MMTV ロビット・モン・ジャ

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ロビット・モン・ジャ 大反響?

ロビット・モン・ジャ

ハナウマ星より316光年のかなたにある地球では、本日ついに、「ロビット・モン・ジャ」が店頭に並んだという。

アロハ男爵別荘事件より3世紀あまり、問題もまったく起こらず宇宙的英雄も全然おらず宇宙的観光名所もまるでなく、無数の名もない星のひとつとして埋もれようとしていたわがハナウマ星の名が、銀河中にとどろく日が来たのである!

さっそく本紙記者は、この歴史的事件の喜びを分かち合うため、プレイステーションと「ロビット・モン・ジャ」を持って、再度、関係者を訪問することにした。

 

前回の人選ミスの反省を生かし、本紙記者は、知性と教養にあふれた人物を選ぶことにした。すなわち、わが星の誇る巨匠小説家、エストラゴン氏である。

苦労のすえ、ナモナイ岬の自宅にたどりついた本紙記者は、さっそく取材を申し入れたが、亡霊のような雰囲気の、編集者と名乗る人物に阻止された。

「‥‥先生は、先生はいま、<ドキドキ死霊帝国・恋の団体交渉の巻>のご執筆でお忙しいのです。お願いです!どうか、どうか、お帰りください!お願いします!お願いします!」

と、土下座する編集者氏。その壮絶な目つきに気圧されて帰ろうとした時、家の奥からエストラゴン氏その人が現れたのである。

「せ、せんせー!は、早く原稿を!」

「うーむ、まあ待ちたまえ。私の繊細な想像力を飛翔させるためには、ぜひともそのゲームを遊ぶ必要があるのだ!‥‥うーむ、これは、なかなか‥‥。おっ、おおっ!来た来た来た来た、ついに来たぞ!素晴らしいアイデアが泉のように湧いてきたぞ!」

「や、やりましたね先生!」

「‥‥地区予選の三回戦は‥‥9回裏の2死満塁‥‥ア、アニキの肩にバット型のあざが‥‥見よ、魔球・各駅停車カーブ‥‥おおおお!これは歴史に残る大傑作だ!」

「せんせー!それ全然違います!もういやだ、先生を殺してボクも死ぬー!うわーん!」


‥‥修羅場と化したエストラゴン宅を、そそくさと後にする本紙記者であった。


こうなったら最後の望み、本紙記者は、「ロビット・モン・ジャ」の主人公である宇宙市役所職員、通称ロビット氏のもとへ赴くことにした。

ロビット氏は現在、宇宙市役所ハナウマ駐在所にて、日夜公務にはげんでいる。ハナウマ国際空港のそばの駐在所を訪ねたが、ロビット氏は不在で、上司の「主任」氏が、居眠りしているだけであった。

「‥‥あ?ロビット君?ええっと‥‥。
彼なら、いまコニシさんの洗濯物を取りにいってて、その後大統領オフィスで爆発した壁を修理、その後はドットとポーズの練習、それから盆栽老人とジェニーちゃんの小枝切り、ええとそれから‥‥。ま、このスケジュールだと1週間は帰ってこないなー。ふわわわわ‥‥」

そう語るなり、また居眠りを始める主任氏。相変わらずハードな毎日を送るロビット氏に同情しつつ、本紙記者はとぼとぼと帰途につくのであった。

と、このように、「ロビット・モン・ジャ」発売にともない、‥‥まったく盛り上がっていないハナウマ星。はたしてこれでいいのか?と、本紙は強く主張したい。


(担当 マラカンドラ)






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