■クマって何者?


宇宙動物です。地球の熊の遠い子孫にあたりますが、
知能ははるかに上です。
二足歩行も可能。
■クマの名前は?
人間ではないので、名前はありません。
いえ、正確にいうとちゃんと名前はあるのですが、
人間には聞き取れず、発音できません。
クマ自身もそのことはわかっていて、
人間に対しては名無しで通しています。

■経歴


クマは南銀河にある、無名の小さな無人星に生まれました。
無人とはいっても、人間以外の動物はたくさん住んでいて
幸せに暮らしていたようです。
■演歌を知るきっかけ


長いこと人間がいない星だったクマの故郷にも、
たまに観光客が訪れるようになり
星の動物たちの間では、人間語がちょっとしたブームに。
キツネさんなどは、いちはやく「浮気調査」「離婚調停」などといった
難しい言葉をおぼえ、ブイブイ言わせていたようです。
すっかりブームに乗り遅れたクマですが、道で一冊の本を拾い
「これで一発逆転、ボクの時代が来るぞ」
と張り切って読み始めたのでした。
しかしそれが、たまたま演歌の本だったことから
彼の運命は、大きく変わってゆくことに‥‥。
■地球に着くまで

クマは演歌を極めるべく、地球にむけて旅立ったわけですが
あやしい科学者に捕まったり、ナゾの組織と戦ったり
地球にたどり着くまでに、それはもう、いろいろあったようです。
ゲームを進めてゆくと、その当時のことを
しのばせるメールが来たりするかもしれません。
■好物は
シャケとハチミツ。クマとしては、非常にスタンダードな好みです。
焼肉も大好物のようです。



■宇宙演歌の歴史1 宇宙演歌のもとになっているのは、旧地球時代、とある島国で歌われていた
「演歌」という民謡。
長いこと、マイナーな地方音楽にすぎず、一時は絶滅の危機に瀕していました。

しかし、人類が地球を捨て、宇宙に進出してから数百年。
「やっぱり地球がええのう」という地球リバイバル運動が起きます。
この地球帰還運動の中で、一人の少女が登場しました。
彼女は、失われかけていた哀愁のメロディーを、せつせつと歌い上げ
またたく間に、全宇宙に演歌ブームを巻き起こしました。

その少女の名は、身空つばめ。
その後、40年に渡り、大スターとして君臨した彼女は
「永遠の演歌の女王」と呼ばれています。
彼女の手によって、新しい時代の演歌
「宇宙演歌」は誕生したのでした。

■宇宙演歌の歴史2 前述のように、宇宙演歌の誕生は、地球リバイバルとセットになっていました。
その頃、一度見捨てられた星、地球は、荒れ果てており
旧時代の文化遺産も、ほとんど失われていました。
人類は、多大な資金と労力をつぎこみ、地球を復興させたのです。
この後の地球は、「新地球」と呼ばれ
現在も、「宇宙演歌の聖地」とされています。

新地球の復興とともに、地球帰還運動はいちおう沈静化し
かわってやってきたのが、宇宙演歌への大弾圧でした。

あまりにも人気があった宇宙演歌を、宇宙文化省は
「人心を惑わし、元気をなくす」という理由から規制しようとしたのです。
なんとも無茶苦茶な話で、裏には、音楽利権をめぐる汚い取引があったと
いわれています。
しかし、他ジャンルの音楽家たちは、こぞってこれに便乗し
大規模な演歌反対デモを、宇宙中で繰り広げたのです。

こうして、宇宙演歌協会は、文化省の出した「新曲発表は年四回」という
規制法案を、呑まざるを得なくなりました。
いまでも、この悪法は撤廃されていません。


■宇宙演歌の歴史3 弾圧にもめげず、宇宙演歌は宇宙中にひろがり、人々に愛されつづけました。
身空つばめの死後は、群雄割拠の時代が続きました。
人間以外の歌手もだんだんと増え、ファンも細分化され、もはや宇宙演歌といっても
まさにピンからキリ、多種多様です。
「ドン」と呼ばれる北川十五郎、「女帝」さざなみ花子なども
かつての身空つばめのような、絶対的なナンバーワンではありません。
宇宙演歌界は、スーパースターの出現を待ち望んでいるのです。


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