位)
となっている。
これでは、
予選A組、B組のチームとC組、D組の組み合わせは、
決勝トーナメントに行かない限り実現しない。
これは、もったいないし、
仮に、A組、B組に強豪チームが偏っていたら、
C組、D組は断然有利になってしまう。

そう思って見てみると、
アメリカが楽?得?に見えてしまう
気がしないでもない。
主催者特権か!(笑)
さすが「自分たちのWBC」と
言ってしまうだけのことはある(笑)
まー、それはよしとして、
ドミニカとかベネズエラと日本の戦いとかも
見てみたかったなー。


2009/03/17(火)
クリアすると手に入る

###をクリアすると新たな###が手に入る
という仕様が
ゲームでは定石的に使われる。
例えば、
アイテムを#個集めとか、
エリア#までたどり着いたとか、
レベルを#をクリアしたとか、
そういうことが条件となって、
新しいアイテムやステージやレベルが
遊べるようになるという仕様。

これは、
だんだんと遊びが増えていくという
ご褒美的意味合いや
ゲームを続けるモチベーションや
クリアする動機になるという理由から
組み込まれることが多い。

しかし、もちろん
「増える」わけではない。
あらかじめROM内に入っている遊びが
「解放」されるだけの話だ。
考えようによっては、
全ての遊びはある条件を満たすまでやらせませんよ
と言っているとも言える。
お金を出して買ったのに、
ROM丸ごと自分のモノなのに、
遊ばせてもらえないことになる。

どこをどう、どの順で遊ぼうが
それは買った人の自由だ。
映画だってマンガだって音楽だって食事だって
どこから手を付けようが
どれだけ手を付けようが
すべてお客の自由だ。
100ページ目まで読んだ人だけが
200ページ目から先が読めるようになる
なんて本があったらどうだろうか。
読み進むモチベーションになると感じるだろうか。
読み進んだご褒美と感じるだろうか。

そういう視点で見ると、
クリアしたら遊べるようになるという仕様は
なんだかとても理不尽に思えてくる。
ヘタでも難易度の高いステージに
挑戦したいと思うこともあるだろう。
出来る出来ないに関係なく、
全ての要素に見てみたいと思うこともあるだろう。
そういう人を無視した仕様とも言える。
自分のモノなのに、
全てを遊ぶことが出来ない。
考えれば考えるほど、
不条理に感じてきたりする。

そういう不条理な仕組みを歓迎しているのは、
ユーザーよりむしろ開発者なんだろう。
いかにも遊びの仕掛けのように見える
あたりに甘んじている気がしないでもない。
う~~ん、やっぱり
おれはそういう仕組みを入れないように
がんばろう。


2009/03/16(月)
炭と塩

>炭火焼き×××と塩×××とか言われると
それだけで、
おいしそうに感じてしまう。

考えようによっては不思議だ。

21世紀にもなって、
調理道具が炭。
調味料が塩。
最も古い調理道具と調味料。
科学の進歩がどこにも含まれていない。
IH調理器に合成調味料のほうが、
ある意味自然のような気がするのだが、
IH調理器に合成調味料。
逆にとてもまずそうに感じてしまうのはなぜ。
他の分野、
車だって家電だって家具だって、
服だって紙だって食器だって
文学だって音楽だって絵画だって、
古いモノもそれなりのよさはあるけど、
今の時代にムリなくしっくりくるのは、
今の時代のモノであることが多い。
それなのに味の分野だけが、
炭と塩が未だに存在しているどころか、
高級、おいしい、正しい
みたいな冠までいただいているのは、
不思議だ。


2009/03/13(金)
ヤバイ予感

ある記事の指摘。
野球ほど殺伐としたゲームはない。
用語に死とか殺とかが多い。
たしかにね。
2死1塁。
併殺打。
デッドボール。
憤死、、、などなど
これは偶然ではなく、
戦意高揚のためだったというあたりがへー。

高速道路乗り放題1000円問題」
政治家の思いつきで
システムを作り替える人たちの苦労が伺われる。
そうでなくても、
自由度の高い乗り換えがあるから、
料金の計算って
けっこう複雑になっているだろうから、
値下げだけでもけっこう大変と思われるところに、
「東京、大阪圏をのぞく」という条件付きだから、
その場合分けとかなんとか、
相当大変だろうなー。

ゲームも10年も作っていると
プログラムのことはさっぱりわからなくても、
なんとなく、そういう修正は、
なんかヤバイこと起こしそうだとか、
そういうイヤな予感というか予知が
できるようになっていく。
具体的にどこに不具合が起こるかとか
想定できないけど、
なんとなく、
そのタイミングでそこをいじるのはヤバイ
という直感が働くようになってくる。
他人様のプロジェクトについてもしかり。
これから通信周りをいじるのかーとか、
そういう話をきくと、
関係ないけど、ぞ~~~~っとしてしまう。


2009/03/11(水)
花粉症と風邪

花粉症はほとんど風邪と症状が変わらない。
微熱が出て、鼻水が出て、体がだるい。
だから、
花粉症の季節に風邪を引くと、
どっちなのかなかなかわからない。
咳が出てはじめて、
風邪だったのか!と気がつく有様。
全然、お門違いの薬を飲んでいたことになる。

花粉症と風邪を両方やったら、
微熱も鼻水も倍になるんだろうか、、、
いけない理科系魂が実験したがって困る。

人間の免疫系細胞(T細胞)は、
生まれてまもなく胸腺で
だれが敵(抗原)なのか学習する。
完全にプリセットされた細胞ではないのは、
その時、その人、その環境によって違う敵に対して、
臨機応変に対応できるようにするためだろう。
せっかくこういう学習機能があるのに、
なんでずっと花粉を敵視するのか不思議だ。
T細胞に問いたい。
この40余年の間、
一度だって杉花粉が
私の体に悪さをしたことがありますか?
よおおおく考えてもらいたい。
確かに、異種タンパクではあるから、
排除は必要だろうけど、
ここまで大げさに反応する必要がありますか?
と。

将来は、
(体外で)学習済みのT細胞を
体に送り込むとかいう技術もできそうだ。
世界中のみんなのT細胞の学習データを集めて、
それを取り込んだ優等生なT細胞を
体に組み込むことなんてこともできるのかな。
日本中の杉を無花粉杉にするのと
どっちの実現が早いんだろうか、、、
オレが死ぬ方が早いな、きっと(笑)


2009/03/09(月)
非ゲーム会社がゲームで

ほら、結局あれから
さして議論が深まったわけでもなく、
小学生の学級会のような討論というか口論をして、
日程だけがいたずらに伸びて、
ようやく定額給付金施行。

それはそうと、
定額給付金は口座振り込みにしない方がいいと思う。
一度、口座に入ったお金って、
それまでの貯金と区分けできないし、
現金で財布に入ったお金に比べたら、
使われる率は相当低いはず。
最終的には定額給付金は、
生活支援ではなく経済刺激のため、
と「決まった」わけだから、
これはまずい。
それに、
お父さんの給料が振り込みになって
お父さんの威厳がなくなったのと同じで、
振り込まれたお金だと
感謝の気持ちまで薄い。
もし、
選挙用のことなども視野に入っていたとしたら
求められてもいないし、感謝もされないじゃー、
ちょっと費用対効果が悪すぎる。

最近、
iphone,itouchのテレビのCFがながれているが、
売りが「ゲームの通販」になっている。
appleがやるとゲームすらおしゃれに見える
ってあたりに驚くとともに、
ひょっとすると、
ダウンロードでカジュアルにゲームを遊ぶ
っていう習慣は、
彼らが牽引してくれるのではと思ったりした。
PS1が出たときの同じように、
ゲームをするってかっこわるくない。
むしろ、
そういう「余裕」もあるっておしゃれ
みたいな空気を醸し出せるのが、
appleの最大の強みだ。

ゲーム離れした人をゲームに戻すため、
ゲームじゃない遊びを提供すると言うことで、
N社は成功したけど、
appleは
純然たるゲームでお客を呼び込もうとしている。
ゲーム会社が非ゲームで、
非ゲーム会社がゲームで、
というアタリの構造がおもしろい。


2009/03/05(木)
自爆

またしても、
選挙前に民主党が自爆か!w
今度の選挙は
どっちがいいかっていうより、
どっちがひどいかっていう視点での
減点合戦になりそうだ。

もし、事実なら
企業から個人政治家への献金というのは
党首であることを含めて
ちょっとヤバイ気がするが、
それ以上に、
もし、事実なら、
小沢さんが言っている
「自民党の圧力で検察が動いた」
ということの方が大ヤバである。
そんなこと、できるのか?
そんなこと口走ってしまって大丈夫なのか?
根拠あるのか?
あるいは、
そんなこと政界の常識なのか?
ともかくあの発言にはビックリした。
しかも、
角栄の秘蔵っ子小沢氏の発言だもの、
妙にリアリティーがあって、
なんだか、ぞっとする。
献金のルール違反以上にぞっとする話だ。

与党に反対するのが野党の仕事だろうけど、
物事の決定を遅らせるのが目的の反対って
ちょっと違う気がする。
っていうか、お前らもひどいと思う。
国という船が沈もうとしている現在、
「ちょっとだけ休戦して、与党に協力します」
とか言ったら、
カッコイイのになーと思うんだけど。

政党に限らず、否定するだけの人は嫌いだ。
否定することでちょっと上、
(お前らより深く考慮している)風に
ちょっと上から目線で語るのがイヤだし、
その案件に反対と言うより、
内容がどうであれ、
まず反対することが第一という
姿勢だからこまってしまう。
こういう人が会議に1人いたりすると
とっても進行が遅れる。
会議の質も落ちる。
彼の指摘した「欠点」以上にマイナスが生じる。


2009/03/03(火)
振り子の原理

ここのところのゲームの売れ筋を見ていると、
ゲームゲームしたゲームが売れてる。
オーソドックスな、あるいは、
コアユーザー向けなゲームが売れている、
そういう先祖返り現象が見られる
と思っているのはおれだけでしょうか。

ツール系が一段落したとも、
(ネタがなくなった)
典型的ゲームがようやく充実してきたとも
言えるのかもしれないけど、
典型的ゲーム<ー>非ゲームへと
振り子のように、
極端に両端に揺れているのがおもしろい。
一般的に、全体の興味というのは、
そういう振り子型に揺れるモノなんだろう。
これが同じく、振り子のように
だんだんと揺れが小さくなって
ゲーム的要素+ツール的要素が合まじった
真ん中アタリで止まってくれると
うちとしてはドンピシャなんだけどなー
と思うんだけど、
外部からエネルギーが投入される
(=いいソフトが供給され続ける)
ず~~っとこのまま
激しく揺れ続ける可能性もある。

それはそれで見ていておもしろいけど、
どちらの「端」にもいくつもりのない
自分たちとしては困ったもんでもある。

日々一生懸命仕事していいるんだけど、
ふと気がつくと、
『タシテン』を出した2007年10月10日から
1年半あまり何も世に出していない。
早くても夏までは出せそうにない。
2年近くなにも発表できないなんて、
ゲーム業界全体では珍しいことじゃないけど、
うちとしては異例なことだ。
ドッグイヤーどころか、
鶴亀イヤーモードになってしまっている。
ゲームはカジュアルであるべきだ
もっと軽くあるべきだと日々思っているのに、
自分たち自身がそれを実行できていない。
はがゆいなー。




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